昨日からのキミへ
キミに告げた言葉のいくつかは、
もう忘れてしまった・・
そんなことは決してないけど
誰か違う方向へこの恋を導き出してくれたなら
ぼんやり映るその先のことが
しっかり見えてくるはずなのに
「キミの気持ち、置き去りにはしないから」
格好つけた台詞を言う僕は
その陰でうつむいたまま
恋の勇気とは逆のものに
追いやられてしまうことを
恐れている
そばにいるだけで
安心感が生まれ
それと同時に
そばにいたい気持ちが増えて
キミには言えない気持ちが増えていった
昨日会って
今日も会うから
もういいよね
キミに大きな声で好きと告げても・・
どの場所にも関係ない、
キミのタイミングも関係なく
雨が降っているときでも
それ以外のときでも
失敗しないように、と考えるんじゃなく
失敗してもいいから、と思うくらいに