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第3話

度重なる衝撃に耐えかねて街の上空を走る高架式高速路は崩壊を始めた。

高架橋を支える台の間近の桁橋が寸断された上で、事故と戦闘が起こったがために、もう片側の台に大きな負担がかかり、桁橋が今にも折れんばかりに軋みの音を上げている。そんな、危険な橋上の道路には、今も武装集団と黒スーツ集団による激しい戦闘が繰り広げられていて、徐々に武装集団は動いている数が少なくなっているようだった。

事故車から発生した火災で、辺りは熱気と煙と有毒ガスが充満している。まさに地獄。この世界ではよくある事象に過ぎないが、そんな場所に初めて遭遇した少年ソウガは、しかし、怖気づくことも、戸惑うことも、況して逃げ出すことなどするはずもなく、生存者がいるなら必ず助ける。という使命感をもって動いていた。


崩壊する道路上で、路肩にぶつける形で停まってある装甲車両へと突入したソウガは、そこで、何故か手足を拘束されている少女と邂逅する。車内は薄暗くて顔はよく見えないが、背後の灯のために後ろで束ねてある青い髪が一際目を引く。突然の闖入者に驚いた少女は目の前の少年の対して、こちらに近づかないように最大限の警戒を示した。しかし、今は少女の意思を尊重する時ではない。



「早く俺の手を掴んで!君を助けたい!!」


相手の警戒を解こうと、優しく話しかけながら近づくソウガに、少女は


「私はあなたを知らない。知らない人についていくなんてできない」


と、怯えながら僅かに首を左右に振って拒絶する。


「いいから俺を信じてくれ、時間がない」


言い聞かせるようにそう言って、手錠で拘束された少女の手を掴むソウガ、


「イヤ、ジェットが助けてくれるのを待つ…触らないで!」


見ず知らずの男の手を振りほどき、感情を怯えから怒りに変えた少女は、両手を重ねてそこから青く深淵さを感じさせる暗い球を作り出すと、至近距離からソウガに向けて放った。


「くっ」


迫り来る直径20㎝程の玉を、ソウガは咄嗟に体を捻り紙一重で回避する。そして、そこに我が目を疑うものを見た。ソウガがギリギリで躱わしたその青い球は、速度こそ視認して避けることができる程度であるものの、それに触れたものを音も立てずに消滅させていき、装甲車両にその球と同じ大きさの穴を残していったのだ。


このままでは脱出できず少女を死なせることになってしまう。焦りは募り、もう説得することが無理だと判断したソウガは、切り札を躱されたことで動揺している少女に瞬時に接近し、両鎖骨の下辺りを人差し指を立てて突いた。


「なっ?か、体が動かない!?」


少女は目の前の少年の動きがあまりに早すぎて、なにをされたのかわからなかった。意識はあり、目は見え、口は動かす事が出来る。しかし、何故か首から下が動かせない。そのまま、力なく地面に崩れ落そうになった。



「ゴメン」


それだけ呟いてソウガは、倒れそうな少女を抱きかかえると車外へ飛び出した。


「きゃっ」


驚き短く叫んだ少女の悲鳴に外で戦っていた集団がこちらを見る。その中で、武装集団の一人がソウガが抱えている少女を見て、いち早くこちらに疾走してくる。少女はそれに気づき


「ジェットォー」


と叫んだ。点穴により体の自由がきかない中、精一杯に出したその声は小さいながらも確かにジェットと呼ばれた青年に届いた様で、彼は無言・無表情であったが行動で彼女に応えようとして、左手の肘から先を素早く振って暗器を取り出すとソウガの顔面めがけて放った。


「ちょっ、待って!」


誤解をされていると気づいたソウガは、放たれた暗器を半歩横に避けて躱し、明らかに自分が今抱えている少女を気にかけている青年を制止しようとする。しかし、地面の崩壊が進み、遂にはこの場も落下状態へと移ってしまったがために、誤解を解くことよりもこの場から退避することを優先する。


