表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

1-EX キャラクター紹介・豆知識まとめ

1章のネタバレを多分に含みます。ご注意ください。

<キャラクター紹介>

本作の絵師・ノクちゃか先生より、暫定的なメインキャラクターのデザインが固まったらしいので、イラストを交えつつご紹介します。暫定的なものなので、次の章では変わっているかもしれません。ご容赦ください。


○カロ(カロライン)

挿絵(By みてみん)

駆け出し冒険者リゲイナー。Eランク。いつかちんこ生えてきて男になれると信じてやまない十二歳の女の子である。なまじ可愛くないせいで女扱いされないところがミソ。いつかプラチナブロンドの花の少女・ミンミを迎えに行って結婚することを夢見ている。いつかてっぺんを取りたいが、てっぺんが何なのかはわかっていない。

その正体は、悪徳貴族・クララック卿の営む闇娼館から売り上げ金をパクって脱走した元娼婦。クララック卿曰く、「珍しい目の色をしていたから拾って商品に並べた」らしいが、それ以前の出生については不明。とんでもなく耳が良かったり、対・人間用の呪符が完全に効かなかったりと謎が多い。

性格はクソ生意気。ノリと勢いで生きている。閉鎖的な環境で育ったために世俗に疎いところがあるが、頑張ってお勉強して冒険者としての知識はそこそこ。


○シャーリー

挿絵(By みてみん)

Sランク冒険者。かつて幅をきかせていた盗賊団「夜更けの蓮花」の女頭領だった。らしい。が、自らの怠惰と失態で盗賊団を崩壊させた。やたら露出の多い妙齢の女。ロクでなし四人の中では一番話が通じる。

半異種族だが、種族名は現時点で不明。影を操る。


○ズビ(ズヴェスク)

挿絵(By みてみん)

Sランク冒険者。元・銀聖教団本部大聖堂の大神官だったが、職権濫用その他多岐にわたる罪に問われて教団を追放された。禿頭の大男。性倒錯。話は通じるが、行動に結びつかない。

半異種族だが、種族名は現時点で不明。神聖法術とは反りが合わない。


○テディ(テオドア)

挿絵(By みてみん)

Sランク冒険者。元傭兵。天下無敗の傭兵団「不条理喜劇戦闘団」に籍を置いていたが、ボケてお祓い箱にされた。その肉体美たるや素晴らしい、大斧の戦士である。アル中でなければ。

半異種族だが、種族名は現時点で不明。老齢とは信じがたい身のこなしをする。


○モネ

挿絵(By みてみん)

Sランク冒険者。元軍人。リコリス公国の秘密魔導部隊の小隊長だったが、脱走兵となった。青白い顔の青年。話が通じるようで通じてない。「魔術師は前衛です」。

半異種族ではないが、人間でもない模様。無詠唱で魔術を発動させる。


○クララック卿(オーブリー・モイーズ・イヴォン・ド・クララック)

半異種族を扱う闇娼館を営む貴族。売り上げ金を盗んで脱走したカロを追ってはるばるマジャリスまでやってきた。が、白豚に一杯食わされ、カロ率いるパーティーメンバーに返り討ちに遭い果てには財布にされたかわいそうな人。モネの「失ったものを取り戻したいと強く思うことがありますか?」に対して涙を流すあたり、彼にも悲しい過去があるのかもしれない。


白豚ピギー

白豚商会の会長。「卑しく肥えた商う白豚」を自称する、たっぷり腹の出た年齢不詳の男。金さえ払えば何でも調達してくれるが、正しくオーダーしないと少々痛い目を見る。狡猾な豚である。


○ミンミ

カロがベタ惚れするプラチナブロンドの美少女。口をきけない。花鈴妖精(ブルーベル)の半異種族。徒花を纏い、まさしく妖精のような容姿をしている。真紅の左目と花の模様のある空色の右目。クララック卿曰く、白豚商会を通して身請けられたため行方が知れない。


◎身長比較用立ち絵

ノクちゃか先生が途中で力尽きてしまったため、おじいちゃんが半裸だったりしますが大体このくらいの身長差です。カロ、相当小さい。栄養が足りてなかったんですかね。

挿絵(By みてみん)




<世界救わない豆知識まとめ>

各話のあとがきに書いたものです。新規をいくつか追加(★)しています。


●冒険者

カロの生きる世界では、人間は長らく「異種族」に存続を脅かされてきました。人間と異種族は敵対し、異種族はその異端の力をもって、人間の生息域を侵略し続けました。しかし、人間が「エレシド」と呼ばれる魔法の力を手にして以来、状況は好転します。人間は新たな力をもって、土地を、平和を、その尊厳を奪還するようになったのです。ゆえに、異種族を討つ冒険者は古い言葉で「奪還者」を意味する「リゲイナー」と呼ばれます。


●冒険者のランク

カロの生きる世界の冒険者にはランクがあります。冒険者として活動できるの最下級ランクは“E”、それ以下に見習いクラスの“V”ランクがあります。VランクはEランク試験を突破することで正式に冒険者となれます。なお、ズビらSランク冒険者は「強さのみ」で昇格できるランクの限界です。Sランクより上に三つのランクが存在しますが、昇格条件は非常に厳しくなります。


●Ⅳ級依頼

冒険者は往々にして依頼クエストを受注し、報酬を得ます。今回、カロの受注したⅣ級は最も一般的なパーティークエストのランクになります。異種族との交戦が必ず含まれます。なお、これ以下は「おつかいレベル」、一つ上だといわゆる「レイド戦」となります。同じ級の中でも難易度に大きな幅があるので、内容をよく確認しなければ痛い目に遭うそうです。


● 軍事魔術

カロの生きる世界では、魔術は一般的な技術として流通しています。しかしながら、人間の魔術にはいくつかの禁忌があり、その一つに「生命損壊」があります。禁忌にはそれぞれ所定のペナルティが存在します。そこで、軍事魔術とは、「禁忌と代償」の法則を掻い潜るための手順により、ペナルティを負わずに「生命損壊」即ち魔術による攻撃を行使する魔術となります。


●バベルの神話

カロの生きる世界には「バベルの神話」と呼ばれる伝承があります。それは人々の間に深く深く根付いており、文化慣習、価値観の基礎となっています。その神話において、人間は「種族を分かたれた」のだそうです。ゆえに、異種族が存在するのですね。


★サニフェルミア

本作のシリーズ名「レコード・オブ・サニフェルミア」に含まれる固有名詞です。カロの生きる世界の名称であり、「幻想に微睡む世界」を意味します。


異種族(アリウス)

人間にとって不倶戴天の仇敵とされる、異端の力を持つ異形の者たちです。それはかつて、天上の神により「人間と分かたれた」結果生まれたと伝えられています。


★北方討伐/北方異端

人類居住限界リコリス公国以北より攻め入らんとする正体不明の軍勢「北方異端」により、人類は長らく悩まされています。人類が魔法の力「エレシド」を得てより異種族に対し戦況が好転した現在、北方異端を討伐することは人類の悲願です。

第1章、ご愛読いただきありがとうございました。

次章開始まで一週間ほどお時間いただきたいと思います。

感想・評価・応援どしどしお待ちしてます。「ロリショタ以外描けないって言ってんじゃん!」とか言いながら仕事をこなしてくれた絵師・ノクちゃか先生へのねぎらいの言葉もぜひ。


次章「カロと嘘つき魔女」、5/17開始予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