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降りられない電車

作者:

降りられないこの電車に乗り込んでしまったのはいつのことだろう


頑丈な鎖に繋がれてて席から立てないまま


いくつもの駅を通り過ぎてきた


景色は変わり続けてるけど降りるべきところもわからない


変わらない席のうえで大きくなった体 


もうそろそろ…ってここを離れる術を探してる


そう簡単には抜けられずに もがいてる間にも また駅を通り過ぎてく


この鎖を誰が解いてくれるのかわからないけど「助けて」と叫んでみたくて…


なのに、声の出し方がわからないの


何人もが自由にこの電車に乗っては 自由に好きな駅で降りてった


可笑しそうに私を見てから降りてった


もう この目に入る範囲の人はみんな降りて誰もいない


話し声も聞こえないから もう私一人でしょうか


後ろの席に気配を感じてしまうのは 誰かがいてほしいと願うから?


「大丈夫だよ」と言われた気がするのは気のせいかな

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