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詩の部屋(五号室)

春のうた

作者:aio
一度口に出せば
こぼれ落ちる歌のように
季節は巡って
揺れるこの心は
あっさりと
風にさらわれる花びらのよう

まばたきが捉えた
いくつもの瞬間を
青空に映せば
早送りするような
雲が掠める

声と声を繋げて
どんな言葉なら
渡り合えたのだろう
今はもう
響きだけを反芻する波の音が
春の海を行く

触れた日溜まりの熱と
掬う(とど)まることのない形
手と手を繋いで
見せあった傷が
今はもう
違う青さで空に色付いている

先回りするばかりの不安を
折り畳み仕舞うポケット
新しい日々は
薄紙のように透け
僅かな光を射す

朧気な歌詞は
綻んだ糸
解けばするりと口ずさむ
きっと忘れやしないと嘯く
季節は巡って
誰を結ぶでもない
眩しい水平線の片側で
重なる淡い影を送る















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