突撃は道連れ嗚呼無情。
車の中でスパークリングウォーターを飲もうと開けた瞬間、噴水が現れました。綺麗でした。
俺はシュミット閉会後、早速PW掲示板の書き込みを調べてみた。確かに、問題の書き込み以降アクアからのアクセスは見られない。
アクセス解析をしていくと、発信元はうちの大学からかなり近い場所で、余裕でチャリで行ける距離だと判明。
これは…
つまり…
行けって事だよな!?行っちゃいなよ!って思し召しだよな!!
〜以上、チューキチ回想終了〜
「まあ、こういうわけだ。スエキチ、冒険に行くぞ!俺達は青年探偵団だ!!団長は俺で、副団長はお前だ♪」
「あ゛ぁ!!?ふざけんな!!」
「何だよ〜じゃあ、ちょっぴりあやしい探検隊でもいいぞ?隊長は俺で、副隊ちょ」
「それ以前の問題だ!!」
「ハイハイわかりましたよ。しょうがないなぁ、じゃあ隊長の座を譲ってやるからさ。俺は切れ者の参謀って事で――」
「その回線のぶち切れた脳みそを、スライムと詰め替えてやろうか。そうすれば世の中は平和になるし、俺は犯罪に巻き込まれずに済む。」
「やだなあ〜スエキチ、犯罪だなんて人聞きの悪い。よく考えてみろよ。これは人助けになるかもしれないんだぞ?もしかしたら、そこで人が倒れてたり、動けなくなってるかもしれない。心配だろ?助けに行くのが人情ってもんだろ!?」
「お前さっき、冒険って言ってなかったか。完全に興味本位の行動だろうが。」
…結局、うっとうしいのと、野放しにしておくと何をやらかすかわからないので渋々同行する事にしてしまった。
俺の小心者。