ドニー
ドニー
ドニーの宿に着くと既にエルザがいた。
「早いじゃん」
そう言って中に入っていくと、ダイニングにいくつも置かれたテーブルの一つにエルザとドニーが座っている。二人は無言で見つめ合っている様だが。あれ?雰囲気が険悪?
二人の座るテーブルにゆっくり近付く。
「早く座れば?」
ドニーの声にトゲがある。恐いな。
「おっおぅ」小走りで近付いて椅子に座る。「どうしたの?」
「気にしないで、大丈夫だよ」
少し固いが笑顔だ。
「どんなデザインが良いか決まった?」
エルザはポッケから出した封筒から一枚の紙を出した。紙は丁寧に折り畳まれている。
「これがいい」
そう言ってエルザが指差した絵は柴犬がお座りしているのを横から見たものだった。
「じゃあサイズと場所は部屋で決めようか」そう言って立ち上がる。出来るだけ早く二人を離したほうが良さそうだ。
「じゃあドニーはまた、後で」
ドニーに手を振って自分の部屋へと移動する。ドニーには夜の営業が終わってから彫る予定だ。
何処に掘るかは時間をかけてしっかり決めた。左胸と左肩の間にするか、左手首内側に彫るか悩んで左手首になった。
目で見える所に彫りたかったそうだ。
ちなみに服で隠れない場所に彫るものを入れ墨といい。服で隠れない場所に彫るものをタトゥーと思ってもらえばいいと思う。日本では服で隠れる場所に彫って、服を脱いだときに見えたり、袖や裾から少しチラチラ見えるのが粋で、服で隠れ無い場所に彫るのは粋では無いと考えられていた。
この世界の入れ墨は理由違えど服で隠すというのは日本と近い。エルザの選んだ場所も袖に隠れながらも手を伸ばした時に少し見えるというものだった。
「さて」
俺はそう言って準備を進める。
墨を作らなくてはいけない。ブラックウルフの血の入った瓶を一つ取り出すと血を小皿に少量移した。本当の召喚印の場合。一つの召喚印を彫るのにブラックウルフ一頭から取れる血を全て使うが、今回のように簡易版を彫るのなら10分の1の量で大丈夫との事だった。
小皿にある血に魔法をかける。この魔法は人間が作ったもので血を精製する事ができる。精製された血は無色透明になり神木の樹液と混ぜて墨と硯で磨られる。
墨が用意出来ると、バルザックにした説明をもう一度して。下書きをしてエルザに確認してもらう。肌をアルコールで消毒し、すじ彫りをする。すじ彫りはデザインのアウトラインを掘ることをいう。
手首の内側は、皮膚が薄くわりと敏感な痛みを強く感じやすい場所なのだけどエルザは問題は無さそうだった。こっちの人は痛みに鈍感なのかもしれない。
すじ彫りが出来て彫りのアウトラインが分かるようになると、エルザに確認して貰らう。するとエルザは嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあこのままつぶすね」つぶすとは、ツブシともいい、塗りつぶす事を指す。
「うん」
エルザには仰向けに寝てもらい、エルザの顔を布で隠す。隠さないと見られているようで落ち着かないからだ。
「ねぇ」エルザが遠慮がちに声を出す。「このデザインだけど、他の人にも彫っちゃうのかなぁ?」
「う~ん。どうした?」
「出来たら他の誰にもこの犬は彫って欲しくないの」
「う~ん。いいよ」
「えっ、いいの?」エルザが体を起こそうとする。
「ちょっ、ちょっ、」エルザの体を慌てて押さえようとする。
「だって。いいの?」
エルザは体を元の位置へ戻した。
「このデザインを他の人に彫らなければいいんだろ?」
「そうだけど」
「エルザに彫る入れ墨のモデルが柴っていうんだけど、柴はエルザにしか彫らない。これで良いか?」
「え?!ドニーのは?」
「ドニーのモデルはシェパードだよ」
「あっ、そうなの?違うの?」
「うん、耳はツンとして柴より大きくって、体も大きい、しっぽはふさふさで真っ直ぐ。狼に近いかな」
「へぇ。そうなんだ」
