6 ドラゴン何ぞや(神様の資料より要約)
ドラゴンというのは、山とか森に住んでいる魔物らしいが、たまに群れになって人のいる地域に現れるらしい。基本的には普通に飛んできて、飛んで帰るだけらしいのだが、口から炎を吐くらしい。炎というか、可燃性の球のようなものを吐き出すと考えられている。その球は、綿のような軽く燃えやすいものらしく、ふわふわと燃えながら風に流されて地上に落下する。落下したあとは全部燃えて何も残らないから、何が燃えているのか、未だに判明していないらしい。ただ、落ちたところは、半径数十メートルから数百メートルくらい、焼け野原になる。場所によっては延焼が怖い。
ドラゴンが人を意図して襲うのか、気まぐれで襲うのかは明らかになっていない。ただ、刺激するとまずいといわれている。原因はともかくとして地上に降りて、人を攻撃することがあるのは事実だ。だから、絶対に物音を立ててはいけない。動いてもいけない。
そういうわけで、町にドラゴンが近づいてきたときには、完全な灯火管制をしなければならない。どこに火球が落ちるか分からないから、一応防空壕に入っているということなのだそうだ。
以上、神様の資料からのレポートでした。
説明パートでした。後の伏線に使うつもりです。
次の話で本日分終了と致します。