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断片集Ⅰ
おはなしください
おおいなるもの。
はざまにわきたつもの。
ながきをたえていきづくもの。
しずかなるつきのよにさざめくもの。
くれのうすあかりのうちになみだするもの。
だれかのゆめまくらにひっそりとたちつくすもの。
さいはてにきずだらけのからだでじっとうずくまるもの。
いのちあるかぎりいきることをのぞめぬかなしみをおったもの。
砂海
朽ちつ果つるが さだめなら
歩み止むるも 君が意に
朽ちつ果つるが さためなら
歩み止めぬも 君が意に
末を告ぐるは 彼の者の
弛まぬ歩みの その先に
この辺りは、中学〜高校時代に書いた覚えがあります。
学校で習ったことは余り覚えていないのに、こういうものは何故か忘れないのです。
この頃に、母が借りて来た、BUMP OF CHICKENの「車輪の唄」のシングルを聴いて、こんな音楽もあるんだ!と新鮮さに驚いて、それ以来、市内のTSUTAYAに赴いては、興味を惹かれるCDを聴き漁っていたように記憶しています。