表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Turn Over  作者:
8/50

第一章 Desert Rose 八

 八


 さすがに遅いからと、少年の家で一泊した翌日。朝早くに出発したのだが、人々が避難しているという城下町に着いたのは昼過ぎだった。近い距離ではないというのに、子供の足でよく辿り着けたものだ。父親が城下町で働いていたと言っていたから、度々往復していたのかも知れない。

 他より遥かに堅固な城壁に囲まれた町は、この地域一帯を治める領主が住むと言うだけあって、かなりの規模がある。近くに大きな町があったから皆避難出来たのだろう。

 しかし果たしてキャパシティは足りているのだろうかと、ヴォルフはいらぬ心配をする。「力」が居た方はそう大きな町でもなかったが、住人が皆避難したなら少ない数ではないはずだ。

 町と荒野を隔てる鋼鉄の門の両脇には、衛兵が立っている。普通に通れるのかと不安になったが、見るからに怪しい三人連れが門をくぐってもお咎めはなかった。彼らはアルカナの侵入を防ぐ為にいるのだろう。どの町にも城壁が設置されているのは、砂塵避け以外にそういった目的もある。

「カルロス!」

 門から町に入ると、悲鳴じみた叫び声が響いた。甲高い女の絶叫を聞いた途端、ジゼラと手を繋いでいた少年が慌てて彼女の後ろへ隠れる。名前を聞いていなかったが、その反応から察するに叫んだのは彼の母親だったのだろう。

 門の脇から女性が一人駆け寄ってきて、少年を追ってジゼラの背後へ回る。隠れていた少年は怒られると思ったか身を硬くしたが、女性は彼を見てくしゃりと顔を歪めた。

「あんた……」

 絞り出すように呟いた彼女は、全身から力が抜けたように膝から崩れ落ちた。

「あんた、どこ行ってたの! このバカ!」

 息子の顔を見て安心したのだろう。母親は今にも泣き出しそうな声で少年を怒鳴り付けたそばから、引き寄せるように抱きしめた。少年は不思議そうな顔をして、肩口に顔を埋める母を見る。

「ママ、どうして泣くの? 僕、時計見つけたよ」

 勢いよく顔を上げ、女性はまじまじと息子を見た。少年はズボンのポケットを探って、銀の懐中時計を取り出す。

「ほら。パパの時計だよ。やっと見つけたんだ」

 息子の顔から懐中時計に視線を移し、女性は驚いたように目を丸くする。顔を近付けてじっくりと時計を確認する彼女は、信じられないとでも言うように力なく首を振った。当然だろう。丸一日帰ってこなかった息子が無傷で戻った上、夫の形見の時計まで見付けてきたのだから。

 戸惑う視線がジゼラを見てヴォルフを見た後、凍りついたように動かなくなった。一瞬にして硬くなった彼女の表情は、怯えているように見える。

 何故いつもこうなのだろうと、ヴォルフは心中嘆く。顔が怖いのは自覚しているが、いちいち怯えられると流石に落ち込む。意外に子供の方が怖がらないから不思議なものだ。

 肩を落とすヴォルフの背を軽く叩き、ジゼラは彼をかばうように前へ進み出た。座り込んだままの女性は彼女を見上げて、表情を緩める。

「怖がらなくていい。この人は人相は人攫いだが、阿呆のようなお人好しだ」

「お前はそんなに私をけなしたいのか?」

 女性は困ったように少年とジゼラを見比べて、首を捻る。何があったのか判じかねているようだ。少年は片手を伸ばして、小さな人差し指で二人を差した。

「この人たちが捜してくれたんだよ」

「あら!」

 女性は少年の手を掴んで立ち上がり、すいませんと呟いて、肩をすくめる。息子を連れてきたのが彼らだとようやく理解したのだろう。

「この子がすみません、旅の方でしょう? ありがとうございます」

「いいえ、お蔭で擬似親子体験が出来」

 あらぬ事を口走るジゼラの顔の前に掌を広げて止め、ヴォルフは一歩母親の前に出た。彼女の顔がまた、怯えたように引きつる。申し訳なくもなって、彼は結局、母親には声をかけなかった。代わりに少年を見下ろす。

「時計が見つかって良かった。子供、もう一人で出歩くなよ」

「うん」

 分かっているのかいないのかよく分からない返答だったが、ヴォルフは頷く。そのままジゼラの外套の首辺りを掴んでその場を去ろうとするも、待ってと言う声に止められた。

「あの、本当に、ありがとうございます。何かお礼を」

「礼を頂く為にした事ではない。ジゼラ、行くぞ」

 ジゼラは目を丸くしてヴォルフを見上げ、ゆっくりと頷く。何に驚いたのかよく分からなかったが、わざわざ聞く事もせず、彼はジゼラを引きずるようにしてその場を離れる。

 誰かの為になっているのだとしても、全て自分の為にしている事だ。タロットを倒すのも、誰かを救うのも、そうする事で無意味とも思える長い旅を有意なものとする為だ。たとえこの先何も成し遂げられなかったとしても、意味のある旅だったと、人を救う事が出来たと、胸を張って帰れるように。

