第5話(箱の中身)
少し遅くなってしまいました。
今後は夜投稿が多くなるかもしれません。
サイト内ランキングにも載ってて嬉しくなってた作者です(笑)
コツコツ頑張っていきますよー!
家庭科室へ行く途中。
黒峰「浅蜊なにか声がしなかったか?」
浅蜊「女の子二人の可愛い声なら近くから聞こえるけど……?」
黒峰「お前に聞いた俺が馬鹿だった……。」
なにか聞こえた気もしたが気のせいだったのだろう。
勉学「あれ?ランキングに動きがありますね、、。」
紅「8位と9位が入れ替わってるわね。」
黒峰「8位になったやつがやばい能力の持ち主かもな。」
浅蜊「美佳ちゃんよりチートの能力ってなにがあるんだろ笑」
勉学「それにしてもこのランキング表、名前くらい教えてくださいよ……。」
浅蜊「確かに???ばかりでランキング移動してることしかわからないもんね〜。」
そんな話をしているうちに家庭科室に着いた。
ドアは開いている……。
黒峰「行くぞ。」
浅蜊「少しは警戒しよーぜ?!」
紅「行くわよ。」
白雪「美佳ちゃん?!」
勉学「息がぴったりですね…あはは、、。」
中へ入るとそこには箱が置いてあった。
黒峰「浅蜊これはなんだ?」
浅蜊「宝箱かトラップじゃないかなぁ…」
紅「開けてみましょう。私が開ければ最悪何が出てきてもなんとかなるわ。」
黒峰「そうだな。」
浅蜊「そりゃそうだけど?!女の子にそんなことさせるわけには……」
止めに入るより先に紅は箱を開ける。
中には……ラッキーアイテムと書かれた紙となにやら物が入っている。
紅「なによこれ?」
浅蜊「当たりだったみたいだね!どれどれ…?このアイテムをつかうと、ベスト10のランキング者の中からランダムで能力と名前がわかると、、。やばくない?!」
黒峰「対策を立てれるわけか。」
紅「じゃあ使ってみるわよ。」
万が一にも1位の能力が分かれば凄いアイテムだ。
これの他にもアイテムはあるのかもしれないな。
黒峰が考え事をしている間に結果は出た。
紅「出たのは8位ね。元爆弾処理班リーダーの岸島海斗」
黒峰「能力は?」
紅「解体。と書いてあるわ。」
浅蜊「なんでも解体できるならそりゃ強いわ……。」
白雪「あ、あの…。」
勉学「なにか聞こえませんか……?」
二人が気づいた束の間声が近づいてくる。
???「やっぱり待つのは嫌いだ!俺はもう行くからな!」
???「やれやれ…」
???「まあ見た感じ二人は戦えなさそうだし行くかぁ。」
二……いや三人いる。
黒峰「浅蜊警戒しろ。来るぞ。」
浅蜊「あいよー!」
紅「美鈴。私の後ろに。」
白雪「う、うん。」
ビュッ!と音と共にナイフが飛んでくる。
それを燃やし尽くす紅。
灰となったナイフだったものが地面に落ちる。
ナイフ男「はあ?!なんだそりゃ!?」
???「落ち着け。」
紅「悪いけど敵意があるなら容赦しない。」
ナイフ男「じゃあこっち狙ってみよっと!」
今度は浅蜊に向かってナイフが飛んでくる。
しかし、ナイフは浅蜊に当たらず跳ね返る。
ナイフ男「え?」
呟いた時にはナイフがナイフ男に刺さっていた。
腹からは血が流れ落ちそのままうずくまって動かなくなった。
勉学「な、何が起きたんです?!」
浅蜊「俺の能力〜♪」
黒峰「あと二人いるぞ。」
紅「あと一人よ。」
ナイフ男を倒している間に紅も一人倒していた。
浅蜊「さすが美佳ちゃん!」
???「使えねぇゴミ共め。」
紅「まだやるの?」
???「当たり前だ。俺一人でもお前らに勝てるからな。」
黒峰「すごい自信だな。」
???「行くぞ……!」
敵が動いた…いや実際には目で追えない速度で紅に拳を突き立てる。
うっ……!苦悶の表情を浮かべたのは紅。ではなかった。
浅蜊「美佳ちゃん!!」
紅「何も受けてないわよ。」
浅蜊「じゃあ今のは誰の声?」
???「あちちちちちちちち熱いいいいいいい」
紅「あそこの馬鹿ね。」
???「糞がああああああ!!!」
また姿が消える。それくらい速い。
次は浅蜊に拳が突き刺さ……らない。
ドゴオオオオオン!!! すごい音と共に敵は壁に打ち付けられた。
黒峰「……馬鹿だな。」
紅「馬鹿ね。」
浅蜊「馬鹿だよな。」
白雪「……ば、ばか。」
勉学「白雪さんまで?!」
敵はピクリとも動かなかった。
勉学「し、死んでます?」
黒峰「しばらく動けない程度だろう。」
浅蜊「電子手帳だけ拝借して~~」
中を見ると名前と能力、順位が書いてある。
黒峰「名前は覚える気がない。能力とランキングだけでいい。」
浅蜊「あいよー!この人は特技らしいねー。かけっこが特技って笑」
勉学「それで物凄いスピードで動けたんですね。」
浅蜊「ランキングは600万位。まあ高くはないよね〜」
黒峰「どうでもよかったな。それより浅蜊?」
浅蜊「なに?蓮太……?」
黒峰「さっきのは見たところ反発か?」
浅蜊「ピンポーン!俺は昔から磁石で遊ぶのが好きだったんだよね~!そしたら能力反発になっちゃったーー!」
勉学「そ、それってチートでは…。」
浅蜊「美佳ちゃんほどじゃないけど気に入ってるよ〜!」
黒峰「次は体育館だな。」
浅蜊「少しは興味持ってよ!?」
内心興味はあったが、これ以上触れると調子に乗る。
浅蜊の性格を知る黒峰はあえて触れないようにした。
反発の浅蜊と炎を操れる紅。
ほかの連中が見たらチートグループだと言われても反論できんな……。
そう思った黒峰だった。
紅「体育館にもアイテムがあるといいわね。」
浅蜊「だねぇ!あわよくば新しい仲間がきてもOKだよーん!」
黒峰「9割型敵だろうな。」
浅蜊「はぁ……」
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かけっこ男「あいつら…許さねぇ!!!ん?お前誰だ?」
???「黒峰君に手を出したの?」
かけっこ男「誰だそいつ?ああさっきの五人の中にいたかもなぁ?」
???「決まりね。」
ザシュッ!!!!!!
家庭科室から音が1つ消えた。
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ランキング表
1位 ???(→)
2位 ???(→)
3位 ???(→)
4位 ???(→)
5位 ???(→)
6位 ???(→)
7位 ???(→)
8位 岸島海斗(→)解体
9位 ???(→)
10位???(→)
9000位 紅美佳(↑)炎を操る
9001位 浅蜊健(↑)反発
893万位 勉学勤(↑)頭が良い
参加人数895万人