「とは言っても出来るだけだけどね。エルザの入れ墨を見て同じものを彫ってと言われても出来るだけ違うものを進めるけど、俺以外の人がエルザの入れ墨と同じものを彫るのを止めることは出来ないし」
「そうだね。それでいいです」
エルザは納得してくれたみたいだ。
白く透明感があるエルザの肌に黒の墨で絵が出来上がっていく。法印を彫るときには常に魔力を込めなければいけない。空中に神字を書く時の様に、魔力を込めなければ召喚印として器用しない。
「バルザックさんはどうだった?」
「ん?相変わらずだよ。良い腕してる。やっぱり剣術じゃあ勝ち目が無いな」
「そうなんだ。『ブレイブ』の法印はどうなの?」
「あぁ、多分良い感じなんじゃないかな?迷いが無くなったよ。対人ならこの辺でならほとんど敵無しなんじゃないかな?これで俺の勝ち目も無くなった」
「バルザックさんの剣の腕ってそんなに凄いの?だってそんなにレベルは高く無いでしょ?」
「ええ?ちょっとまって?そんな感じなの?」
「そんな感じって?」
「だって、、。剣の指南役の免許を持っていて。新人の審査を任せられていて。新人キラーなんだよ?」
「まぁ、そうだけど」
「新人って言っても素人ばっかりじゃあ無いし、レベルだってトレインで上げたり出来るでしょ?既に魔物を何度も狩りをした事があって、レベルがバルザックより高い。そんな人でも皆負けていく。そうでしょ?」
「まぁ、確かにそうだね。でもなんだか他の人に馬鹿にされたりしてるでしょ?」
コイツ分かってないな。
「馬鹿にしてるのはしたっぱばっかり!大体さ、俺はバルザックに一応勝ったのとがあるけど、審査の依頼は受けた事が無いよ」
「確かにそうだね」
手配するのがエルザの仕事なのでその辺は良く分かっているのだろう。
「ギルド長が審査員として認めているのはバルザックだけだって、事だろ?」
「それは確かにそうだね」
うーむ。バルザックも浮かばれないな彼女がこんなんじゃやりきれんだろう。仕方が無い少し説明するか。
「早んだよ。動きが常に攻防が一体になってて、攻撃を受け流して攻撃をするまでか凄く早い。全て経験と条件反射で行わられる。力もレベルが低いからどうしても低いのかもしれないけど、十分技術で補っている」
「力を?技術で?」
「補えるんだよ」
「どうやって?力を?あっ、法印?」
「不正解。主に体重と大地の力だね。攻撃する瞬間に、例えば切り下ろす力に体重を乗せるんだよ。口で言うのは楽なんだけどさ」
「ふーん」
気の無い返事。あんま分かってねぇな。もういいか、なんでバルザックのフォローをしなきゃならん。しかし、自分の彼氏のこと全然興味ないのな。彼氏の事ならもう少し興味があっても、、、。ん?もしかして。
「エルザって、バルザックと付き合ってるの?」
「え?やだ!付き合ってないよ?」
エルザが体を起こそうとする。
「ちょっ、ちょっ、ちょっ、」
俺は針を置いてエルザに落ちついてのポーズをとる。
エルザは元の体勢へ戻る。もう一度エルザの顔に布を置いた。
「もぅ、何でそう思うの?」エルザはご立腹のようだ。
「いや、なんか。ギルドの訓練場でバルザックが倒れてるの介抱してたし」
「そんなの当たり前!」
そりゃそうか。
「俺が彫師になるって話し、俺には出来るだけ内緒にしたほうが良いって言っていたけど、俺に何も言わないでバルザックに教えてたでしょ?」
「それは私が悪かったけど」
その後エルザはバルザックのせいだと言っていた。エルザは受付をしていて新人の審査をバルザックに依頼するから、バルザックと話す事は他の人より多いが特別な関係では無いらしい。
何だか拍子抜けだ。じゃあたまにエルザがやたら俺にスキンシップを図ってくるのは、、、。
期待しても良いということか?胸の谷間を見せてきたり、ボディタッチをしてきたり。お昼ご飯一緒に食べたいとやたら言ってきたり。これは大人の階段を上るナイスなイベントだったのか?