 例え途中で力尽きて、故郷に戻る事は叶わなかったとしても。それでも出来る事がある限りは、誰かの為に、この砂時計を使いたい。結局自己満足でしかない事も、分かっていた。

 とにかく食事をと適当な店に入って席に着いても、ジゼラは無言のままヴォルフを見つめていた。何を言い出すものかとはらはらしながら運ばれてきたパンをちぎると、ジゼラはテーブルに身を乗り出して彼の顔を覗き込む。

「やっと、私の名を呼んでくれたな」

 そうだっただろうかと考えながら、ヴォルフはテーブルに並べられる皿を黙々と空にして行く。ジゼラは大きく頷いて、バスケットからパンを取った。

「あなたはお前とかおいとか、そんな呼び方しかしなかったからな。嬉しいぞ、やっと私を妻と認めてくれ」

「ない」

 全ての過程を通り越してしまっているような気がしたが、ヴォルフはそれ以上何も言わずに食べ続ける。温かいスープが、空きっ腹にしみた。

 ジゼラは暫く異常な速さで皿を空にして行くヴォルフを見つめていたが、何も言わないと分かると自分も食べ始めた。ふっくらと焼き上げられたパンを片手で器用にちぎって口に入れ、彼女は幸せそうに頬を緩める。その間に、ヴォルフは二皿空けた。

「よく食べるのだな」

 視線を上げると、ジゼラは忙しなく動くヴォルフの手元を見ていた。彼女も食が細いとはいえ、その数倍食べているヴォルフは確かに食いすぎだろう。

「道中では大して食えんからな」

「町でそんなに食べるから、道中の食糧が買えなくなるのではないか?」

 何も言い返せなかった。申し訳ないとは思うが、荒野でさえなければ食べ物などそれなりに調達出来る。町で食い溜めして、道中で腹が減ったら動物を狩る。そうして荷物を減らす習慣が身に付いていた。

 黙り込んだヴォルフに何を思ったのか、ジゼラは微かに笑った。そこでやっと、ヴォルフの手が止まる。

「あなたが何か食べているのを見るのが、好きだ」

 嬉しそうな声だった。それの何に惹かれるのかヴォルフには分からなかったが、白い星のように輝く彼女の笑顔が眩しく見えて、目を伏せる。そしてまた、チリビーンズをパンに乗せて口に入れた。

 お互いまだ、何も知らない。好き嫌いは別として、こんな状態で二人連れ立って旅をしている事が不思議に思えた。元々一人で旅を続けるつもりだったから、余計にそう感じられるのかも知れない。ジゼラは煩いが悪くないと思うのは、自分も寂しかったせいなのだろうか。

 飯屋を出ると、通りは人で溢れていた。旅人の姿も多いが、それよりも買い物カゴを提げた主婦の方が多く見受けられる。ヴォルフはあまり周囲を見ないから気付かなかったが、この辺りは商店街なのだろう。

 砂漠地帯に入ってから、こんなふうに栄えた町は初めてだ。どこの町も住人より賞金稼ぎの方が多いような有様で、商店街は店が閉まっている事が殆どだった。人が一所に集まったせいなのだろうが、ここまで差があるのも考え物だ。

「その砂金は、本物なのか?」

 フードを被ったままのジゼラが唐突にヴォルフを見上げ、そう聞いた。今更だと思うが、彼女も子供の前でタロットの話をするのは憚られたのだろう。

「本物だ。タロットは人の欲の源を、実体となる為の触媒として生まれるからな。倒せば元に戻る」

「あれは普通倒せぬと聞いたぞ。その砂時計で何をしたのだ?」

 現在のタロット達は、カードに注入された魔力とカード自体の怨念が人の邪心を吸って肥大し、具現化したものだ。元は魔力と怨念という形のないものだから、傷つける事は出来ても、物理的に倒す事は出来ない。

 だからこそ両親はこの砂時計を作ったのだが、何がどうなってタロットが無力化するのかを、ヴォルフは聞いていなかった。効果さえ分かっていればいいのだ。

「私も詳しくは知らん。だがあれらはタロットカードの悪い方の意味だけが現れたものだ、逆さにすれば無力化出来る」

「逆さに出来るのか?」

「出来る。逆位置を正位置に、その逆もな」

 両親が苦心して作り上げたこの砂時計は、反転させる様を目視した者を、同じくひっくり返す。タロットに対しては逆位置を正位置に、またはその逆にするだけが能という訳ではなく、命じればその意味を現す事も出来る。街一つを丸ごと変えてしまうものもおり、倒すだけでは解決しない事もある為だ。

