【200文字小説】なんでもいい
誕生日プレゼント何がほしい、って聞いたら、君がくれるならなんでも嬉しいかな、とか、そういう答えはやめていただきたい。
君だっていつも、晩御飯なんでもいいよ、って僕が答えたら怒るくせに。
どうせ君は僕が何を持っていっても本当に喜ぶんだよ。僕が持ってきた、ってだけで喜んじゃうんだろうね、きっと。
どうせそんなのなら適当に選んでやればいいはずなのに、そうできないこっちの気持ちも、少しは考えてほしいものである。
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