いかん、いかん、集中力が手じゃあ無くて股間に持っていかれそう。集中せねば。
がっつきたい気持ちを必死で抑える。仕方があるまい。がっつかないチェリーなど聞いた事がない無い。
「ねぇ、秋人はさあ。これからどうするの?」
仰向けのエルザが聞いてきた。
「これからって?」
「このままこの村にいてくれるの?」
エルザが少し甘えるような声で言う。
「冒険者やってる人って結構好き勝手に生きてるから。王都で仕官を目指したり。ダンジョンで一攫千金を目指したり。お金を溜めて海の近くで半分隠居みたいな生活をおくったりさ」
エルザが横向きになって、顔にかかってた布が落ちるとエルザの目と俺の目が合う。
「何処かに行っちゃうの?」少し目が潤んで見えた。
「俺は彫りで腕をあげていきたいぐらいしか思ってないよ」
「じゃあこの村にずっといてくれる?」
そう言いながらエルザの右手が俺の方へ延びてきた。
「あぁ、あんまり色々考えて無かったけどどうだろ?」
「ねぇ、秋人?」
エルザの手が俺の手に触れて、俺は思わず彫る手を止める。
『ドンドン!』
突然ドアを叩く大きな音がした。
「もしもーし!お客様何かお困りでは無いですか!」ドニーの声だ。「入っても良いですか~?」
ドンドンとドアを叩いてくる。
エルザを見るとポカンとしてる。
「もしもーし!」
ドンドンとドニーが強くドアを叩くとゆっくりドアが開いた。
あっ、閂をかけるの忘れてた。
「ごめ~ん。開いちゃった!」ドニーが舌を出して立っている。
「結構厚かましいのね」
エルザがぼそりと言った。
それからドニーに見守られながら彫った。エルザとの良い雰囲気を台無しにして。
日本に居たときのように機械を使えないので時間をかけてしっかり彫る。魔力を込めなければいけないので、例え機械が有ったとしても使わなかっただろうけど。
ドニーが来た事で、エルザの事を意識しないで彫りを進めることは出来た。
彫り終わって出来上がった入れ墨は回りが赤く腫れていて、色もまだ色が皮膚に落ち着いていないためしっとりとして見える。
「ありがと」
エルザは彫りたての入れ墨を見て言った。
エルザの入れ墨を清潔な布で覆い、マスキングテープで止める。と、急にエルザが飛び付いてきた。
エルザの手が俺の両肩にかかり、目の前に近付く顔。
初めての感覚に驚く、俺の唇にエルザの唇があたる。
「ちょっと!」ドニーの声。「ハイハイハイ、離れてくださ~い。うちの宿はそういうの禁止なんで」
「そんな宿聞いたことが無いんだけど」
エルザは憮然とした声で言う。
「私がルール何でスミマセン」
「嫌よ、ここは秋人の部屋だから秋人に従うわ、ねぇ秋人は私と離れたい?」
そう言ってエルザの体が押し付けられる。エルザの大きな胸が俺の胸に押し付けられ、エルザの両腕が俺の後ろに回される。
俺はだんだん前屈みに。
「好きにしろ!バカ!」
ドニーはドアを『ドカン!』と閉めて出ていった。
「フッフッフ、私の勝ちね」
そう言って、エルザの手がより強くなる。俺はこれ以上はやんごとなき事態になってしまう。
「ちょっ、ちょっ」
「早く宿の手伝いをしろ!降りてこい!」
ドアの向こうからドニーの大きな声がした。
「あぁあ、続きはまた今度にしとこうかな?」
エルザはそう言ってから、ゆっくりと顔を近付けて、唇と唇が触れる。今度はキスだとはっきり分かった。
「私の事も悪く思ってないみたいだし」
そう言ってエルザは俺を抱き締める手をほどいて。はにかんだ笑顔を見せた。
「じゃあね」
そう言ってエルザは出て行った。
何だか嵐のようだった。ちなみに今も前屈みだ。ちょっと混乱している。
俺はエルザに入れ墨を彫る。俺はエルザに誘惑される。俺はエルザにキスをされる。俺は、俺は、俺は、エルザの事が好き?好き?っていうか正確にはやりたい。うん、やりたいだな。なんかへこんできた。あれもへこんできた様子。失礼だよな。好意に対して『やりたいです!』ってさ。
それにドニーも。好意あるよな。俺に。エルザとドニー。
一夫多妻制かぁ!でも二人とも仲が悪そうだしなぁ。
彫りの道具を片付けて、妄想を広げながらリビングに降りるとメチャメチャ不機嫌なドニーがいた。
それでも、ドニーの前でファーストキス(じじいを除く)を思い出してはニヤニヤして何度かドニーに蹴られて、尻もみのおっちゃん達に心配された。
宿の仕事が終わってドニーの彫りの準備をして待つ。さっきまで彫ってたしそんなに準備なんて要らないんだけど。ドニーは肩に彫る予定なので、部屋を暖める必要がある。
火魔法の第一階位で空気を暖める事が出来る。魔力はほとんど要らない。部屋が暖まると上着を脱いだ。
『ドンドン!』
強めのノックのあとドアが開いてドニーが入ってきた。ドニーは既に薄着で体のラインが一目で分かる。
威力が半端ない。Gカップという評価を改めねばいけないかめしれない。
「バカ」
胸を凝視していたら怒られてしまった。でも、もう怒って無かった。いつもより機嫌の良いドニーだ。今の一言を訳すと『もう、困った子ね』って感じになる。
