第六話 料理
〜〜〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜
俺は美春を家に送ると美春が親に俺達は高校始まってから付き合ってると言う嘘を言っていた。
それの嘘を知っていた美春の母親、そして美春がストーカーみたいな事をやっていたのも知っていた、しかもストーカーしていた事を逆に応援していたらしい。
しかも美春お父さんにも「美春をよろしく頼む」とか言われて。
何か親公認みたいな感じにもなってしまった。
そして美春が美春の妹の奈美ちゃんとあそんでいると起きてきた。
〜〜〜〜以上前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜
「よ、美春起きたんだ」
その美春は寝癖がたっていて可愛かった。
するとまだ寝ぼけているのか。
「ふみゃふみゃ・・・・うん?ええええええ」
なぜかいきなり騒ぎ出した美春を俺は。
「え・・・ちょっとおい大丈夫ぶか?」
俺が近寄ると。
「え?何でこう君がいるの?」
その後美春のお母さんの和美さんが説明して、お姫様抱っこして来たって言葉を聞いた時美春が「お姫様抱っこ・・・・・えへへ」と自分独特の世界に行ったのは見ないことにした。
美春は、俺と奈美ちゃんが遊んでいるのを見て。
「奈美だめだぞこう君は私の物だ」
そう言って俺の右手に抱きついてきた。
それを見て美春の両親が。
「ラブラブだね〜〜〜〜」
それに対して俺は苦笑いしか出来なかった。
さすがに時間がやばいので俺は。
「もう遅いので帰らしてもらいます、だから美春手離してくれないかな?」
「嫌だ、泊まっていけばいいじゃないか」
「そういうわけにもいかないだろ、ほら美春の両親だって困ってるじゃないか」
「いやいや私達は全然okだよ、早く孫の顔も見たいし」
え・・・・なんですか?この二人は自分の娘を襲わせたいんですか?・・・・・
「ほら、だから泊まっていくんだ」
「えっと・・・・・・・また今度ってことで」
俺は美春を手から離し逃げるように美春の家をでた。
無事家に帰れた俺は、睡魔が襲ってきて布団でぐっすりと寝た。
朝俺は起きると驚くべき光景があった。
「なあああああああああああああああああああああ、お、お前な、何で俺の布団でねてるんだよ」
俺は寝ている美春を起こそうとゆすっていると。
「う〜〜〜〜ん、こう君朝から、だ・い・た・ん」
「は?何いってんだよ、てか何で俺の布団で寝てやがる答えろ」
「だってさこう君に朝ごはんを作ってきたからあげようと思って五時にここに来て、チャイム鳴らしても返事がないから、ドアノブを回してみると開いたから入ったんだよ」
あ〜〜〜そういえば昨日鍵閉めずに寝ちゃったのか・・・・・
「おい、てかこれって不法侵入じゃないのかよ?」
「私はこう君の恋人だからいいんだよ・・・いやこう君のお嫁さんかな・・フフフ」
また、変な妄想に入っちゃったよ・・・・。
「それで、どうして俺の布団で寝てたの?」
「うん、恋人同士だけどさいつこう君が他の女好きになるか分からないから、既成事実作って責任感あるこう君は私と別れられなくしようと・・・・・・したんだけど、こう君の隣で寝そべってたら、眠くなっちゃって寝ちゃった♪」
「寝ちゃった♪じゃねえよ、じゃあ聞くが俺のこと襲ってねえよな?」
「残念ながら・・・・・」
残念ながらじゃねえよ!!!