「大丈夫、必ず守るから」


相手を見ずにそう呟いたソウガは、落下していく高架橋の残骸を足場に下へ下へと降りていき、ジェットもそれに続いた。

それを見ていた黒スーツ集団の一人が、ヒューと口笛を鳴らし


「やるねぇ、あんな器用なこと俺にはできねえな」


と驚きながらも、今まで戦っていた相手の顔面を拳で打ち抜いて吹き飛ばすと、まだ崩壊していない高速路に驚くべき跳躍を見せて飛び移った。

高架橋上の戦いは、黒スーツの集団がソウガを追った1名を除く武装集団を殲滅した結果となった。







晴天だった冬の空に、夕闇が訪れる。沈んだ陽の残光を背に、二人の男が立っている。暮れゆく街を眺めながら、二人はただただ無感動に会話をしているが、逆光のためにその容姿は確認できない。


「どうやら、上では失敗したようですよ」


「その様だな」


「なんでも、敵戦力を殲滅するのに躍起になって、対象を何者かによって連れ去られたとか…ホントに揃いも揃って間抜けばかりです」


「探し出せばいいだけの事だ。簡単だろう君なら?」


「まあ、そうなんですけどね。しかし、こんな簡単な作戦も満足にこなせないのでは、我等、不滅の魂の名に傷がつくというもの。使えない者など、いっそのこと排除すべきです。そうではありませんか?」


「そう毒づくな、所詮彼等はA級以下だ。」


「…それって、本人たちが聞いたら一番傷つく言葉ですよ?」


「そんなことはない。彼らはこの失敗を糧にしてこれから成長すれば良いだけのことだ。S級が3人もいるからには、我々が不覚をとることは万に一つもない。副総帥もそうお考えになって、今回の作戦をA級以下だけで行わせて、彼らに実戦経験を積ませようとされたのだよ。」


「人材育成ですか…弱い彼らを鍛えたところでたかが知れています。それに、我々とはもともとの素質が違い過ぎますよ?」


「それでもだ。世界政府の統制教育により、我が組織は若者の登用数が年々減少している。このままでは、近い将来G・S級が不在となるだろう。そうなれば、永久とも云える機械人形と特装兵を主戦力とする世界政府に対抗することができなくなってしまう。人員を増やすことが困難である以上、素質を求める余裕などない。如何にしてその質を高めるか。副総帥はこのことに日々頭を痛めておいでだ」


「なるほど。では、最重要任務までをも教育の場とするとは然して如何なものでしょうか?せっかくの復帰のチャンスを彼らの所為で棒に振ってしまわれては、我々は何のためにこんな辺境まで来たのかわかりませんよ。」


「保護対象の発見の真相は知っているのだろう?」


「え?ええ、彼女は世界政府に3年間拘束されていたのではなく、我が組織内の誰かの手によって、3年間も匿われていた所を、つい最近、世界政府に確保されたという経緯だったらしいですね」


「そうだ。つまり我が組織には裏切り者がいるということであり、今回の奪還作戦の計画も世界政府に流されてい可能性がある」


「おやおや、それでは、今回の移送には世界政府による罠があるとでも?」


「それは、わからん。杞憂で終わればそれで良い。だが、副総帥はいつだって真剣だ。今回もあえて絶対的戦力となる我等S級を主力とせず、完全なる遊撃要員として万一に備えさせる事で、彼等に最大限の経験を積ませつつ、成功率の高いものとする事ができた。」


