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終わりなき物語  作者: 妄想の達人
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1章 異世界転生 第1話異世界に転生する

今、一人の青年が死にかけている。彼の名は田中闘志(たなかとうし)今年で17歳になる高校一年生である。なぜ彼は今瀕死に追い込まれているのかその経緯を説明しよう________________________


彼、田中闘志にはある特性があった。それは異常なほどの成長の早さである。彼はは昔から優秀な能力を持っていた。頭角を表しはじめたのは中学生になってからだ。


彼は陸上部に入ったが、もともとあまり運動をしていないこととあまり積極的に活動をしていなかったことで周りの人間は彼は大して伸びないだろうと考え、彼自信もそう考えていた。しかし、彼はその予想を遥かに越えて学校初の全国大会出場を果たし見事優勝したのである。


この辺りから彼は自信の異常性に気づきはじめた。なんせ異常な成長スピードに加えて、本来来るはずの成長限界が来ないのである。彼はその事実に気が付き喜んだ。そして順調に成長し続けた。


だがそんなある日大きな不幸が彼を襲うこととなる。それは高校一年生となってしばらくした頃であった。彼は自信の特性に気付いてから成長し続けこの頃は周りの人間に自信の異常を悟られないようにするのが大変なほどであった。


彼の体は見た目は普通であるのに、その拳は岩を砕き、体は10メートルほどの落下なら無傷で耐えられるくらい丈夫な物になっていた。成長は身体能力だけにとどまらず知能も学校のテストでテスト期間に勉強せずともトップ10に入るくらいには成長していた(こちらはあまりほとんどしなかったため身体能力ほど異常なことにはならなかった)。


そうして順風満帆な学生生活を送っていた彼がいつものように学校に自転車で向かっているときだった。ある交差点を渡っていると突然体に強い衝撃を感じた。車に引かれたのである。しかし彼の体はその衝撃にも余裕で耐えた。だが不幸は続く。


彼が飛ばされた先には積み荷を大量に積んだ大型トラックが走っていた。トラックの運転手は彼に気づきブレーキをかけたが一足遅く彼はトラックの下敷きになってしまった。いくら彼の体が異常であっても積み荷を積んだ大型トラックの重さには敵わず骨が折れてしまった。それで終わればまだ命は助かったが二度あることは三度ある。


骨が折れて動けない彼の上にトラックの積み荷が落下してきたのである。彼は避けようとしたものの動けず直撃してしまう。そして積み荷のうちの一つの尖った部分が運悪く彼に刺さってしまった。そしてさらに運の悪いことに刺さった場所が心臓であった。


そうして彼はその短い人生に終わりを告げた。


彼の魂は輪廻の輪に入り新たな人生を迎えるはずだったが、輪廻の輪に入り損ねてしまった。そして彼の魂は地球とは全く別の、異世界へ、剣と魔法が支配する異世界へと運ばれていった。



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