神の二連
気がついたら書いてた。
…ここは?
目が覚めるとこはベッドの上だった。
武装は全て解除され、服はパジャマのようなものを着ている。
「それにしても大きなベッドね、いくらくらいするのかしら…」
「気になるか?」
「気になるわね、魔王を倒したあとに貰ったお金で何をするかの参考程度には…どぅぇあああ!ま、魔王じゃない!?なんであんたがここに!?」
「なんでとは、ここは俺の城だし…コーヒーでも飲んで落ち着けよ」
「あぁ、ありがとう気が利くわね…じゃなくて何なのよこの状況!」
色々つ突っ込みたいことがあるが、まずこの状況を理解しなければ何も始まりやしない。
「返しなさい!クラウソラスとティルヴィング!私のの大剣!」
「いいよ」
〈神の創りし次元世界より、いでよ!〉
《デウスゲート》
空間がねじ曲がり、二振りの大剣が出現する。
大剣は床へと落下しドス、と音を立てる。
見た目からでも重さわかるほどの大剣が床に転がる様はとても愉快だった。
さらに、床に転がる聖剣と魔剣は、いつにも増して輝きと覇気が大きくなっている。
彼女はその二本の大剣をさっと手に取ると大きく宙を舞い出来る限り後ろへと飛ぶ。
「今こそ魔王を打ち倒す好機なりぃ!!」
〈空迅戦吼〉
二つの大剣より生み出されし空を切り裂く怒号が、雄叫びかのように広がる。
「させると思うか?」
〈具現せよ、以下略〉
《ドラグーンシェイド》
ドラグーンの影は止まることを知らぬかのようにすべてを貫く。
「詠唱カットはずるいわよ!」
「戦闘にずるいも何もあるかアホ」
口では余裕がないかのように見えるが空迅戦吼で捌ききれなかったドラグーンの影をあっさりと切り捨てる。
「俺はお前のその馬鹿力の方がずるいと思うね…常人がそんなクソ重い大剣をブンブン振ります事すら出来んしな…その点、魔法は常人でも極めれば属性のプロフェッショナルにもなれる、つまり誰にでもやる気さえあればチャンスがあるってことだ」
〈舞えよ虚空、焼き払え灼熱の烈風、紅焔の風に包まれるがいい〉
《インフェルノサイクロネア》
空を舞う紅の烈風は、少しでも触れてしまえば焼け焦げてしまう程の熱を帯びて包み込む。
「温いわね…生暖かい風なんか当ててんじゃないわよ!馬鹿にしてんの!あと何?魔法なら常人でも極められる?何馬鹿なことをほざいているの?だったら私は常人以下ね!魔法なんかこれっぽっちも使えないわよ!技だって大剣を使って起こした振動で熱を発生させて空気中の酸素を燃やす事で炎を出してみたり、光速を超える速さで宙を斬ることで空迅戦吼を出してみたりしてるの、どうしてそんなことしてるかって?魔法が生まれた時から使うことのできない体質なのよ、だから科学的に分析して構図をつくって、あとは気合でつくりあげたのよ…あの技を、でも駄目なのよ…どれだけやっても失敗する…どうしてなの!?」
250ヒット、その言葉が頭をよぎる…あれはβだった…まさか試作段階だったとでも言うのだろうか。
いや、確かにあれはまだ改善の余地がある、しかし、協力者がいればの話だ、いないのならば確実にあれは完成する事はないだろう。
言いきってしまう根拠として最も大きな事とは、彼女ほどの人物が失神してしまう程の技であるということ。
つまり、完成された彼女の力でさえ足りないという事なのだ。
おそらく、彼女は魔術によるドーピングなしでは、もう強くなることが出来ないということだ、詰まるところ、彼女は強くなり過ぎた、その上、さらに強くなりたいと申す。
馬鹿げている…
「…そうだな、お前のその技、完成させてやろうか?」
「え?」
〈古のマナ、彼の者の力を増幅せよ〉
《ふるぱわーエンチャント》
暖かい光が彼女を包み込む。
「さぁ、あの技を俺にブチ当ててみろ」
なんか量が多いなと思ったら1500字いってた。
見やすくするために書くのは毎回1000文字前後にしようって決めてたのだけれどまあいいか。