心の中でツッコンで俺は。
「ふう〜〜〜、ならいいんだ」
美春はバックの中からご飯を出して。
「まあいい、ほらこう君朝ごはん一緒に食べよう♪」
「ああ、うんいただくよ」
〜〜〜〜〜約一時間後〜〜〜〜〜〜
俺は無事教室にいた、登校時に美春が一緒に行きたいって騒ぎだしたが、一緒に登校したりなんかしたら、フャンクラブの奴に殺されると思った俺は、奥の手の「ゆうこと聞いてくれないと嫌いになるよ」そういうと、しぶしぶ「うん」といってくれた。
「私の愛しのこ・う・き〜〜〜〜〜〜〜」
「ぐふ・・・・」
そう言って抱きついてきたのは可崎愛美裕也の姉だったこの人は合うたびに俺に抱きついてくるひどい奴です・・・・・けっこう美人だと思うけど・・・性格がね・・高校二年生。
「いてえ〜〜愛美さん何してるんですか」
「愛美さんだなんて、ま・な・み・ってよんでよ〜〜〜いけず」
「だれが、いけずだ、おい裕也これはどういうことだ?俺に愛美さんを近ずけるな、っていってるだろう」
裕也は困った顔をして。
「昨日はどうにかできたんだけど・・・・・・・・今日はとめられなくて・・・・・」
「はあ〜〜ったく」
「てれないでよ〜〜〜私と幸喜の仲じゃない〜〜〜」
「どういう仲だよ・・・・・・」
すると顔を赤くして。
「何って恋人同士じゃない、いや〜〜ん」
「はあ〜〜〜ふざけんなよ、俺といつ恋人同士になった?」
「だって、幸喜は私が好きでしょ、私も幸喜が好き、きゃ〜〜〜だから、恋人ど・う・し」
俺が言おうとすると俺がどういうか分かったように。
「もし、「もし幸喜に好きな人がいるならそいつを殺して私が一番になるだけだから」
目が本気にそんな奴いたら殺すって目なんですけど・・・・・・。
俺は裕也に目で「助けてくれ」そうやると。
「なあ、そろそろ授業始まるから教室に戻りなよ」
すると愛美さんは裕也をにらんで。
「うるさい、私に命令するな、馬鹿裕也」
俺の時とは態度ちがいすきでしょ・・・・・
「ほら本当にそろそろ授業始まるから」
俺がそういうと。
「うん分かった」
素直に従ってくれた。
「何で幸喜の言う事は素直に聞いて俺の言う事は素直に聞いてくれないんだよ」
裕也が不安そうに言うと、またもや愛美さんは裕也をにらんで。
「幸喜は特別だから」
愛美さんはそう言って教室を出て行った。
〜〜〜〜〜〜〜〜昼休み〜〜〜〜〜〜〜〜〜
授業が終わり昼休みになった。
するとスピーカーで。
「一年二組の差間幸喜君至急生徒会室まで来てください。」
「おい幸喜何かしでかしたのか?」
和木が俺の顔をみて聞いてくる。
「全然記憶にない、一応生徒会室行って来る」
俺は立ち上がってそのまま生徒会室まで向かった。
生徒会室について。
「差間ですけど入っていいですか?」
俺はノックすると。
「入っていいですよ」
ドアを開けて入ると、美春と美春の横に女の人が立っていた。
すると美春の横に立ってる人が何か思い出したかのように。
「あ、私と会うのは初めてでしたね、私の名前は不動唯と言います生徒会副会長ですよろしくお願いします幸喜君あと、唯ってよんでくださ」
「よろしくお願いします唯さん、ところでなぜ俺は呼ばれたんですか?」
すると、美春が立ち上がって。
「なぜって当然私とお弁当を一緒に食べるために決まってるだろう」
決まってるんですか・・・・・・。
「ってかそんなことのために校内放送したんですか?」
「だって、生徒会の仕事で生徒会室から唯が出してくれないし、こう君携帯持ってないから・・・」
ちょっと泣きそうになる美春を見て俺は、美春の頭なでて。
「そっか、分かったじゃあ明日にでも携帯買うから今度から校内放送止めてくれるか?」
「うん♪」
すると、唯さん驚いたように美春を見て。
「あなた・・・キャラ変わりすぎじゃないですか?」
俺はその言葉に疑問に思って。
「いつもはどんなキャラなんですか?」
「いつもはあまり笑ったりなどせず人に甘えなくてクールって言葉が似合ってる人です」
そうなんだ、美春てそんな感じだったんだ〜〜。
その問いに対して俺に抱きついて来て。
「こう君と一緒にいると甘えたくなるんだから仕方ないだろう」
仕方ないんだ・・・・。
「そうですか」
「あの〜一つ質問していいですか?」
俺がそういうと唯さんは俺のほうを向いて。
「何ですか?」
「俺と美春の関係知ってるんですか」
「はい、というか生徒会の皆が会長の恋がうまくいくように願って色々協力してますから、もちろん会長がストーカーみたいな行動をとっていたのも知っています」
何で美春の周りの人はストーカーみたいなことやっていたって知ってるくせに止めないんだ、何でだ?
俺はその事を考えていると。
「弁当作ってきたからから食べよう」
美春が笑顔でそういって、俺はその言葉に従って弁当を素直に食べた。
人物紹介3
可崎裕也 身長175
体重60
髪の色茶髪 目の色黒
姉がいる。
次回は裕也視点でかこうと思います。
よろしくお願いします。