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この世の中で  作者: ib
22/71

第22話(城の中には)

最近こちらに影響出ない程度でもう一作品何かを書こうか悩んでいます。


ジャンルすら決まってないのでなかなか進まないんですけどね(笑)


明日も夜投稿予定です!

今日も昨日の報告会から始まった。


黒峰 こっちは色々あって紅と白雪は病院にいる。


浅蜊 大丈夫なの?!


黒峰 白雪は大したことがなかった。紅は重症だ。しばらくは動けん。


佐々木 私が行くまでは病院で安静が一番ね……。


黒峰 そっちはどうなった?


浅蜊 京谷ってやつの情報を掴めたよ!



浅蜊は昨日あったことを黒峰に話した。


黒峰 なるほどな。それなら俺達が東京に戻ってから行けばいいだろう。問題はもう一つの方だ。


浅蜊 なにかあるの?


黒峰 俺達は10位を探して愛知にまでわざわざ来た。なのに何故東京に10位がいる?


浅蜊 あっ…。あの時の違和感はこれか……!



順位に変動があったのか?それとも移動のタイミングが被ったのか…?それとも……?


黒峰 まあいい。佐々木、日帰りで愛知に来れる日はないか?


佐々木 そうね……親がうるさくて…明後日なら抜け出せると思うわ。


浅蜊 確かに探索も知優ちゃんの門限のせいで早めに切り上げてるもんねぇ。


佐々木 ごめんなさい……。


黒峰 わかった。俺と相川は少し気になる場所があってな。そこへ行こうと思う。


浅蜊 無茶しないでよ?!


