モノローグ
ミウです。
『ボクは将来サンタクロースになるんだ』
小さい時、そう思っていた人、いますよね? 私もそうでした。でも、それはかなわぬ夢でした。
なぜ? だってサンタクロースは男の人だから……。
ですから、私にとってサンタクロースは「憧れの人」でした。
クリスマスは、信じていれば願いが叶う聖夜……。そして子供達の願いを叶えてくれるのが、サンタクロースです。
でも、実際はっきりサンタクロースを見たことある子はいませんよね。イブの夜、一生懸命起きていてもいつのまにか寝てしまっていて、気が付くと枕もとに欲しかったプレゼントが置いてあるんです。
それが紛れもなくサンタクロースが来てくれた証拠……。
そして、いつ頃からか、そのプレゼントを置いてくれるのはサンタクロースではなく、お父さんやお母さんであると思ってしまいます。大人になるにつれて無くなっていく『夢』の一つです。
でも、私は今でも枕もとにプレゼントを置いてくれたのはサンタクロースであることを信じています。おかしいでしょ? と同時に枕もとにプレゼントを置いてくれたのはお父さんということも知っています。面白いでしょ?
だって、私のお父さんは……。
7/27;二人称で書かれているよう見えたのを変更してみました。