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この世の中で  作者: ib
16/71

第16話(少年)

ギリギリになっちゃいました!ごめんなさい( •̥ ˍ •̥ )‬

黒峰「着いたぞ。」



東京から愛知まで新幹線で移動。交通費がタダなのは嬉しいが、なにより時間がかかった。



紅「美鈴起きて。」


黒峰「お前も起きろ相川。」



ぐっすり眠ってしまっていた二人を起こす。


白雪「お、おはようございます。」


相川「あと少しだけ……むにゃむにゃ。」


黒峰「今日は泊まる場所だけ探すことにしよう。」


紅「そうね。」



ランキングバトルに参加しているものは、交通費を初め、色々なものが割引or無料になっている。

宿泊費も例外ではなかった。



紅「こんないいホテルも無料なんて気が引けるわ。」


黒峰「主催者は相当権力を持っている人物なんだろうな。」


相川「私は黒峰君のお部屋に…」


黒峰「来るな。」


紅 白雪「……。」


部屋割りはもちろん紅と白雪、相川、黒峰の三部屋に分かれた。


こうして愛知組の一日目は終わった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



浅蜊「行っちゃったねぇ…。」


影切「……。」


佐々木「……。」


浅蜊「何か言ってよ?!ま、まあ俺達も東京にいるベスト10の情報を手に入れよう!」


佐々木「そうですね…。3位、5位、7位がいるので、できれば7位を探したいところです。」


浅蜊「でもどうやったら見つかるかなぁ…」


影切「黒峰君からその点については伝言を頂きました。」


浅蜊「俺には何も言ってなかったのに!悲しい……。」


影切「まずは人の多いところへ行け。ただし少し離れた位置から見れる場所から見ることだ。そこで戦ってる者がいれば後をつけろ。だそうです。」


浅蜊「なるほど!あいつゲームしてないって言ってた割にテンプレがわかってんじゃん!」


佐々木「わかってるならあなたが指示するべきでは…。」


浅蜊「ご、ごめん…。さて!人の多いところかぁ……渋谷に行ってみよ~!」


佐々木「分かりました。」


影切「は、はい……。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



浅蜊「着いたね〜」


佐々木「と言っても人が居そうな場所からはかなり離れてますけどね。」


浅蜊「俺そんなに目が良くないから全然見えないや〜笑」


影切「わ、私はばっちり見えます。」


佐々木「私も見えるわ。」


浅蜊「え、すご!誰か見える?」


影切「六人の人影が見えますね……。」


佐々木「見た感じ一人を五人で取り囲んでるのかな…。」


浅蜊「何そのいじめみたいなの!止めに行かなきゃ!」


佐々木「待って!もしランキングが高かったら私達全滅よ!」


影切「よ、様子を見ましょう…。」



おいお前!ランキングに参加してんのか?


は、はい!一応してます!


ここが誰のナワバリか知ってて来たんだろうな?


し、知りません…


ここは京谷(きょうや)さんのナワバリだからとっとと失せな!痛い目見るぜ?


そ、それはできません…


あ?じゃあ覚悟はいいな?お前らやるぞ!




だって僕はランキング上位を狩りに来たんだもの。




影切「?!」


佐々木「えっ。」


浅蜊「どうしたの…?!」


佐々木「五人のほうが一瞬で倒されたわ。」


浅蜊「それって…」


佐々木「当たりかもしれないわ。後を追って見ましょう。」




二人の視力を頼りに小柄な少年を離れた場所から追跡する。


少年の移動速度はかなり遅いので十分もしないうちにかなり近づいた。



あの角を右に曲がったわ。次は左ね。


佐々木の指示に従い三人は追跡していく。


次は……あれ?



突然少年の姿が見えなくなった。



少年 「あ、あの~僕になにか用ですか?」


振り向くと追っていたはずの少年が立っていた。



浅蜊「いやぁ俺達迷子になっちゃって〜ショッピングモール探してるんだけど知らない?」


少年「ショッピングモールはここへ来る途中へあったはずですが?あれだけ大きい建物だと見逃すことは無いと思いますよ?」


浅蜊「うっ…。」


佐々木「正直に話すわ。あなたはランキング上位なの?私達は上位を探してるの。」


少年「なるほどねぇ。余程自信があるみたいだね。」



口調が変わる少年。


少年「僕も上位を狩りにわざわざ東京に来たんだよね〜僕より順位下なら見逃してあげるから何位か言ってみなよ。」


佐々木「それはできないわ。」


少年「交渉決裂だね~じゃあばいばーい!」



少年は佐々木に近づいてくる。



能力が分からないうちは慎重に行動しないとダメでしょー!


心の中で叫びながら浅蜊は佐々木を助けに行く。



な、なにこれ…


既に攻撃は始まっていた。


佐々木「か、身体が重い……っ!」


少年「潰れちゃいなよ〜。」


浅蜊「知優ちゃん!」



浅蜊が二人の間に割って入る。


まずはあいつを反発で吹き飛ばす!


しかし……!



浅蜊「俺の反発が効かない…なぜだ?!」


少年「君面白い能力持ってるね~身体が吹き飛びそうになったよ〜あははっ!」



笑いながら少年は浅蜊にも攻撃する。


浅蜊「俺まで…動けない……っ。」


佐々木「これは重力……?」


少年「ピンポーン!どうせ君たち死ぬから教えてあげる♪ 僕は重力を操れるのさ〜!吹き飛ばなかったのは自分にかかってる重力を大きくしたから♪」


浅蜊「くそっ!」



少年はあえて苦しむようにじわじわと重力を大きくしているようだった。


佐々木「これじゃあ私の能力も使えない。ごめん勤私もそっちに……。」


浅蜊「諦めちゃダメだ!俺がどうにかするから!…あれ?」


急に身体が軽くなる。


一番驚いているのは少年のようだった。



少年「僕は能力を解除していないぞ…?!お前どうやって動いてるんだ!」


佐々木「彼だけじゃないわ。」


少年「お前まで…っ」



一体何が起きているのか。





影切「く、黒峰君のおかげだよ…」






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 ???(→)

6位 風柳風太(→)風を操る。

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位???(→)


90位高橋正(→)???


300位 影切千歳(→)影を奪って能力も奪う


8700位 紅美佳(→)炎を操る。自らも燃えてしまうが青い炎も出せる。

9001位 浅蜊健(→)反発



11000位 研二(→)触れた敵からダメージを受けた時…



249万位 葵(→)全身から針を出せる


718万位 佐々木知優(→)一日三回まで全回復



参加人数890万人


戦わないものはサポーターになれる。



1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級






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