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この世の中で  作者: ib
8/71

第8話(生徒会の罠)

暖かくなってきましたね(´∀`)


明日も夜投稿予定です。


黒峰達が音楽室を目指し始めたその頃。


生徒会室では四人の生徒が話し合っていた。



高橋「放送してみたが来る者はいると思うか?」


副会長「あの気持ち悪い口調面白かったなぁ笑」


書記「まじキモかった〜。」


会計「会長の質問に答えましょうよ!!」


副会長「馬鹿なやつは来るべー。」


書記「来たら殺されるのにね~クスクス。」


高橋「ここで待っていればとりあえず生存者がいるかいないかわかるだろう。」


会計「会長!こんなの電子手帳に書いてありました?」


高橋「なんだ?」



電子手帳には順位によって呼び方があることが記載されていた。



高橋「誰かが情報を得ると記載されていくシステムなのかもな。」


書記「え~でもさっきうちらが見つけた6位の情報は載ってないじゃーん」


副会長「載るものと載らないものがあるんだろー。」


会計「見つけたら有利になるものと、共有されるものがあるってことですか……。」


会長「ここに書いてある絶望級なんて日本の中でたった十人だぞ。この東京に一人いるかいないかだろう。」


書記「うちら優秀だからその一人と当たらなければ大抵殺せちゃうもんね〜」


副会長「油断は禁物だがな。」



コンコンコン。


あのー。放送聞いて来たんですけど、入ってもよろしいでしょうか…?



会長「来たぞお前ら。絶好のカモが……!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




???「ここってどこー?」


???「学校のようだな。」


???「さっきから危ない人達が襲ってくるし中に避難しない?」


???「お前が一番ノリノリに撃退してるんだけどな……」


???「なんか言った?」


???「なんでも……ないです。」




ピーンポーンパーンポーン


校舎内にいる生徒及び先生に連絡です。


僕は生徒会長の高橋正(たかはしただし)です。


同じ学校の人同士で争うのはやめませんか?


もし、まだ生き残っていて協力してくれる方がいましたら三階生徒会室にて待っています!



???「中に人いるみたいだがいいのか?(あおい)。」


葵「でもいい人みたいだし行こうよ〜♪」


???「随分気楽なもんだ……。」


葵「なんか言った?」


???「なんでも……ないです。」




二人は校内へ入り、学校案内のパンフレットを手に取った。



葵「生徒会室って言ってたよね〜。」


???「三階にあるみたいだな。」


葵「ほら行くよ行くよ~。」



階段を登って行き、生徒会室の前で足を止める。



???「ちょっと待て、凄い殺気を感じる。葵少し離れて様子を見てろ。」



葵と呼ばれる女性も、この男性のただならぬ雰囲気を感じ取り指示に従う。



コンコンコン。


あのー。放送聞いて来たんですけど、入ってもよろしいでしょうか…?


こんなところだろうか……あとは向こうの様子を見る。



高橋「お待ちしておりました〜。どうぞ中へ。」


???「それでは失礼しま……」



バゴォオオオオオオン!!!!!!


凄まじい爆発音と共に生徒会室のドアが消し飛んだ。



副会長「やりすぎたかも!ごめーん!笑」


高橋「少しは加減しろこの馬鹿。」


葵「え……研二(けんじ)?」


研二「葵こっちだ。まだ連中は気づいていない。」


葵「よ、よかった。」



予想していたのか研二は攻撃を避け、柱の影に隠れていた。



高橋「仕留めたのか?」


副会長「さあ?どんなやつかすら見えなかったわ~。」


書記「会計あんたならわかるでしょ!早くして。」


会計「は、はい……!えーとあの柱の影に二人、隣の教室に三人、資料室に五人、理科室に七人、保健室に二人ですね。」


副会長「そんなにこの階に人がいるのか?」


高橋「会計は死人の数も含めてしまうからな。範囲もこの三階のみになってしまう。」


書記「使えねーなぁ。隣の教室は殺した連中なのは間違いないから他の場所探すよ。」


高橋「会計お前はここに残れ。誰か来た時は話を聞くだけ聞け。お前は戦闘不向きだからそれで充分だ。」


会計「は、はい!皆さんが帰ってくるまで時間を稼ぎます!」


高橋「書記お前は資料室。副会長には柱の影に行ってもらう。」


書記「はいよー。」


副会長「了解した。」


高橋「俺は理科室へ向かう。」


葵「どうする研二?こっちに誰か来るよ……。」


研二「どうやら一人のようだな…迎え撃つぞ!」



二人が隠れているのは柱の影。


そこへ人影が近づいてくる。



葵「殺られる前に殺る!!」



葵は手から針を飛ばす。


それをひらりとかわす影。


また手から…いや今度は足から針が飛んでくる。


彼女の能力はどうやら針を全身から出せるもののようだ。


思わぬところから針が飛んで来たため避けられない……



副会長「避けられないとでも思ったか?」



針は避ける避けない以前の問題で消し飛んでいた。



副会長「お前の能力は見たところ針を出せるものだろう。俺は全身と触れたものを起爆させることが出来る。お前の能力じゃ勝てないよ。」


葵「そ、そんな…。」


副会長「もう一つ教えてやると俺は超人級っていう選ばれし者だ。わかったらさっさと死ね。」


葵「あなた情報をベラベラ話しすぎよ。確かに私は弱いけど研二はどうかしらね。」


副会長「研二?誰だそれは……」



と言いかけて、会計がさっき柱の影に二人いる。と言ったのを思い出した。



副会長「しまっ……」


研二「遅い!」



柱の影から飛び出してきた研二の攻撃を避けられず慌てて体を起爆させる。


しかし副会長が想像していたものと真逆の状況となった。


研二と呼ばれている男が起爆でダメージを負っている。


あんなに自信満々に突っ込んできたからには、こちらに勝てる能力だと思ったが……。

ハッタリだったのか??



研二「さ、さすがに痛いな…」


葵「大丈夫?研二?」


研二「問題ない。一旦引くぞ。」



副会長は追撃を警戒していたが、またもや予想と裏腹に二人組は逃げていった。



副会長「一旦会長に報告するか……。」



副会長は会長の向かった理科室へと足を進めた。


なにやら目眩がしたが気のせいだろうか……。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 ???(→)

6位 ???(→)

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位???(→)


300位 影切千歳(→)影を奪って能力も奪う


9000位 紅美佳(→)炎を操る

9001位 浅蜊健(→)反発


9500位 副会長(new)爆破


12000位 研二(new)触れた敵からダメージを受けた時…


250万位 葵(new)全身から針を出せる


720万位 佐々木知優(→)一日三回まで全回復


891万位 勉学勤(→)頭が良い


892万位 会計(new)一定範囲内の人数がわかる


参加人数893万人



1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級

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