「全くです。私達を遊撃要員にするなど、前代未聞ですよ。指揮を執っておられるのが副総帥でなければ。そいつを殺してとっとと自領に帰っているところですよ。」


「私だって君と同じさ。副総帥だから従っている。」


「エレレッ、どうやら、心配する必要は無いようですね。3年振りだというのに相変わらず、大胆かつ、隙の無い指揮を執られる御方です。」


「そうだな、副総帥がご健在である限り、我々も所詮はSでしかない。」


「攻めることだけしか能が無いと言いたいのですか?」


「…」


「……」


「………」


「あ、見つけましたよ」


陽は完全に沈み、辺りはすっかり夜の景色となった。

今一度、言っておくが、先の会話の間、二人は暮れゆく街をただただ眺めながら、手足どころか眉一つ動かさないのであった。







気づかなかった…切迫した状況だったとはいえなんという失態だ。


崩落する高速路から少女を助け出し、追っ手の攻撃を躱しながら安全なところまで避難できたことまではよかった。一息ついて、少女に施した点穴を解こうと抱えた状態から地面に下ろし、彼女を見た瞬間、それまでくらった事のない電撃が体中を駆け巡った。

肌は透き通ったように白く、潤沢に流れる青い髪、儚くも優しい印象を受ける蒼い瞳、高く均整のとれた鼻、そして、小さくも瑞々しく艶のある唇…それは、今まで見たことがない、まぶしいくらいに美しい少女の貌だった。首から下は、ダークブルーに光沢を宿した保護スーツで覆ってあり、華奢ながらも出るところはしっかり出ている体のラインを際立たせている。生地が薄く密着しているためか、もう…目のやり場に困った。


「わ、私をどうするつもりなの?」


言葉通り助けられはしたものの、いまだ自分を身動きできないままにしているソウガに、少女は悲壮感漂う面持ちで問いかけてきた。


「ご、ごめん。すぐ解除するから」


それを受けて我に返り、言葉では慌てながらも正確に点穴を解除するために片膝をついてしゃがむと、再び彼女の胸を人差し指で突いたソウガは、


「どう?動ける?」


と、少女に尋ね


「うん」


と少女の頷いたのを確認し、あらためて彼女の姿を見て、思い立ったように着ていた白のオーバージャケットを脱ぐと少女に渡した。このままでは自分の目の毒だと判断し、また、極薄スーツの少女が寒そうに見えたからである。


「早くこれを着て…」


ジャケットを受け取ってくれたのは良いものの、困惑する少女を目に、ソウガはすこし微笑んでみせるが、すぐにハッたしたように少女の手足を不自由にしている拘束具を指で破壊した。


「ありがとう」


保護スーツの機能で温度調節は、完璧に制御されているから別に寒くはないけれど、自分の格好が目立つから、これを着るように言われたのだと判断した少女は、お礼を言ってからそれに袖を通すと、同時に、おっちょこちょいな少年に笑みをした。ソウガは少し恥ずかしくなって視線を外そうと思い、立ち上がろうとしたその時、視界が何かを捉えた。


-シュッ-


ソウガは刹那に殺気を察知し、突如、飛来してきたナイフを左手の人差し指と中指で挟んで取ると、それが飛んできた方を睨んだ。そこには、先ほど少女を救出した際に手出ししてきたジェットと呼ばれる青年が立っていた。ソウガはキャッチしたナイフをそのまま破砕すると、ゆっくりと立ち上がって相手と対峙した。いきなり凶器を投げてくる相手に腹が立つが、誤解は解いておかねばならないと思い、身の潔白を証明する。


「あのままだったら拘束されたままの彼女が崩落に巻き込まれていただろ?勝手ながら助力させてもらったよ。手荒な真似をしたことは悪いと思っている。どうか許して欲しい。」


そう言って、隣に座る少女にも頭を下げる。僅かな沈黙が流れたあと、ジェットがはじめて口を開く。


「お前は何者だ?どうしてあの場にいた?」


こっちがひとまず謝ったのに、自らの非礼を詫びずになお高圧的に質問してくるジェットにますます腹が立った。だけど、となりに若干怯えが残っている少女がいる手前、ここは怒りをぐっとこらえて


