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この世の中で  作者: ib
7/71

第7話(校内放送)

早いもので投稿始めて1週間が経ちました。


明日も夜投稿予定です。

二階は二年の教室が二つ、他に音楽室、美術室、放送室、職員室、校長室がある。


黒峰「職員室はさっき見たな。」


浅蜊「まずは教室からっしょ!いい先輩がいないとも限らないし!」


紅「それには賛成するわ。でも警戒して行くべきね。」


影切「私みたいな人がいるかも…。」


白雪「こ、怖がってたら助けてあげたいですもんね……。」


佐々木「怪我していたら私が治します!」


黒峰「では行くか。」



まず向かったのは2-Aと書かれた教室。


そこに人影はなかった。


あったのはたくさんの死体と開けられた宝箱。



黒峰「見たところこの中身を争ったんだろう。」


浅蜊「そんなにいいものだったのかな?」


勉学「よ、よく平気ですね……。僕はまだ慣れないので吐き気が…。」


佐々木「勤大丈夫?よしよし…。」


紅「美鈴もあまり見ない方がいいわよ。」


白雪「う、うん…。」


黒峰「なにもなかったんだ。次へ行くぞ。」


影切「怖い人いませんように……。」



続いて隣の教室2-Bと書かれた教室に入る。


そこにも大量の死体があった。しかし、宝箱はない。



黒峰「これはまずいかもな。」


紅「そうね。」


浅蜊「え、なんで?」


勉学「争うものがなかったのに大量の死体があるということは、快楽殺人している可能性があるということですね。」


黒峰「もしくはランキングを上げたいかだな。」


浅蜊「なるほどね〜それじゃあ」



ピーンポーンパーンポーン


校舎内にいる生徒及び先生に連絡です。


僕は生徒会長の高橋正(たかはしただし)です。


同じ学校の者同士で争うのはやめませんか?


もし、まだ生き残っていて協力してくれる方がいましたら三階生徒会室にて待っています!



浅蜊の言葉をかき消すように校内放送が流れた。



黒峰「生徒会長か。」


浅蜊「仲間できるじゃん!いってみよーよ!」


黒峰「お前は馬鹿か。」


紅「馬鹿ね。」


白雪「ば、ばか。」


影切「あほ。」


佐々木「まぬけ!」


浅蜊「まってまって!三人くらいなんとなく言ってるよね?!」


白雪「そ、そんなことない。」


影切「ぷいっ。」


浅蜊「凹むなぁ…。だって生徒会長だよ!みんなの心配して……」


黒峰「するわけないだろ。」


紅「言い方が変なのよ。」


勉学「つまりこういうことですね。まだ生き残っていて協力してくれる方と言っていました。しかし、殺し合いしている現場を見ていて会長はなぜ無事なんでしょう?」


浅蜊「そ、それは…」


勉学「協力しない人はどうなるんでしょうね…?」


浅蜊「逆に協力すれば問題ないかも!」


黒峰「それも違うな。」


紅「生き残りを集めて手っ取り早く殲滅したいから呼んでいるのよ。」


浅蜊「うぅ……」



その時背後から何かが飛んでくる。

方向からして影切のほうだ。


黒峰「浅蜊!」



咄嗟に黒峰が浅蜊を影切の方へ蹴飛ばしてその何かを浅蜊が反発で弾く。

その何かは壁に当たり、ぽとりと地面に落ちた。



浅蜊「いったいなぁ…なんだこれ?壁溶けてるし。」


紅「酸かしら。硫酸?」


???「なぜ当たらない。」



襲ってきた生徒は少し驚いたようだった。



???「それならこっちだ。」



今後は白雪に向かって酸を飛ばす。


それを紅が瞬時に焼き尽くす。



???「なんだお前ら?!」


黒峰「諦めたらどうだ。」


???「うるさい!」



三度襲う生徒。今度は黒峰に酸を飛ばす。


黒峰に直撃…せずに酸は後ろの壁を溶かす。



浅蜊「蓮太すげぇ!どうやったの?」


黒峰「ただ避けただけだ。」



避けただけ……?一歩も動いてないように見えたけど。


そう思った紅だが、この生徒を倒すことが先だと思った。



紅「めんどくさいから死ぬか、情報払って見逃して貰うか選びなさいよ。」


???「すみませんでした!!なんでも話します!!」


紅「え?」



紅はハッタリをかけたつもりだったが、呆気に取られるほどの早さで謝る生徒であった。


三回攻撃して三回とも防がれたのだ。無理もない?のだろう。



???「僕は昔から唾液が酸っぱくて、能力も口から強力な酸を出せるというものです。」


紅「汚いわね。」


白雪「き、きたない。」


酸生徒「情報と言えば他に一つだけ持ってて、順位事に呼び方があるみたいなんです。」


黒峰「呼び方?」


酸生徒「はい!1から10位は絶望級。11から100は怪物級。101から1000は化け物級。1001から10000は超人級。このように呼ばれてるみたいです。」


紅「それどこで知ったの?」


酸生徒「さっきたまたま開けた宝箱に載ってました。絶望級は一人で何十万人を倒せる力があるみたいです。」


黒峰「となると少し前に大量に人数が減ったのも頷けるな。」


酸生徒「こんなところでよろしいでしょうか?手を出してしまって本当にすみませんでした!!」


黒峰「今回は見逃してやる。さっさといなくなることだな。」


酸生徒「はい!失礼します!!」



最初の威勢はどこへ行ったのか。まるで別人のようになってしまった生徒であった。



浅蜊「結局名前聞くの忘れてたね~。」


黒峰「興味無いな。」


勉学「でもいい情報が貰えましたね!浅蜊君と紅さんは超人級、影切さんは化け物級ということになります。」


浅蜊「化け物級で千歳ちゃんレベルってことはそれより上はすぐ逃げた方がよさそうだね……笑」



苦笑いを浮かべる浅蜊を他所に黒峰は考え事をしていた。


生徒会長は来たものを全て倒せる自信がある?

または仲間がいるのか…。


最低でも超人級は覚悟しなければならないな…。



黒峰「次は音楽室へ行くぞ。」


浅蜊「なんでー?」


黒峰「放送室は放送してたやつがまだいるかもしれないからな。そこ以外ならどこでもよかったまでだ。」


紅「そうね。行ってみましょう。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



酸生徒「あいつら強すぎんだよ!畜生!化け物級か超人級ってあいつらみたいなやつらのことかよ!」


???「ねえあなた。黒峰君見た?」


酸生徒「ん?どんなやつだ?特徴教えてくれ。」


???「髪が黒くて背が高くて少し上から目線で話す素敵な方よ。」


酸生徒「あのいらつく口調のやつか!酸ぶっかけてやっても効かねえし…。」


???「黒峰君に手を出したの?」


酸生徒「出したけどコテンパンにされちまったからいらいらしてるんだよ!お前で腹いせしてやる。」


???「そう……さすが黒峰君ねっ。」


その言葉を遮るように酸を飛ばす。しかしそれが届く前に彼女の姿は消え、男子生徒の首は飛んでいた。



酸生徒「これが絶望級ってやつか……。」






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 ???(→)

6位 ???(→)

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位???(→)


300位 影切千歳(→)影を奪って能力も奪う


9000位 紅美佳(→)炎を操る

9001位 浅蜊健(→)反発


720万位 佐々木知優(→)一日三回まで全回復


891万位 勉学勤(↑)頭が良い


参加人数893万人



1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級

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