01.謎と謎の邂逅
どうして私は暗闇にいるの? さっきまでみんなで『覚醒極武器を作った記念』の写真取っていたのに……?
急に光に包まれたと思ったら今度は暗闇になっちゃった。何で? どーして?
覚醒極武器を作ったから何かイベントが起きたのかも。
とにかく周りを確認しないと!!
「<ライト>」
私は神官だから光を出す魔法も使えるんだよ。ぴかぴかだよ!!
「あれ? みんなは……?」
ここはどこなんだろう。壁が土だし洞窟かな?
「小さき者よ」
「きゃっ!! なになに!?」
後ろ? 上? から声がする。みんなの声じゃないし怖いよぉ……。
「小さき者よ」
「はい!?」
また呼ばれた。私は小さいから絶対私のことだ。ちっちゃくないけどね!!
怖いけど……呼ばれて無視するのは失礼だもんね、思い切って見てみよう。……やっぱり思い切るのは怖いからそーっとみよう。
「……タコさん? わぁぁぁ、おっきいー」
なんでこんな暗い洞窟にでっかいタコさんがいるんだろうな。ピンク色のタコさんモンスターなんて知らないし、ここは新しいステージなのかも。
「小さきものよ。我を殺しに来たのか」
「ころ!? そんなにひどいことしないよ!!」
おっきいタコさんが怖いこというからびっくりしちゃった。
「そうか……ならば去れ」
なんだか悲しそうだよ……。あれ? よく見ると怪我してる。
「タコさん。怪我、痛い?」
「これは定めだ」
何を言ってるか分からないよぉ。でも悲しそうなのは放って置けないな。ゲームなのに悲しそう? なんでそう思うんだろう。でもいっか。そう思ったならそういうことなんだもん。
「その怪我治してあげるね」
「何を――」
「<愛の献身>」
モンスターでも回復できる<愛の献身>なら大丈夫。少し時間は掛かるけど待っててね。
「この光は…………暖かい」
タコさんが気持ちよさそうにしてる。回復してあげてよかったぁ。
でもなんかぴしぴし音がするな。なんだろう?
「……タコさん!? 割れてるよ!?」
タコさんが割れ始めちゃった!!どうしよう!? ああ!!崩れちゃった!!
「タコさん……」
私が回復したのがダメだったのかな。何か間違っちゃったのかな……。
「案ずるな、小さきものよ」
「わっ!! 小さいタコさん!?」
割れたタコさんの中から小さなタコさんが出てきた!? ああああああ……これは……我慢できないよぉ……。
「感謝する、小さきものよ。我は――」
「かわいーーー!!」
おっきいときは怖かったけど小さいとすっごくかわいい!! かわいいよぉ!!
「我は」
「私はラリルレ!! あなたはロロちゃんね!!」
「我は」
「んふふ~、みんなに見せてあげよう!! かわいいー!!」
「我は」
「抱きしめちゃう!!」
「我は」
「頭に乗っけてロロちゃん帽子!! このままレッツゴー!!」
「我……」
早くみんなに見せて可愛さを分けなきゃ。そういえば……みんなはどこに行ったんだろう?




