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異世界で彫師になる  作者: ユタユタ
龍人
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嫁達と

嫁達と



村に入るその手前で、カナリアとアズルトを『神癒』で癒してから、カナリアを起こした。

目を覚ましたカナリアにアズルトは土下座して許しを願った。


「すまない、しかし、絶対に傷付けるつもりは無かった。絶対に無事に送り届けるつもりだった」


と言った。

カナリアはその言葉を信じた訳では無いだろうが。

俺の態度を見てとりあえず許した様だった。

まぁ、こいつが子供を傷付けるとは思えない。

本心だろう。

そして、その後カナリアには経緯を簡単に話した。

もしかしたらアッシュを引き取って貰えるかもって耳打ちしたら喜んでいた。

カナリアもアッシュがアズルトになついていたのを良く知っている。



村に戻ると目を赤く腫らしたユリナがいた。

ユリナはカナリアに抱き付くと、大声で泣いた。

アズルトは申し訳なさそうに立っていた。

ユリナや嫁達には後程説明するとして、子供達には、よく分からないけど、カナリアは拐われて、でも森の中で寝ているのを俺が見付けたって事にした。

アッシュも心配していたそうで、かなり村の中を駆けずり回っていたようだ。

アッシュは無事なカナリアを見て、


「ちきしょう、また秋人兄ちゃんにもってかれた!」


って言ってた。

んで、カナリアがアッシュの手を握って『ありがと』って言うとアッシュは顔を赤くしていた。

アズルトはその様を微笑ましそうに見ていた。

根は悪い奴ではなさそうだ。

そして、結構大事になってたみたいで、

憲兵や、ヘンリエッタ御一行、ギルドのエルンスト達も探し回ってくれたらしい。


「俺が見付けたって言った時点で探さなくて良かったのに」

「そんな事言ってないし!」


とユリナが言った。

あれ?言わなかったっけ?


「しかも目から血を流しながらさ!」


どうやらかなり心配をかけていた様だ。

そしてその後解散になった。

憲兵はユリナにペコペコしながら去った。

エルンスト達はお礼を言おうとする俺を手で制して、さっさと去っていった。

相変わらず立ち振舞いがイケメンだ。

ヘンリエッタ達は早々に去った様で居なかった。

そして吉報があった。

緊急会議を開くとユリナが言ったのだ。

今夜は嫁が3人揃って会議を開くのだ!

つまり本日はお休み!!

あれは無し!!

だから一人でゆっくり寝れる!!

毎晩毎晩、取っ替え引っ替え、嫌がる俺のアレを無理矢理立たせて、、、。

本日はお休みです。

只々眠りたいんです。

寝てる所を無理矢理起こされて、、、。

そんで俺のアレも無理矢理起こして、、、。

朝も、寝ている所、股間に違和感覚えて起きるなんてヤダ!!

寝る!!

今日こそゆっくり寝るんだ!!

そもそも、睡眠時間が足りてないんだよ。

しっかり寝てればアズルトを相手にしてもこんなに危ない船を渡らなくて良かったんじゃないか?

良く考えると結構危ない橋を渡ったよな?

相打ち覚悟とか良く考えると恐ろしいよな。

まぁいい。

今日は一人でゆっくり寝る。

孤児院に帰ってから子供達とセロンとゆっくり食事をした。

体だけ拭いて寝ようと、自分の部屋のドアを開けると、

部屋の中にはセロンが立っていた、、、。


「御主人様、、、」


セロンは頬を赤く染めて、ケモミミをプルプルさせている。

嫁は全員居ないし、、、。

って感じだよね、

そんな雰囲気ガンガン出てるし。

結局その日は、セロンと連れ込み宿に行きました。

でも、プレイが特殊なのがセロンの良いところでしょうか。

セロンのソロプレイをゆっくり観照させてもらい、注入は無しでした。

いっぱい誉めてあげると喜んでイってくれました。

翌朝はとても清々しい気持ちで起床しました。

体力にも余裕が有ったので、朝はイチャイチャしてのノーマルエッチ。

俺は極度の早漏だったのだけど、嫁のお陰かなんとか面目はたちました。

まぁ、セロンも早かったのにも助けられたけど。

そして、

孤児院に戻ると、

孤児院の外でアズルトがアッシュに剣を教えてた。


「アズ兄ちゃん!俺!良い方法思い付いたんだよね!」


アッシュはそう言って両手に木剣を持った。

うわ、二刀流だ。


「おっ、中二病だな、アッシュ!」

「あっ!秋人兄ちゃん!見ててよ!今日の俺は違うぜ!!」


アッシュはそう言って、アズルトに襲いかかった。

しかし、アズルトの振った木剣を防ぎきれず、アッシュの頭に木剣が当たった。


「チッキショー!何でだ!絶対に上手く行くと思ったのに!」

「宮本武蔵も数えられるほどしか実戦で二刀流では戦ってないんだよ。二刀流はナンセンスって事」

「さっきから秋人兄ちゃん何言ってんのか全然わかんねぇよ」


と、言われてしまった。

まぁな。

しかし、アズルトが丁寧に説明している。


「右手が1の力を持ってたとする。左手も1だ。別々に動かしてたら1と1の力しか無い。だけど、両手で一つの剣を持つことで、1と1と力を合わせて3にも4にもしよう。この考え、これが剣術なんだ」