黒峰 問題ない。お前達は俺達と合流するまでそのビルには入らず、外から様子を見ててくれ。


佐々木 わかったわ。



朝の報告会は終わりそれぞれの三日目が始まる。


黒峰「さて相川。お前と二人だけのほうが俺としては怖いが、昨日の城へ行こうと思う。」


相川「私は幸せいっぱいよ♪」


黒峰「10位がいないとなると、門番まで立ててるやつのランキングが尚更気になるな。」


相川「私はどーでもいいけど。黒峰君が気になるなら気になる!」


黒峰「言ってることが矛盾してるぞ…。」



そうこうしているうちに昨日の城、名古屋城へ着いた。


黒峰「やはり門番がいるな。」


相川「今日は二人しかいないし行ってもいいよね!」


黒峰「仕方がない。お前がやると情報聞き出す前に殺してしまうから嫌だったんだがな。」


相川「何か言ったー?」


黒峰を話を聞き終わる前に彼女は門番二人の首を持っていた。


黒峰「はぁ……なんでもない。」


相川「…?照れ屋さんっ♪」


黒峰「中へ入るぞ。」



門番がいたのに城内一階には誰もいなかった。


前テレビで名古屋城の特集をしていたが、確か七階建てだったはずだ。


黒峰「上に集まっているんだろう。誰かいた場合は俺が話し合いを試みる。相川は少し見ていろ。」


相川「私は黒峰君さえいればほかの人類全て滅んでもいいんだけどなぁ……。はーい……。」


渋々了承した相川に少し不安を覚える。


二階へ着いた。


???「ひっ!!」


黒峰「少し話をしないか。」


???「な、なんでしょう?」


黒峰「門番まで立ててなにかこの城にはあるのか?」


???「な、な、な、ないですよ!!」


黒峰「それに妙なのは門番の順位が低すぎる。戦う能力ですらなかった。お前も見たところ戦えそうには見えないな。」


???「そ、そんなことないですよ!僕はバリバリランキング上です!」


黒峰「それなら殺されても文句は言えないが。」


???「……うぅごめんなさい!嘘です…。」


黒峰「なにか訳ありなのか?」


???「他の人には内緒にしていてくださいね……。」


元々ここは京谷さんが拠点にしていた城なんです…。

トップ10の場所が公表されて、直ぐに人数が一番多い東京へ幹部の皆さんと行ってしまいました。

ここに留守番として残されたのは非戦闘員のみです……。


あの人は戦える能力しか欲していなかったので、僕達は見捨てられたと言ってもいいでしょう。



黒峰「だから東京にいた訳か。お前の他にここに仲間はいるのか?」


???「門の前にいた二人と僕と上の階にいる二人の計五人です。」


黒峰「門の前のやつらはすまなかった。もうこの世にはいない。」


???「……っ!いいんです。あいつら門の前でサボって雑用を僕達に全て押し付けていましたから。」


黒峰「信用出来ないかもしれないが、俺達は残った仲間には手を出さない。京谷を倒すつもりだ。」


???「京谷さんを…?!無理ですよ…あの人は選ばれし人なんだ……。強すぎます。」


黒峰「能力を知ってるのか?」


???「僕の能力は調査です。京谷さんにも言ってませんでしたが、調べたい人と同じ場所に一日一緒にいると情報がわかります。」


黒峰「それで能力を知ったと?」


???「いえ。これで分かるのは一般的に個人情報と呼ばれるものだけです。あとはランキングも知ることができます。能力を知るためには本人に許可を取る必要があるんです。あなたの能力を調べてもいいですか?と。」


黒峰「それで許可を取れたのか。」


???「はい。京谷さんは凄い自信家なので、知られても負けない自信があるみたいです。ランキング10位ですし……。」


相川「話長いんだけど〜」


???「す、すみません!京谷さんの能力はコピーです。」


相川「真似するだけなら弱そうだけど~」


???「それが……五つまで能力を保存しておけるんです。新しい能力をコピーしたいときは保存してあるのを一つ消します。」


黒峰「事実上能力を五つ使えるわけか。それは確かに負けようがないな。」


???「弱点があるとすれば絶望級の能力はコピーできないんです。だから仲間を集めてほかの能力で一位を狙っているみたいです……。」


黒峰「なるほどな。」


相川「話し終わったし殺しちゃう?」


???「……なっ!!」


黒峰「手は出さない約束だ。能力を聞いた限りだと問題なさそうだ。俺達は近日東京へ戻るが、お前達はどうする?」


???「問題ないって!?あの京谷さんに勝てるわけないですよ!!行くなら止めませんが……。僕達は……ここに残ります。ここ結構気に入ってるんですよ!」


黒峰「そうか。連絡先は教えておく。能力を教えてくれたお礼だ。何かあったら呼べ。」


???「……っ!ありがとうございます!」



さてと。話を聞く限りだと誰かの下につく奴ではなさそうだが、どうするか。


黒峰「相川東京へ帰る準備だけはしておけ。佐々木がこちらへ来る日みんなで帰るぞ。」


相川「はーい!それまでの時間はデートでも……?」


黒峰「しない。」


相川「しょぼーん…。」






この後東京でも愛知でも大きな動きはなく、佐々木が合流。白雪と紅を回復させ医者の目を丸くさせた。


紅「心配かけたわね。」


白雪「美佳ちゃん!よかったぁ…。」


黒峰「東京へ戻るぞ。」


紅「デリカシーの欠片もない男ね……。」




東京へ帰ると仲間達が待っていた。

おかえりー!


それぞれが数日の出来事を話し合う。


黒峰「次の目的は京谷との接触だ。ランキングは10位。誰が死んでもおかしくないから気を抜くな。」


浅蜊「もちろん!作戦決めてから行こうぜ!」



最悪の事態を想定して作戦を立てる。

勉学かいればもっといい作戦もあったかもしれないが…。




そして一週間が経ち、作戦決行の日。






黒峰「いくぞ。」





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 白雪美鈴(→)氷結

6位 風柳風太(→)風を操る。

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位 京谷(→)コピー


90位高橋正(→)???


290位 影切千歳(→)影を奪って能力も奪う


350位 服部圭太はっとりけいた(→)重力を操る


8300位 紅美佳(→)炎を操る。自らも燃えてしまうが青い炎も出せる。

9001位 浅蜊健(→)反発



11000位 研二(→)触れた敵からダメージを受けた時…




247万位 葵(→)全身から針を出せる


717万位 佐々木知優(→)一日三回まで全回復



参加人数889万人


戦わないものはサポーターになれる。


現在のTOP10の居場所

1位 新潟県

2位 北海道

3位 東京都

4位 沖縄県

5位 東京都

6位 沖縄県

7位 東京都

8位 青森県

9位 静岡県

10位 東京都


1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級

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