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この世の中で  作者: ib
30/71

第30話(ごめんなさい)

GWも折り返しですね…。ずっと休みならいいのにって思います(笑)

相川「まさか服部だとは思わず、勝って黒峰君に早く会いたい一心で攻撃を仕掛けちゃったの。首を飛ばす一歩手前で見た顔だと思って、やめようとしたんだけど……止まらなかったの。ごめんなさい黒峰君……。」


黒峰「謝るのは俺じゃなくて服部にだな。それにしてもなぜ重症のままなんだ?佐々木の能力で治せるだろう。」


佐々木「それが……もう三回能力を使ってます。明日にならないと使えないです…。」


黒峰「なにがあった……?」


浅蜊「……俺から話すよ。」



浅蜊「俺と千歳ちゃん、知優ちゃんの三人は転移されてからすぐ敵と出会ったんだ……。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


浅蜊「あれが今回の対戦相手だね〜」


佐々木「え、あれって……ともちゃん?」


とも「あなた知優じゃない?!まさか対戦相手だなんて…」


浅蜊「知り合いみたいだね…。」


佐々木「私の友達よ。ずっと連絡が取れていなかったけど……。」


とも「知優!悪いけど棄権してくれない?私は願いを叶えにここに来た。あなたより順位は高いと思うわ。」


佐々木「悪いけど私も叶えたい願いがあるから引き下がれない!ともちゃんこそ棄権して欲しい!」


とも「じゃあやるしかないね。恨まないでね!」



どうして攻撃できるの…。私には無理、、。あんなに仲良く昔は遊んでいたのにどうしちゃったのともちゃん……。


浅蜊「危ない!」


殴りかかってきた相手を反発で飛ばす。

吹き飛ばされた彼女は地面に打ち付けられ転がっていく。


浅蜊「なんだあれ……」


彼女が転がった場所はグツグツと煮えたぎっていた。


とも「ちっ!相性最悪ね。」



攻撃をまともに受けたら少なくても重症だろう。


何度も何度も突っ込んできては反発で飛ばされる。

触らないといけないのか、彼女の攻撃は全て近接攻撃ばかりだった。


浅蜊はそもそも触れられることがない。そのために何度向かってきても結果は同じだった。


触れた場所を沸騰させるだけ。地面をも沸騰させる高温だが、触れなければなんの意味もない。

相性の問題で浅蜊に負ける要素はなかった。


佐々木と影切はただただ見守るだけだった。

時間が経つにつれ、体が吹き飛ばされた衝撃でボロボロになっていく……。


佐々木「もう、もうやめてともちゃん!棄権してよ!」


とも「はぁ…はぁ……うるさいっ!知優になにがわかるって言うのよ!私がどんな想いでここに来てるか!一人でもやるしかないのよ!!」


確かに今までの仲間の情報を見ている限り、助っ人可能人数は一人以上にはなるはずである。それにもかかわらず彼女はたった一人でここに来ていた。


浅蜊「俺としても女の子をこれ以上痛めつけるのは心が痛むよ……。」


とも「なら大人しくやられなさい!」


浅蜊「そうもいかないんだよね…。」



再び攻防は続きついに彼女は倒れたまま動かなくなった。


佐々木「うぅ…ともちゃん。」


しかし元の場所に転移する様子はない。


浅蜊「俺達勝ったんだけどー?」



アナウンス「いいえ。相手が死亡または敗北を認めていません。心が折れている様子もありませんので勝負は続行となります。」


浅蜊「嘘だろ…これ負け認めてくれないと……。」



佐々木が彼女に駆け寄る。


佐々木「ともちゃん…」


手が光りともの傷を治す。


浅蜊「な、なにしてんの?!起きたらまた攻撃してくるよ?!」


佐々木「こんなボロボロの友達を放っておけないです!それに動けるようになれば棄権してくれるかも……。」


とも「これがあなたの能力…。優しい知優にぴったり。ありがとう……。でも私は負けを認めないっ!せめてあなただけでも道連れにするわ!」


佐々木「やめてともちゃんっ!」


浅蜊「知優ちゃん!!!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


佐々木が目を開けると元の場所に戻ってきていた。


