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 だから、最後を飾るのは、そのたった一言がふさわしいと思ったんだ。

「月の―――綺麗な夜でしたね……。」


 目を開けた俺の目に映ったものは、ほの暗くほの明るいあの月の浮かんだ夜空ではなく。太陽と光が支配する、抜けるようなというような表現がよく似合う、綺麗な青空だった。


 どこまでも続くような透き通った蒼穹。


 その吸い込まれそうな青は、全ては終わったのだと、暗に、だがしっかりと明白に、僕に無言の言葉を突き立てているかのようだった。


 俺はそれを見て、そう考えて、少し太陽に、よくわからない負の感情を抱いた。それは怒りなのか、悲しみなのか、気持ちの整理はつかなかった。


「月の綺麗な―――。」


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