表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で彫師になる  作者: ユタユタ
龍人
49/66

セロンの法印

セロンの法印




魔物から取れる血を使って入れ墨を彫ると特別な効果が得られる。

以前戦った彫師は背中にガルーダという魔物の血を使って、召喚の法印を彫っていた。

その法印は実際にガルーダを具現化する事が出来て、ガルーダは火球を俺に向かって放ってきた。

この村の近くにいる『ブラックウルフ』の、その血を使ってもこれまた特殊な事が出来る。

ブラックウルフは感知の能力に秀でた種族で、その血を使って入れ墨を彫ると、その入れ墨が危険を教えてくれるようになるのだ。

そんな具合で魔物の血を使った法印は便利なため、物に依ってはかなり高額になる。

ドラゴンの血を使って法印を彫れば、一生遊んで暮らせるだけの金が手に入るらしい。

そして、ドラゴンと同じぐらい貴重なのが、『幻獣』の血だ。

その貴重なの『幻獣』の血を俺は持っていたりする。

犬神様だ。

セロンの村で犬神様が


『お前も彫るんだろう?』


と言って血をくれたのだ。

あっ、そういえば米で作ったお酒、日本酒を催促されていた気がする。探さなければ。

まぁ、それは追々。

犬神様の血だけど、誰かに売り付けちゃおうか考えたけど、やっぱりセロンに彫ってあげたい。

そんなわけでセロンに相談して、ブラックウルフの血と、犬神様の血を使って、召喚の法印を背中に彫る事にした。

犬神様の血だけで何かを彫るにはちょっと少ないんだよね。

そして今、ブラックウルフのいる森に来ていた。

右手の法印に魔力を込めて『万象』を発動させる。

万象は、

時、空、重、光、邪、天。

この六つの法印に魔力を込めて発動出来る魔法で、魔力の届く範囲ならほとんどの事が分かる。何処にどんな魔物が居て、何をしているのか。

そんなに遠くない所にブラックの集団がいるのが分かった。

丁度獲物を補食している最中らしく見張りが少ない。

セロンに目で合図して走り出す。

全力は出さない。

セロンをおいてけぼりににしては意味が無いからな。

でも、セロンはなかなか早かった。

セロンのレベルは12と俺より高い。

HPとMPはどちらも500前後で俺より低いけどね。

バルザックと同じぐらいか。

このバルザックと同じぐらいと言うのはなかなか馬鹿に出来ない。

ヘンリエッタが連れてきた護衛の中で、一番レベルが高かった奴でレベル15。

それでも、HPとMPは400に満たないのだった。

付いてくるセロンをちらりと振り返る。

息を切らせてる様子は無かった。


俺達が近付くのにブラックウルフ達が気付くがもう遅い。

一番大きい体を持ったブラックウルフが逃げられないと察して俺に襲い掛かってきた。

踏み込んで牙を回避すると共に抜刀!


『ギャン!』


と哭いて動かなくなる。


「いっけね!」


セロンに殺させる予定だったが思わず殺してしまった。

まっいっか、こいつの血は俺が使お。

逃げようとするブラックウルフの先回りして、逃げられないようにたち振る舞う。

柄を持ち直して峰打ちが出来るようにした。

セロンを見ると素手で次々とブラックウルフを殴り殺している。

素手には布が巻かれていて、それで拳を守っているようだ。

しかし。

体を動かす度に胸が上下左右に動くのだが、


『ファイナ◯ファ◯タジーVIIのティ◯ァ』


みてぇだな。

セロンに着せる服を考えなくちゃ。

しかし、よく動く。

ブラックウルフをセロンの方へと追いやりながら眺めていると、俺の視線に気付いたのかセロンの頬が赤くなり始めた。

いかんいかん。

戦闘に集中せねば、怪我をしてもつまらない。

大体どんな傷でも治しちゃうけどね。

まぁ、そんな感じでブラックウルフを狩った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