 しかし効果を発揮するのは、砂が完全に落ちた時だけだ。タロットの種類によって砂が落ちる速度が違うから、待っていればいいという話でもない。

 実際、一旦身を隠して砂が落ちるのを待てばいいと思ってそうした事もあったが、物体的な存在でないタロットから足で逃げる事は出来なかった。そもそもヴォルフは足が速くない。隠れようにも、あれは人間を気配だけで見つけ出せる。だから結局、時間稼ぎの為に戦わなければならない。

「正位置も逆位置も、悪い意味のカードがあっただろう。あれはどうするのだ?」

「塔」の事だろう。しかしヴォルフは「塔」に出会った事がなく、当然どんなものなのかも知らない。確かにどう倒せばいいのか悩む所だが、見た事もないものへの対抗策など講じようもなかった。彼は悩む前に考えるのをやめる。

「……さてな」

 ジゼラはそうかとだけ言った。

 町中を少し進むと、ジゼラが上を指差す。つられて見れば時計塔があった。レンガ造りの塔は、ただただ泰然とそこに佇んでいる。ああいったものは、町の繁栄の象徴と言えよう。

「きれいな町だな。人は多いが」

「隣の町から避難してきた難民が流入しているのだろう。静かな方がいいな」

 言いながら、ヴォルフは大通りから逸れた道に入る。ジゼラは相変わらずコートを掴んだまま、辺りを見回しながら着いてきた。人気の少ない通りに小さな宿屋があったので、躊躇いなく扉をくぐる。表通りにある宿屋は綺麗だが、高いのだ。

 一階には受付とソファーだけがあり、初老の男が帳簿と睨み合っていた。あれが店主だろう。ヴォルフが一歩足を踏み入れるとすぐに気付いて顔を上げ、彼は帳簿をしまう。

「ご一緒で?」

「いっ……」

「部屋は別だ。支払いは一緒で構わん」

 ヴォルフはあらぬ事を口走りかけたジゼラの口を片手で塞いだ。そのまま主人に歩み寄り、コートのポケットから数枚の銀貨を取り出して、カウンターに置く。主人は硬貨を取って几帳面に枚数を確認してから、二階へ続く階段を指差した。

「お好きな部屋をどうぞ」

 頷いて階段へ向かいかけたところでジゼラの口を塞いだままだった事に気付き、手を離した。苦しかったのか勢いよく息を吸い込んだ彼女は、ヴォルフを見上げて眉間に皺を寄せる。

「何故別なのだ、同衾するのが普通だろう」

 責めるような口調だが、何がどう普通なのかヴォルフには理解出来なかった。彼は手近な空き部屋の扉を開け、荷物をベッドへ投げる。

「お前が何を言っているのか全く分からん」

「普通だろう。寂しいから一緒に寝よう」

「断る。荷物を置いてこい、買い出しに行くぞ」

 頭に被っていたストールを外しながら、ヴォルフはすげなく返す。ジゼラは暫く彼を見つめていたが、やがて不満そうな表情のまま、部屋を出て行った。

 何を考えているのかさっぱり分からない。丸五日寝食を共にしたとは言え、全くの無関係なのだ。

 助けてやっただけだ。たった二度、手を差し伸べただけ。それなのにここまで好かれる理由が、彼には分からない。

「ヴォルフ、行こう」

 声を掛けられて振り向くと、ジゼラは外套を脱いできていた。綿のシャツには左袖に本来あるべき膨らみがなく、すとんと落ちている。思った通り動かないだけではなく、肩から先がないようだった。ついでに胸も平坦だ。

 男と偽って生活していたから当然だが、少年のような格好だった。オーバーサイズのブーツとパンツは、片手でも履き易くする為のものだろうか。

「子供のようだな」

 思ったまま言うと、ジゼラは首を傾げた。左右に分けた長い前髪の間から、大きな目が覗く。

「あなたこそ、この辺りの人の格好ではないな。暑そうだ」

「当たり前だろう、ここまで旅して来たのだ」

「女らしい方が好きか?」

 一瞬何を聞かれているのか分からず、ヴォルフは硬直する。数秒かかって理解して、更に困惑した。

 この話の流れで聞くような事ではない。ジゼラに普通の会話の流れを求めても無駄だが、少しは人の話を聞いて欲しかった。

 返答に窮して顔をしかめると、ジゼラは頷いた。何に納得したのだか全く分からない。

「では女らしくなろう」

「は?」

 辛うじて問い返したが、ジゼラは無視して彼のコートを掴み、歩き出した。引っ張られるようにして部屋を出て、ヴォルフは慌ててドアに鍵をかける。

 人の話を聞かないという次元ではなかった。自己中心的と言うよりは、単純に強引なのだ。

 ヴォルフは呆気に取られて、引っ張られるままジゼラに着いて行く。ついでに風呂屋へ行こうと思っていたのだが、着替えを忘れた。とんだ災難だ。そもそも彼女について来られてしまった事自体が災難だったと言える。

