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ガラパゴスの燈台より  作者: Mei.(神楽鳴)
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十三、

十三、

 森を遮るカトラリーの境。東西南北を横断するアジア諸国は砂漠を見失って高潔な、蝶と花祭りの人形を求める。日本を中心として、桜花魁が夜街を覆い尽くしていくだろう。

それは、梅の酒とも言うし、はたまたサンアンドレアス断層のパラメータを嘆きと称するとも等しい。パタパタ、ぶくぶくと奥から聞こえる深海の開拓と、黎明の半減期。放射性同位体を雁字搦めに滅して、停滞した地球戦争が勃発されたとき、それは起こった。

「え…。」

 光る波が煌々と世界を差し示す。生まれ育った暇を探すように、手の平には夜光虫の警戒美を。

「どうして…。」

 星は生まれなかった。太陽が落ちた一瞬の後、真っ暗の少しばかり青が絵筆に残った空。ない星を探して彼は立ち上がった。

「なんでだ!?そんなはずがない!そんな…。」

 私も辺りを見渡して、空を隠す星の明滅を探す。

「っ!」

 彼が大声で何かを叫ぼうとしたとき。

「あ、、、」

 

 星が、点いた。


とうとう、次回が最終回です!

実は、燈台には実際には行ったことはないのですが、この小説を書くにあたってグーグルアースで旅してきました。有体に言えば、あそこはプラネタリウムですね。世界が終わっても、光を指し示し続ける天体観測所。生み出されたものが何であっても、自分たちの感覚によって最上のものにも最低な解にもなりえるのでしょう。

次回は、金曜日に投稿しますm(_ _"m)


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