ザッツライト。

もっと言うなら、頭が二つあるならまだ二刀流もなんとかなる。

でも人間は一つの事しか考えられない。

右手と左手と全く違う動きは出来ない。

人の体は一つの目標に向かって体を動かすので手一杯なんだよ。

右手と左手で違う他人とそれぞれのジャンケンなんて出来ない。

片手だから、勝ったのか、負けたのか、あいこなのか分かる。

片手だから、次に何をしたら良いのか分かる。


「実は秋人と少し戦った事がある」


そう言ってアズルトが余計な事を言い出した。


「その時の秋人は二刀流で一瞬だが戦った。

それは見事だった。

2本目の剣を巧妙に隠してたんだよ。

おそらく右手には空の法印が彫られてたんだ。それを隠して俺の前に秋人は立ったんだ。

秋人の右手には空の法印が彫られてる。だからその法印に魔力を込めるだけで、異空間から剣を出すことが出来る。

それを、秋人は隠したんだ。

秋人は宙に空の神字を魔力で指で書いて、空間魔法を発動して見せて、わざわざそこから剣を取り出した。

その時俺は、右手には空の法印は彫られてないって思った。

そして、戦闘中に秋人は重力魔法を使ったんだ。振り回す剣を重くしてきたんだ。

だから俺は秋人の右手には空の法印は彫られてないって2重に安心したんだ。

だけど違った。

俺の剣と秋人の剣がぶつかった時、秋人の手から『ポロリ』と剣が落ちたんだ。

俺はそれを見て、チャンスだと思ったんだ。

だけど、

秋人は宙から剣を取り出した。

秋人の右手には空の法印が彫られてたんだ。

右手の法印に空の法印に魔力を込めてそこから剣を取り出して、

俺を一気に袈裟斬りにした。見事だった。

でも、俺の方がレベルも高いし、強いし、何でも知っている。

もう二度と秋人とは相打ちなんてならないだろう。圧勝だろう。次は俺がアイツをボッコボコだ。

だが、あの時の秋人は見事だった」


なんかかなり余計な言葉が混じってる様な気がするけど、、、。

まぁ、そんな感じだった。

二本目の剣を隠して戦って勝った。

両手に剣を持って戦うなんて無理。

まぁ、全く無いわけでは無いけどな。


孤児院に入って、リビングに入るとそこには嫁達が集まっていた。

そして、領主代理の元奥さんのレラトとレイナ。

それに何故かサーシャさんとヘンリエッタまでがいる。


「どうしたの?」


と俺が声を掛けると、皆に手を引かれて俺の部屋に行った。


「なあなあ!凄いな!サーシャさんって王位継承権が有るらしいぞ!」


ユリナが興奮しながら俺の右腕を掴んで言った。

サーシャさんは顔を赤らめて頷いている。


「それに!レイナさんも異国だけど直系の王族なんだって!」


今度はドニーが俺の腕を掴んで言う。

レイナさんは大きくて頷いた。

なんかスゲー嫌な予感がする、、、。

エルザが俺に『ピト』ってくっついた。


「秋人、貴族になりなよ!!」


エルザからの衝撃的発言!


「ヤダ!!」


つまり、サーシャさんを嫁に迎えろって話だ!


「サーシャさんは好きだけど、体がモタナイ!!」

「しかもぅ~!レイナさんとも結婚すれば、私達もこの村の子爵になれるかもって!!」


エルザはスゲー嬉しそうだけど、

嫁が6人に増えるって事だろ?!

毎晩毎晩!体がもたないんだよ!

しかも、一人一人の間隔が開く分、絶対に夜の要求がきつくなるんだから!!


「レイナちゃんも一緒だからお嫁さんは7人だね!!」

「む~り~!!」


全力で断っていたのだけど。

余りに断り過ぎて、サーシャさんとレイナちゃんの目に涙が溜まりだして、、、。

最後には俺が折れた。

嫁を勝手に増やすなって言ってた嫁が、普通嫁を増やすかな!?

理解出来ねぇよ!

そう責めたら、俺も一人だけは嫁を連れてきても文句を言わないと約束をした。

とは言っても、もう増やさんけどね。

でも、嫁達も考えなしで増やした訳ではなく。

この村の子爵になると、この村の運営に権限が発生するらしい。

孤児院に予算を発生させる事も出来るかもしれないって言ってた。

『一応考えてるんだからね!』

って言ってたけど嘘だ。

なってみたかっただけに決まってる。

エルザとドニー、ユリナの3人はお互いを子爵と呼び合いながら『キャッキャ』してた。

そして、その夜は悲惨だった。

7Pです。

レイナちゃんはさすがにいきなりはヤダみたいで(そりゃそうだ)、女6人と男は俺一人という状態だった。

常に俺のアレはアレしてる状態で、右手も左手も休む暇がない。

マグロでも良いよ?

って言ってくれるんだけど、ずっとマグロって訳にもいかない。

それに、サーシャは初めてだったしね。

サーシャは皆のお手伝いの元、『神癒』を使いながらゆっくりと注入した。

サーシャは『神癒』のお陰か、あまり痛くなかった様で、腰をガクガクと震わせ、最初から乱れてた。

凄かったのはレラトだ。

『もう年だがから、、、』

と言って見せてくれた体は、まだまだ綺麗だった。

そして、前の旦那のアレはちょっと小さかった様で、

奥まで入れると、大きな声を上げてた。

さんざん搾り取られた、、、。

それはもう、散々だ。

一人3回だとしても18回って計算になる。

俺一人ほぼ睡眠時間0という状態で朝を迎えると、

眠い目を擦って家出を決意した。


「俺、ちょっとの間家を出るわ」


俺がそう言うと嫁達も状況を察した様で了承した。

早くレベルを上げて、体力を上げないと死んじゃう!


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