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この世の中で  作者: ib
11/71

第11話(ハッタリ)

気がついたら夜になってました(笑)


学校での物語いわゆる学校編とでも言いましょうか。学校編も終盤に差し掛かっています。

そのため今回と次回はすこーし量多くなってます!

勉学を助けるため必死に走る佐々木。



佐々木「資料室は…こっちね!」



ドンッ!!前をあまり見ていないせいで人にぶつかってしまったようだ。



佐々木「ごめんなさい!急いでるので!!」


???「あんなに急いでどこへ行くのかしら?……まあいいわ。私も黒峰君を探さなきゃ…。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


保健室ではお互いの読み合いが始まっていた。


おかしいですね…いきなり襲いかかってきてもおかしくないんですけど……。


椅子が邪魔だと言っていたな。となると対象の前に障害物があるとまずい能力なのか?



勉学はかなり頭がいい。しかし生徒会長になったこの男も頭は相当切れる。


佐々木を逃がすために出た行動が吉と出ていた。



なにがあったかわかりませんが、このまま睨み合いを続けてくれるなら本望……!


考えていても仕方ないか。俺の能力なら大抵のやつには勝てるからな。



先に動いたのは高橋。ポケットに忍ばせていたナイフを出し勉学へ突っ込んでいく!!


これでなにかしら能力を使うだろう。


しかし、相手は能力を使う素振りを見せず肩にナイフが突き刺さる。


なぜだ?どういうことだ?



勉学「痛いです…けどこれで僕の能力の発動条件は整いました!」



しまった!!ダメージを受けてからが発動条件だったのか?!


もちろんハッタリである。勉学は頭がいいだけの能力なので、痛みを我慢しながらしてやったと言わんばかりにニヤニヤしている。



高橋は警戒して一度下がる。


まだですか…?知優さん、、。そろそろバレそうです……。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



佐々木「着いた!黒峰君!!大変なの!勤が!!!!」



しかしそこに居たのは焼け焦げた死体だけであった。


みんな…どこへいったの……?


あっそうだ!美佳ちゃんの携帯番号聞いてたんだった!



もしもし?美佳ちゃん?


知優じゃない!あなた達無事なの?


私は大丈夫。でも勤が敵に襲われてるの!みんなで助けに戻りたいの!


わかったわ。でも、資料室にも敵襲があってね。一度は倒したんだけどもう一人来て、黒峰達とはぐれてしまったのよ。


そんな…美佳ちゃんだけでも来れないかな?


それが…敵が味方かわからないやつが目の前にいるから行けないわ。終わり次第また連絡する……ごめんね。



電話は切れてしまった…。


どうしよう……。黒峰君達を探さなきゃ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


書記を倒した紅。倒した後恒例になりつつある電子手帳漁りをしていた。


紅「先程見た情報通りのことが書いてあるわね。」



書記の能力、ランキングを確かめ納得する。


もう一つ気になる情報が書いてあった。



黒峰「これは公開されてない情報だな。」


浅蜊「6位の情報だね〜。」


紅「名前は……」


???「お前らなにしてんの?」



誰もが油断していて気づかなかった。


正しくは一人気づいていた者がいたが……。



そこには副会長の姿があった。



副会長「嫌な予感がしてこっちに来て正解だったようだな。お前らはここで死ね!」



副会長は床を爆破させた。床は抜け落ち、黒峰達は二階へと落とされて行く……。



死んだかな?確かめに行くか~


副会長は二階へと降りていった。



黒峰… く、黒峰君……。


落ちてないものが二人いた。紅と白雪だ。


敵の能力をいち早く予想した紅は、白雪を庇って資料棚の影に飛び込んでいた。



紅「危なかったわね…」


白雪「み、みんな大丈夫かな……?」


紅「私達も下へ行きましょう。」



副会長が近くにいるかもしれないため、少し時間をあけてから資料室を後にした。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