 強引に連れて行かれた先は、服屋だった。宿に行くまでにきょろきょろしていたから、最初から服を買うつもりでいたのかも知れない。それならそれで、言ってくれれば立ち寄ったのだが。

 何故こんな事に。流石に中へは入り辛かったので外で待ちながら、ヴォルフは途方に暮れる。婦人服店の前で立っているのも嫌だったが、ジゼラがさっさと中へ入ってしまったので、ここを離れる訳にも行かなかった。そもそも彼女は金を持っているのだろうか。

 先程タロットを倒したから、ヴォルフの懐は暖かい。換金するのを忘れていたが、これだけ広い町ならどこかしらに宝飾品店はあるだろう。砂金そのものでも買い物は出来るが、本来の相場より価値が低くなるから、出来るなら換金した方がいい。

 錆びた真鍮製の懐中時計を取り出して時間を確認すると、ジゼラが店に入ってから三十分は経過していた。女の買い物は長いとはいえ、流石に長すぎる。

 怪訝に店内を見たところで、はっとした。そもそも、何故待っているのだろう。わざわざ待たなくとも宿を取ってあるのだから、買い物が終われば勝手に戻るはずだ。ジゼラを一人で出歩かせたくないのは確かだが、彼女も知らない人間に着いて行ったりはしないだろう。

 時間を無駄にしてしまった。疲れた溜息を吐いて店から離れようと一歩踏み出した瞬間、ヴォルフはコートを引かれてつんのめった。

「どこへ行く」

「お前、危ないから引っ張るなと……」

 言いながら振り返ったヴォルフは、思わず黙り込んだ。

 黒い革製の細身のロングコートには左袖の中身がないが、袖自体が細いせいか、綿のシャツを着ているより気にならなくなっている。ショートパンツから伸びたすらりと長い足を編み上げのブーツで覆っているのは、やっぱり脱ぎ履きしやすいからだろう。それよりもヴォルフが驚いたのは、ビスチェから覗く胸に対してだ。

 引き締まった腰と細い手足とは不釣り合いなほど、豊かな胸だった。ビスチェがきついのではないかと思われる程、白い乳房の肉が生地の上へせり出している。平坦だったのは布を巻いていたせいだったのだと、納得した。

「……それのどこが女らしいんだ」

 体の曲線は確かに見事なものだったが、服装自体は女らしいとは到底言えなかった。服は女物だが、明らかに賞金稼ぎの格好だ。

 しかしジゼラは不思議そうに首を捻り、胸を指差す。つられて見た胸元は、鎖骨のラインまでもが美しかった。ビスチェで押し上げられ、更に寄せられた胸は、見事な半円を描いている。

「この辺りが」

「お前の女らしいの基準はそこにしかないのか」

 ジゼラは今度は反対側に首を捻り、細い眉を寄せた。下ろされた白い髪が流れ、体の前に落ちる。腰まで伸びた長い髪は、太陽の光を受けて煌めいていた。

 思案するような表情を見て、ヴォルフは益々顔をしかめる。彼女の思考回路は本当に繋がっているのか疑問だ。

「そもそも出しすぎだ。恥ずかしくないのか」

「流行なのだぞ。あなたが嫌なら違うのにするが」

 彼女の服を選ぶ基準が分からなかった。返答に困り、ヴォルフは渋い表情を浮かべる。

「私は関係ないだろうが」

「あなたの為に着るのだから、あなたの好みでないと意味がないだろう」

 聞いている方が恥ずかしくなるような台詞を口にするジゼラは、やっぱり真顔だった。いつもそうだが、本気だか冗談だか判断に困る。

 本気だったらそれはそれで問題だが、彼女は常に本気なのだろう。大問題だ。ヴォルフは俯いて額に手を当て、嘆かわしげに首を左右に振る。

 そしてふと、視線を上げた。

「……中に何か着ろ。これから北へ行く、風邪をひくぞ」

 ああ、と納得したように呟いて、ジゼラは店の中へ戻って行く。ヴォルフは暫く複雑な表情で店員に話し掛ける彼女を眺めていたが、その姿が店の奥へ消えたところで中へ入った。あそこまで言われて、買ってやらないほど金がない訳でもない。

 なんだかんだでいいように振り回されているような気がしたが、ヴォルフは考えない事にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