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念願の引きこもり生活1日目

久しぶりの更新です。

そして、この話数より前の話を大幅に加筆修正して世界観登場人物、話の流れなど大きく変えてしまいました…。

前に読まれました方いらっしゃいましたら、お手数ですが1話目から読み返していただければと思います。

ピッカピカに新しくなったお家で、快適なお風呂タイムを満喫したあと、キッチンのカウンターに座って

「注文!」

kuruzonの注文画面を開く。

ちなみにお家の明かりも魔法でオンオフにしてくれた。

電源いらずのエコってめっちゃくちゃ便利!

とはいえここからは太陽の光を頼りにしたゲーム三昧!

ようやく…!念願の…!ゲーム三昧、漫画三昧の引きこもり生活がこれで始まる!

と鼻息も荒くお買い物をする。


・65インチのTV×2

・ゲーム機本体

・やりたかったゲームソフト10本

・読みたかった漫画50冊

・読みたかった小説50冊


欲望の赴くまま購入して、はっと気が付く。


「冷蔵庫とか電子レンジとか、オーブンとかも必要なのでは?」


そう思って、再びポチポチとする


・オーブン機能付き電子レンジ

・冷蔵庫(小さめ)

・炊飯器(日本人の心!)

・トースター

・サーキュレーター


「いまのところはこれくらいで、快適な生活ができるはず…!」

注文ボタンを押そうとしたところで

『大きいお荷物の注文があります。場所の指定をしますか?』

そんな表示が画面に現れた。

どうやら冷蔵庫やオーブン、TVなどは置く場所を設定できるらしい。

指定する、を選ぶと、家の間取りがでてきたので、それぞれの置きたい場所をタッチすると、場所を指定できた。

「めっちゃくちゃ便利…」

異世界仕様なのだろうけれど、便利だなあと思いながら、待っていると、ぼふん!と煙とともに指定した場所とカウンターキッチンの前に段ボール箱が置かれる。

「…しまった」

寝室まで100冊の漫画と小説を運ぶのにちょっとした労働をし、再びシャワーを浴びることにしたのだった。



翌日。

朝起きて、まずは裏庭の扉を開けると

「ぴ!」

「ぴぴ!」

コカトリスちゃんたちが扉の前にいた。

「おはよう」

「「ぴっ」」

「お水あたらしいのに変えようねー」

小屋の中でお水を変えようとすると…

「ん……?」

なぜか、卵が2つあった。鶏の卵そっくりのものが。

「コカちゃん?トリスちゃん?」

「「ピ!」」

まだまだヒヨコのままの2羽は何故かちょっと誇らしげなどや顔を見せる。

「……産んだ……?」

としか思えないけれど、どうやって?なぜ?と頭に疑問が浮かぶが、とりあえずそれは横に置いておいて

「卵、ゲット」

美味しく卵をいただくこととする。

コカトリスちゃんたちの小屋を掃除し、水も綺麗なものに変え、お家へと戻る。


朝ごはんは玉ねぎのコンソメスープにエリンギぽいキノコとキャベツのソテーとオムレツ。そしてパン。

スープもソテーもたっぷり作っておく。

何故なら…

「今日は、本をまず、読みまくる!!!!!!!!!!!!!」

昨日買った本をまずは10冊。

キッチンカウンターにおいて、お湯を沸かして、紅茶を入れて…

「さあ、読むぞ!!!!」

気合を入れて読む。

本当はベッドでだらだらしながら読みたかったのだけど、なんとなくまだこの家に慣れていなくて、ベッドだと集中できなかったので、キッチンカウンターにしたのでした。


「……」

集中して漫画を読んでいると

『カランカラン』

と突然鐘の音のような音が部屋のどこかから聞こえてきた。

「なんだろう?この音」

きょろきょろと見回すとミサエルさんからもらった箱から音が聞こえてくる。

恐る恐る触れてみると

『ピン』

という音がなって箱が開く。

すると一枚の紙が飛び出してくる。

空中を浮いているその紙を手に取ると、文字が浮かび出てくる。

「やっほーマドカ元気かい?グリフィスだよ。来週の真ん中、水の日に迎えに行くので一緒にまたダイナモンドサックス商会に行こう」

文字を読み終わると文字が消えて、そして紙も消える。

「どういう仕組みなんだろう?」

箱をもってひっくり返したり、あちこち触ってみるが、うんともすんとも言わない。

「お返事ってどうしたらいいんだろう…?」

と、つぶやくと

『ポーン』

さっきとは違う少し低い音がして、目の前に紙とペンが浮いてくる。

「これで、お返事をかけってことなのかな?」

とりあえず、カウンターで紙にペンでお返事を書いてみる。

こっちの文字は分からないので日本語で書くと、書いた端からこっちの文字に変わって行く。これも女神様の力なのだろうか。

とりあえず

「了解しました。お待ちしています。よろしくお願いいたします。マドカ」

と書いた後に

「そういえば、お家を少し修理しました。あと2羽のコカトリスを飼うことにしました」

と追加する。

書き終わり、紙を小箱に近づけるとペンと共にすっと消えて

『チリンチリン』

と音を奏でる。きっとこれが向こうに送った音なのだろう。

面白いなあ、と思ってその音を聞いた後、また読書へと戻ることにする。


気が付いたらお昼過ぎていたので小腹を満たすために朝の残りのスープと炒め物を食べて、小ぶりの桃のようなフルーツを食べる。

1つコカトリスちゃんたちがつついたのがあったので、それも細かく切ってお皿に入れて、お庭のコカトリスちゃんたちのところへ持っていくと、ものすごく喜んで食べていた。


フルーツ、好きなんだね。

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