本当にタイミングが悪かったと言わざるを得ない。


佐々木が資料室に着いた五分前に紅と白雪は資料室を出ていた。


そして佐々木は黒峰達が二階にいることは知らない。

理科室が近かったのでそこを探しに行くのも無理はない。


そのため出会ってしまった。紅達は彼女に。



紅「階段はこっちだったわね。」


白雪「う、うん。」


紅「美鈴!誰かいるっ私の後ろに。」



そこにいたのはつい五分前佐々木とぶつかった彼女であった。



???「黒峰君どこかなー?悩んでたらまたさっききたところに帰ってきちゃったわ…私のうっかりさん!」


紅「あなた今黒峰って言った?」


???「黒峰君を探しているのよ。知らない?」



紅は迷っていた。素直に今から彼のところへ行くと言うべきか。敵だった場合教えてはまずい…嘘をつくべきか……。



紅「知らないわね。」


???「嘘つくのは良くないわよ?あなた黒峰君に手を出したんじゃない?」


白雪「し、しってます!」



以外にも声をあげたのは白雪だった。


白雪「わ、私達これから黒峰君のところへ行くんです!よ、よかったら一緒に行きませんか?」


美鈴どうして?!


いいから!美佳ちゃんも合わせて!この人危ない人だと思うから刺激しちゃだめ!


肩を震わせながら言う彼女を見て反対することはできなかった。


??? 「電話……なってるよ?」


紅 「……出てもいいのかしら?」


??? 「どうぞお構いなく〜。」


電話先の声は震えていた。助けを求めている知優の声だ。でも今は……。


会話を終わらせ目の前の女性に声をかける。


紅「詳しい場所は知らないって言ったつもりだったのごめんなさい。二階にいることは知ってるから探すつもりよ。」


???「あら!そうだったの!私も一緒にいくわ!!」



険しい顔から一変急に笑顔になった女性。


三人は一階へと降りていった。


ごめんね知優。私達は向かえそうにないわ……。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


時は遡り…


理科室へ向かったはずの会長がなぜ保健室にいるのか……それはなんとも単純な理由であった。



俺はタイマンではめちゃくちゃ強いと自画自賛するほどである。しかし、複数相手ではやられかねん。


あいつらの目の前だったからカッコつけて、一番人数の多い理科室なんて言ったけど保健室の方が少ないな、、。保健室にしよう。



彼は理科室を覗きすらしていなかった。


このことで佐々木と勉学が高橋に出会ってしまう。


さらに二人にとっての悲劇は続く。



佐々木「みんな!ここにいたのね!」



理科室に複数人の人影を見つけ安堵する彼女であった。


美佳ちゃんと美鈴ちゃん、勤を除けば四人!私と黒峰君と浅蜊君と千歳ちゃんだから……ぴったりだわ!!


理科室には死体が三つ。生存者は四人。


彼女は大切なことを忘れているのに気づいていない。




自分のことを人数に入れてしまっているのに、なぜ四人の人影があるのだろうか……。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ランキング表

1位 ???(→)

2位 ???(→)

3位 ???(→)

4位 ???(→)

5位 ???(→)

6位 ???(→)

7位 ???(→)

8位 岸島海斗(→)解体

9位 ???(→)

10位???(→)


300位 影切千歳(→)影を奪って能力も奪う


8700位 紅美佳(→)炎を操る。自らも燃えてしまうが青い炎も出せる。

9001位 浅蜊健(→)反発


9500位 副会長(→)爆破



12000位 研二(→)触れた敵からダメージを受けた時…



250万位 葵(→)全身から針を出せる


720万位 佐々木知優(→)一日三回まで全回復


890万位 勉学勤(↑)頭が良い


891万位 会計(↑)一定範囲内の人数がわかる


参加人数892万人



1から10は絶望級

11から100は怪物級

101から1000は化け物級

1001から10000は超人級




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