「こんな街中で争っていたらかなり目立つだろ。一旦、場所を変えて話さないか?」


と提案する。しかし、


「そんな必要はない。それより俺の質問に答えろ」


と一蹴されてしまった。もう流石に我慢の限界だった。話の通じない奴に容赦する必要はない。右手に真力を流して解放することにより、あたりは強い光に包まれ、それが収まるとソウガの手には青白く輝く剣が握られていた。


人間が限界を超えることで手にすることができる神秘の力・真力。一度解放するとその人間の体内に常在しその身体能力を飛躍的に向上させる。さらに、限界を超えた場所に流すことでそれ特有の効果を発揮することができる。ソウガの場合、右手に真力を流すと祖父より徹底的に仕込まれた剣術の真力。すなわち真力剣を発動することができる。真力によって生成された真力剣は、その持ち主の真力量によって威力に差が生じる。いずれにしても、その威力は金属の刀剣の比ではない。


常人では到底発動できない真力を目の前の少年が発動したことで、それを目にしたジェットは細めがちな目を見開き


「貴様、不滅の魂か!」


と怒声を上げた。そしてすぐさま腰にさしてある可変銃を取り出し構える。相手が常人でない限りこちらも出し惜しみする余裕はない。まさに一色触発。


そのとき、


「ジェットやめて!この人は私を助けてくれたの。お願いだから銃を下げて!あなたもお願い」


少女はそう言ってジェットとソウガを交互に見つめた。、





結局、少女が仲裁に入り、俺はジェットとの戦闘を回避することができた訳だけど、ぎこちない空気がその場に残ってしまった。とりあえず気分を入れ替えるために偶々近くにあった警察官立ち寄り所の看板もある無人喫茶店に入ることを俺が提案し、二人の了承を得ることができた。


-カランコロン-と扉の鈴を鳴らし、薄暗い店の中に入った俺たちは、店内奥の窓際の席に座り、飲み物のみを注文する。二人に聞いたら金を持っていないそうで、俺が払えるのは飲み物くらいだったからだ。

自分だけ飲むのは気が引けるし、かと言って何も注文しないのはもっとまずい。結局3人分賄える物って飲み物が一番安くつくんだ。それでも全部で1200円はする。俺の小遣いは一気に半分になった。うわあぁぁぁピンチだぁー!っと、心の中で頭を抱えながら絶叫したかった。


飲み物を注文したらそれが来るまでに、ジェットの質問に答えてやった。俺が普通の学生で近くの町に住んでいること。真力は爺さんのキビシイ修行で身につけたこと。買い物してから送電線の上を通って帰る途中に事故と戦闘を目撃し、高速路が崩壊しそうなのに車内に人がいることが分かったから助けに入ったこと。すべて嘘偽りなく話したつもりだ。ただ、読書しながら走っていたことだけは伏せておいた。たぶん、信用してもらえないだろうからな。


俺の自己紹介が終る頃にちょうどよく飲み物が運ばれてきた。おれはオレンジジュース、ジェットはブラックコーヒー、少女はホットミルクだった。正直、これ以上大きくはしない方が良いのにと思った。余計なお世話だろうけど。

俺が語り終えた以上、次はジェットの番だった。促す必要もなく、出された珈琲に一口つけると、ジェットは淡々と語りだした。


「そうか、疑ってすまなかった。危うく民間人を殺害するところだったな。

俺はジェット、世界平和維持軍アジア域に所属し、現在、こちらにいる彼女を護衛する任務についている。」


「護衛?さっき拘束してたよな?それっておかしくないか?」


「それは、我々を襲った奴らに万一見つかった時に、彼女が無理やり連行されていたと見せかけるために俺が考え施した。今考えたら迂闊なことだった。救ってくれて礼を言う、ありがとう。


