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欲をかくと碌なことになりません

なんかちょっと転生者ざまぁみたいな短編書こうと思ったけど、なんかあれがこれで結局書かずに放置していた……

ここは……?


「目が覚めたかの?」


「チェンジで」


「は?」


「だーかーらー、チェンジだって!」


目の前にいるのは老人だ。いかにも神様って感じの格好だ。


だが、あえて言わせて貰おう。


転生するなら女神様にお願いしたいと!


「はーっ、なんでお前さんみたいなのが記憶保持の特別転生の権利があるのか……」


はっはっは、異世界転生で、俺TUEEEEE!!!!してハーレムだぜー!!!


ふっ、そのために……


「チート寄こせジジイ」


「最低じゃなお主。それにギフトを不正呼ばわりとは……」


何がいいかな〜♪


「聞いておらんのぉ」


強奪?模倣?創造?何がいいかなぁ〜♪


「言っておくが、ギフトは一つだけじゃ。それに犯罪っぽいのもなし!!」


「え〜ケチケチすんなよぉ〜」


「上に転生の取り消し願おうかの……」


「ごめんなさい」


「はぁ……それでどんなのがいいんじゃ?」


「モテるやつ。飛びっきり強力なやつで。ハーレムを築きたいんだ!!!!」


「はぁ、清々しいほどのクズじゃな。大丈夫そう……なのはっと、これじゃの。よし、じゃあ行ってこーい」


ぐふぐふ、ぐふふふふふ。


あばよ、じーさん。







このときはまさかあんなことになるなんて夢にも思っていなかった……なーんてね。




◆◆◆◆




「さあ、メチャエロ君を返して貰おうか!」


「黙れ、お前のでもないだろうが!!!!」


女騎士と女盗賊のような女性2人が言い争っている。


周りには何人もの女性が倒れていた。


こうなったのは全部、全部俺のせいだ。


言っておくがこの2人はどちらも敵だ。2人どころか周りに倒れ伏している女全員敵だ。


いや、母親も含めた世界中の全女性が俺の敵である。


女なんて嫌いだ!


ああ、俺はなんであんなことを願ってしまったのか。


ああ、どうして俺は神様にあんな横柄な態度をとってしまったのだろう……


ステータス、



名前:メチャエロ・カッター


性別:男


年齢:4歳


人種:普人族


スキル:子羊ちゃん


称号:欲深き転生者、愚か者、哀れな子羊、征服対象、罪深き男



子羊ちゃん:神が授けたギフト。魅力系スキルの到達点の一つ。あらゆる異性の征服欲を掻き立てる。

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