花蓮「よかった…目を覚ましてくれて。起きてすぐで悪いんだけど能力使えるかしら?」


佐々木「え、それってどういう…っ?!」


体の半分が溶けている浅蜊がそこにはいた。


花蓮「急いで!まだ息があるから間に合うはずよ!」


佐々木「は、はい!」


すぐに能力を使い彼を全回復させる。


佐々木「よ、よかった…痛っ!」


よく見ると自分の体にもダメージが残っている。


あと一回しかないけど…

能力を使い傷を癒す。これで今日能力はもう使えない。


影切「あ、あのとき浅蜊君が佐々木さんを庇って能力を使ったんです。同士討ちになって…対戦相手の方は亡くなりました……。攻撃を防ぎきれなかった部分はお二人に…。私が早く能力を奪っていれば、、ごめんなさい!」


佐々木「私の方こそ…友達だからといって今は敵同士なのに……。能力を一回使った上に浅蜊君に大怪我させてしまいました。すみません……。」


花蓮「気にしすぎてもなにも解決しないわ。明日以降同じことをしないように気をつけましょ。みんな無事で帰ってくるわよ。」


佐々木「は、はい…。ありがとうございます。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



浅蜊「この後俺が意識を取り戻して、花蓮ちゃんから全てを聞いたんだ。聞き終わって少ししたら…」


黒峰「相川達が戻ってきたと言うわけか。」


佐々木「はい……。本当に私のせいで…。」


黒峰「悔やんだって過去は変わらん。服部には明日まで耐えてもらうしかない。病院には連れて行けないのか?」


花蓮「それがこのトーナメントのせいでどこも定員オーバーよ。入院はもちろん怪我の具合を見てもらうことすら無理だわ。」


武道「応急処置はしたが、所詮素人のすることだ。ほとんど意味はないだろう。」


浅蜊「圭太!明日まで持ちこたえてくれっ!!」


黒峰「事情はわかった。紅が火傷をしたままというのもそれが原因か。」


紅「ええ。服部程じゃないから我慢出来るわ。」


黒峰「明日になれば怪我を治せるが、また戦いも始まる。交代で服部の看病をしながら体を休めるぞ。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



服部はなんとか持ちこたえ、日付が変わると同時に佐々木の能力で完治した。

しかし、棄権する前に決着がついたため助っ人として参加は不可能となった。


服部「相川のねーちゃん気にすんなって!もう助っ人になれないのは悔しいけど、、。僕の分まで頑張ってくれよ!」


相川「本当にごめんなさい。あなたの分まで黒峰君を守ってみせるわ!」


黒峰「何か違う気もするがまあいいだろう。無事でいてくれてなによりだ。」



紅の火傷も治し、能力の回数の関係で軽傷の何人かはそのままの状態で三日目に望むこととなった。


服部が脱落し残る仲間は11人。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 白雪美鈴(→)氷結

6位 風柳風太(→)風を操る。

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位 ???(→)

11位 椋呂京谷(→)コピー

12位 武道信玄(→)???


57位高橋正(↑)???


240位 影切千歳(↑)影を奪って能力も奪う


516位 服部圭太(→)重力を操る


6600位 紅美佳(↑)炎を操る。自らも燃えてしまうが青い炎も出せる。

7250位 浅蜊健(↑)反発



9980位 研二(↑)触れた敵からダメージを受けた時…




239万位 葵(↑)全身から針を出せる


314万位 佐々木知優(↑)一日三回まで全回復


800万位 ???(→)調査


参加人数868万人


戦わないものはサポーターになれる。


現在のTOP10の居場所

1位 新潟県

2位 北海道

3位 東京都

4位 沖縄県

5位 東京都

6位 沖縄県

7位 東京都

8位 青森県

9位 静岡県

10位 東京都


1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級




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