エルザやバルザックにした説明をもう一度して、彫りのデザインを決める。エルザにもしたようにドニーにも他の人には『シェパード』は彫らないと言うとメチャメチャ機嫌の良いドニーになった。こうゆう約束はあんまり良くないけれど二人ぐらい良いだろう。
サラシを胸に巻いてもらってから、うつ伏せに寝てもらう。下書きをして彫り始めた。ドニーとは詳細を既に決めてあったのでスムーズ。
「あんまり痛くないね」ドニーが言った。
「そう?まぁ、そんなに皮膚の薄い所じゃあ無いけど」
「エルザに彫ってた時もそんなに血が出て無かったし」
「んーと、真皮って俺は言ってるんだけど、そこまで彫れば十分入れ墨は彫れるよ」
こっちの人達は皮下組織まで彫ってるのかもしれない。
ん?というか、地球人とこっちの人では体の作りが違う?こっちの人は皮下組織まで彫らないと色が抜けちゃったりして、、。
見た目が一緒だったとしても体の作りが一緒とはかぎらないか。こっちの人は魔法が使えるし。まぁ、俺も使えたけど。
んー。まぁいいか、手応えは一緒だし。なんかあったらまた来てもらお。
「ねぇ、体勢がきついんだけど」
「はいよ。どこがきつい?」
ストレスを感じたままだと長い間の痛みに耐えにくい。
「うーん、横向きになりたい」
「はいよ」
と言って、ドニーの体の下に入れていた掛け布団を抜いた。
ドニーに壁側に向かって横向きになってもらい、頭の下に枕を入れる。少し彫りにくいが仕方が無い。
「胸も少しきつくって、サラシ少し緩めてもいい?」
「ドニーが良ければもちろん」
そう言いながらドニーはサラシと胸の隙間に指を入れて引っ張って強引に緩める。
じゃあ、と俺は言って再び彫り始めた。ドニーの絵柄はシェパードが歩いているところを横から見た形だ。
彫っているとエルザが気になるのか横目でこっちをチラチラ見ているのが分かる。少し気になるのでエルザの顔に布をかけると。
「彫ってるところ見たいんだけど」と言われてしまった。
「見られてると気になるから出来たら布をかけさせて欲しいんだけど、、、」
「ダメ、見たい」
「集中したいんだけど、、」
「布はかけたくないけど、集中して」
わがままなのはボディだけじゃ無かったか。
出来るだけ彫りに集中していると、鏡が欲しいと言うので渡した。鏡を使って俺の顔を見ているのが分かる。
「鼻の下を伸ばしてるかと思ったけどそんな事無いのね」
気になるけどね。胸とか、胸とか、胸とか。
「まあね、彫ってるときは一応紳士になります」
「ふーん」
「だって、嫌でしょ?チラチラ見られたらさ」
「なんかムカつく」
「なんだそりゃ」
「ごめん、サラシがきついわ」
エルザはそう言ってさらにサラシを緩めると。
「もう、ほどけてんじゃん!」
「あぁ、スッキリした」
ただ胸にサラシをかけてあるだけの状態になった。薄い布は皮膚をただ隠しているだけで、張りのある胸がはっきりとわかる。、、、俺もまだまだだな、Hカップか。
「秋人は小さいのと大きいの、どっちが好きなの?」
「大きい方です」もう隠し様が無い。
「ならいい」
そう言ってドニーは機嫌良さそうに笑う。
「別に見ればいいよ。こんなのただの脂肪だし」
「あのぅ、俺も男なんですけど」
ガン見しながら言う。
エルザはそれからサラシをつまんだりして指先で遊びながら何度も俺の集中力を奪っていく。もちろん俺の顔を鏡で見ながらだ。
日本に居たときは友人を練習相手にしていたが、もちろん相手は男ばかりだったし。じいちゃんが彫るのを何度も見学させてもらった事があるけど、こんな客は居なかった。
もう俺のあれはスタンディングオベーション。チラチラ見つつ彫らせてもらった。こんな情けない彫師は世界で俺一人だろう。もちろんこんな客もな。
その後も誘惑に屈しつつ何とか彫りきった。彫りは大丈夫。だと思う。。。多分。
だつてこんなに誘惑されたらさ。
でも、大体誘惑してきたの客だし。まぁなんかあったらまた言ってもらう感じで。
「へぇ、いいじゃん」仕上がりを見てドニーは気に入ってくれたみたいだ。
「良かったよ」
彫り終わったが俺は動けない。椅子に座ったまま前屈みをキープ。
「ありがと、本当にありがと」
ドニーはベットの上で女の子座りをする。胸のサラシははだけているので左手でと右手で何とか隠している。
「服着るから一度明かり消してもらってもいい?」
今の俺に立ち上がれとか、スゲー難しいことを言うのな。
「おっおう」
ドニーに背を向けてから立ち上がると、ガラス玉に魔力を込めて明かりを消す。暗くなった部屋は何一つ見ることが出来ない。
ドニーから服を着る気配を感じないのでドニーの方を振り返ると少しづつ目が慣れてきた、ドアの隙間から入る光でドニーの様子がぼんやりと分かる。
「今日、母さん宿屋ギルドの会議があって」ドニーの両手は下げられて胸が露になる。「遅いんだ」
もう無理ッス!
俺はズボンとパンツを脱いでドニーに飛び付いた!
「あっ、ちょ、ムリ!まって?!」
俺ももうムリです!ワオーン!