「いや、それなら別にいいんだ。ところで、この子を守るのに何か理由でものあるのか?」


「すまないが彼女を護衛する理由については、、控えさせて欲しい。」


しっかり、俺に対して詫びを入れてから、自身の身分と現在遂行している任務を打ち明けてくれた。てっきり、詫びもせず黙秘を貫くと思っていたけど意外と融通が利くらしい。さっきは俺を反政府の人間と勘違いしていたからあんな態度をとっていたのかもしれない。謝礼も言えるのだから普通に話せば、寡黙だがしっかりした兄ちゃんだったんだな。



一方、少女は俺とジェットが話している間、終始、蒼玉のようなその美しい瞳でこちらを見つめていた。俺が貸した白いジャケットのファスナーを閉じていないために、保護スーツに密着された胸がくっきりとその形を俺に見せつけてくる。


湧き出る煩悩が限界を迎えそうになってきたので、思わず目線を窓の外にずらして見る。


ん?なんかへんな奴がいた。


原色のコントラストが織り成す奇天烈なスーツ姿、青の上下に黄色のワイシャツ、ネクタイは赤と目が痛い、おまけに顔はピエロだった…なんでだ?

そこに警官と思わしき格好の男が近づく、100%職質だろう。


外が気になりつつも、ジェットが話しているので前を向く。


「おそらく、上に残った同僚たちは生きていないだろう。俺たちは、なんとしても極東本部に行かなければならない。」


「維持軍とは連絡は取れないのか?」


「ああ、いま発信すれば傍受されてしまい俺たちの位置が奴らにバレる恐れがある。迂闊に通信はできないんだ。」


「そうか…ならどうする?自力でそこまで行くか。それとも、救援を待つか。二つに一つだろ?」


俺の問いにジェットは顔を俯けて額に手を当て逡巡する仕草を見せるが、すぐに意を決したようで


「救援を待つことにする。君には迷惑をかけたな、後で必ず礼はする。今は早く家に帰るといい。」


と言って、頭を下げてきた。民間人を巻き込みたくないという軍人として判断もあったんだろうけど、部外者扱いされた感じは否めないし実際その通りだから反論もできない。なんか面白くないので、それまで全く口をつけてなかったオレンジジュースを飲む。ちょっと酸っぱいのがまたいいんだよなあ〜いやぁーこれはうまい。半ばまで飲みながらふと視線を上げると、少女と目があった。気まずいのでそのままなるべく自然に視線を外に流す。


「エレレレレッ」


まだ、変な奴が職質を受けていた。なんか変な声で笑っているし気味が悪い。って、ええっ!?、警官が拳銃を取り出したぞ!?腹が立つかもしれないけど、何もそこまでする必要ないんじゃないの?

ん?警官の様子が変だ。抜いた拳銃を持つ腕がピクピクと痙攣していて銃口がピエロの顔から自分の頭に向かって動かしている。


「やめろーやめろおおお」


そう警官が言っているようにみえる。銃口は警官のこめかみの位置に来るとそこで止まる。ピエロは目の前にいる警官から3歩ほど後ずさりして姿勢を整えると、被っている帽子を右手でとって胸に添え、右足を引いて、左手を横方向へ水平に差し、警官に向かって丁寧なお辞儀をした。


-パンッ!-

乾いた音が鳴り響き

-パリィィーン-

俺は手に持っていたグラスを落としていた。中身はほとんど口の中にあるけど、目の前の出来事のために飲み込むことを忘れてしまっていた。

自らの頭をぶち抜いた警官はその中身をまき散らしながら膝から崩れ地面に倒れる。

なおも俺の視線はピエロに向いているが…


!!!!?


それまで警官の方を向いていたピエロの顔が突然こちらを向いた。その視線とあったことで、ピエロの顔がはっきりと見える。クシャっと顔を歪ませると、口元がゆっくり動く。聞こえることは無いが、それが何を言っているのかは理解できた。


 「み ぃ ー つ け た …」


俺は口の中の液体を盛大にぶちまけるのだった。


読んでくださった方、本当にありがとうございます。

月に4回更新を目標に頑張ります。これからもよろしくお願いします。


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