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コスプレとは何か

きっかけは、我が家の家族アルバムから発掘された、私の

 3歳 6歳

の2枚の写真でした。

還暦のフリーカメラマンです。

数年前に実家のゴミ屋敷を片付けて住んでいます。

古いですが間取りが広いので、物撮りのスタジオにも便利に使えています。


その片付けの時に、いわゆる記念アルバムが発掘されて、思うところがありましたので、書き始めました。


古い順に2枚紹介します。


3歳の私のポートレート:

当時我が家は、日本三大秘境駅の一つ、田本駅が最寄りだった頃の写真です。

そこは、生鮮食品を取り扱う店などなく、豊橋から飯田線を使って行商をする人から購入するという生活でした。

それにも関わらず、父はオリンパスのペンFというカメラを安月給のはずが所有しており、この一枚を撮影してくれました。

フィルムや現像は隣の駅の温田駅に写真館があり、そこから入手して現像、プリントを依頼していたものと思われます。

当時はフィルムも貴重でしたので、通常の35mmフィルムを半分づつ使うという、ハーフサイズのカメラですが、ピントやブレも問題なく綺麗に撮れていました。

これ以前の写真は、私自身の容姿が猿に近く、私でも自分のものか兄のものか判別ができません。


これで学んだことは、

 3歳の容姿は一生物である

 それ以前でも、父母、祖父母の若い頃の容姿が写っていると一生物である

したがい、万障繰り上げて写真は撮っておけば50年後には価値が出て来るので、

 必ずプリントして残しておくこと

をお勧めします。


6歳の記念写真:

私の小学校の入学記念写真で、おそらく隣の温田駅の写真館が、乾板カメラのバルブ撮影をしたものとお思われます。

当時としては高い技術レベルの撮影ですから、費用も高額と推定されます。

衣装も、その時一度しか着ないだろうと思われる蝶ネクタイを特徴とする正装と、あの傾斜のある田舎では歩きにくかったのではないかと思われる靴を履いています。

おそらく母親が学校という社会の入り口に子供を送りだすことにに際して、

今風にいえば

 テンションが上がってコスプレに走った

という表現がぴったり当てはまります。


ここで、私一家の特徴的な心配事がありまして

 不相応とまで思える父のカメラで撮影していないこと

母は、父の撮影技術に不安を抱いていたのか、

あるいは、

父は、自分に任されなかったことに不満を感じなかったのか

今となっては、わかりません。


ここで学ぶべきは

 子供のイベントに際しては、親は盲目である

 職業カメラマンに依頼するという選択肢もある

どういうことかと申しますと、一言

 写真を撮りたがる

には

 撮影したい

 撮影されたい

の両面が備わっているということです。






コスプレは万人に共通する表現ではないか

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