表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/15

狂風

奔雲片片向天邊

萬頃波濤散做烟

侵入深閨吹寂寞

莫留遊子礙帰船


奔雲片片天邊に向かう

萬頃の波濤散じて烟と做る

深閨に侵入して寂寞を吹く

遊子を留め帰船を礙ぐる莫れ


ちぎれ雲が次々と空の彼方へ飛んでいく

海いちめんの波が散らされて霧になる

深い寝室に入ってきて寂しさを吹く

どうかあの人の乗る帰りの船を邪魔して引き留めたりしないでおくれ



閨怨詩。

閨怨詩とは、家にいる女性が、その場にいない男性のことを思っているという状景を詠んだ詩です。

起句の天辺へ向かう雲が、風の強さを表現するとともに結句の遊子のメタファーになっています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