先頭にいるマグロ「キミが噂の新人マグロか」 マグロ「はい」
先頭マグロ「ボクはこの群れの先頭を務めるマグロ。お初にお目にかかるね」
マグロ「これはご丁寧にどうも……」
先頭マグロ「噂は聞いているよ。平然と群れに入ってからの1ヶ月を生き延びたみたいだね」
マグロ「ただ泳いでるだけでしたからね」
先頭マグロ「平然と言うが、凄いことなんだよ? 大抵のマグロは1週間と立たずに消えていくからね」
マグロ「アッハイ(何言ってんだこいつ)」
マグロ先輩「本当のことだよ新人君!」
マグロ「マグロ先輩!」
マグロ先輩「1ヶ月キミは平然と生き延びた。それは凄いことなんだぜ!!!」
マグロ「謎の餌とか、網に引っかかって自滅してますもんね」
先頭マグロ「その通りだよマグロ君。1ヶ月生き延びたキミはもう新人マグロじゃない。エリートマグロさ!」
マグロ「アザース」
先頭マグロ「目の前に突然現れた餌に食いつかず、独断行動をせず協調性を持つ。キミこそまさにこの群れに必要な存在さ!」
先頭マグロ「これからもよろしくな、マグロ君! あっ、突然目の前に餌が」パクッ
先頭マグロ「あああああああああああああああああああああ」
マグロ先輩「マグロの群れにリーダーやボスのような存在はいないらしい」
マグロ先輩「先頭にいるマグロは餌を取りやすくなるが、その分釣りの餌食になる可能性が高いんだ。先頭に出る際には注意が必要だな!」
マグロ「さすが先輩! 先頭に出るときは気をつけるようにしますね!」
マグロ先輩「さあ、気を取りなおして泳ぐぞ! 泳ぐことをやめたら俺達は死んじまうからな!」
疲れたので今日は書くの辞めます。次回から津軽海峡編です。