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側妃さまは憂鬱  作者: 充儀
殿下は来てくださいますか?
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念願。

左賢王は婉容に耳打ちをした。

「出家したいんだろ」

その刹那、左賢王は婉容を抱きしめた。

三王は目を丸くした。

「三王、嫡妃から手紙をもらった」

「手紙だと!」

「邪にも嫡妃は俺に好意を持っていたらしい」

そう言うと婉容を地面に放り投げた。

婉容の頭の中は色々なことが堂々巡りをしている。

四側妃はハンカチで口元を押さえた。その下は緩んだ口元がある。

手紙を書いたのは四側妃だった。

密会をでっち上げて婉容を追い出そうと四側妃は画策したのである。

「嫡妃、何かの間違いだろ」

「殿下…」

すかさず四側妃が言う。

「殿下、これは重罪ですわ!すぐに皇帝陛下にお知らせして廃妃にしましょう」

婉容はようやく理解した。

「私めは殿下に顧みられず左賢王に好意を抱きました…廃妃にして寺に送ってください…淫乱な私めを許してはなりません」

ハンカチを取り出し婉容は嘘泣きを決め込んだ。

「三王、どうする?四側妃が証人だ。隠し立てできないぞ」

「……婉容を廃妃にする」


嫡妃は淫乱なため徳を失った。

よって廃妃にする。

尼にして一生寺に閉じ込める。

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