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愛って何だ

作者: 逞美強

 僕は、愛を知らない。母には、一度も、愛されたことがない。筈だ。何故だろう?こんなに胸がきしむのは。一度も愛されたことがないのに、胸がきしむ。僕は、アイスピックで人を傷つけた。胸が痛んだ。

 これが、愛?!僕のなかに、涙がこぼれた。僕のなかにも、愛があったんだ。

 僕は、この気持ちを、忘れずにいようと、思った。

 それからだった。あのアイスピックの事件が、胸に残る。もう駄目だ。人を、傷つけてしまった、悔いが残る。

 僕は、自分を恨んだ。いや、正確には、憐れんだ。自分の愛のなさ。自己憐憫。偶像。

 ナルシズム。それが僕だった。母は、僕のことを、愛してくれていた。気づいていなかった。ごめんね。母。もう少し、頑張るよ。


 人間って、気付いて無いだけで愛されてる。

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