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一月五日。木曜日。

一月五日。木曜日。

僕は國にこの日記を持つて行くのを忘れて歸省中一切書けなかつた。梅やにこの日記が讀まれてゐないか歸省中ずつと心配だつたが、机の引き出しを開けられた痕跡が無かつたので安心した。

この歸省を一日の日記に収めるのは無理に近いし、何日も前まで遡つて書くのは面倒臭いから簡單に書く。蜜柑とこたつと將棋と圍碁。あとは年越に食ふ物を食つて年を越した。雷に撃たれたことを話したら信じられなかつた。まあ實に愉快だつた。以上。親爺も母も親戚のおばさんも皆元氣だつた。將棋も圍碁も親爺には一勝も出來なかつた。

僕は十八になつた。

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