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クロウの世界授業~世界事情1ー1

お待たせしました。かなり間を開けてしまいすみません。これからは3日に一度のペースになる筈です。

俺が剣を下ろして息を吐くと、ギーラが拍手をしながら近寄って来た。

「いや~、流石だね~。うん、初級とはいえ、あれを魔法なしでクリアするのは凄いよ。あれを倒せれば中堅冒険者として生きていけるね。でも、まだ実力不足かな~剣筋はいいけど僕が指導すればもっと良くなりそうだからいいけどね。」


 俺はギーラの感想に驚く。俺は結構剣については自信があったのだけど……やはり上には上がいるってことかな。

 

 俺がそんなことを考えていると、ギーラが再び喋り出す。

「あ、もう時間か~しょうがない。1回目の授業はこれで終了ね。次は……クロウの授業だね。じゃあ、クロウのとこ送るね。バイバイ!」

ギーラがそう言うと、俺は再び意識を失う。






「英地、英地、英地……ふむ、仕方がない。いい加減起きんかい英地!!」

俺はその声で目を覚ます。

「うぅ、ここは?」

俺は頭の中を整理する。

 

 ここは?……そうか、俺はギーラに次の授業へ送られたのか。確か次の授業はクロウの授業だったか。


「やっと、目を覚ましたか。英地よ、早く起き上がって、そこの椅子に座れ、儂の授業に実技はないからのう。」

クロウはそう言って、椅子に座るよう促す。

「あぁ、わかった。」 

俺はそれに答えて椅子に座る。

 俺が椅子に座ると、クロウは授業を始めた。

「さて、そろそろ授業を始めるとするかのう。コホン。え~まずは、今の世界の状況を知ってもらおうかのう。

そうじゃのう。一言で言うなら荒れた世界でまるで英地の世界で言う、ふぁんたじー系の小説のようじゃな。魔獣を倒すために魔法や剣などの戦闘術が異常に発達し、命の重さが軽い。そして何より、魔道具と武器と必要最低限の家具以外の物作りの技術が異常に低い。そんなところじゃ。まぁこれだけならまだ、そのままでもいいのじゃがのう、はぁ~。さて、ここまで質問はあるかな?この後が一番重要じゃが

、ここまでのことが分からんようでは困るからのう。」

俺はここまでの話を頭の中で整理して、疑問点を探す。


 う~ん。疑問点ね……あ、あった。凄くどうでもいいことだけど、一応聞いとくかな。


 俺は疑問点が見つかったので、クロウに質問する。

「質問だ。今は、あまり重要なことではないだろうが、魔道具とは何だ?」

「そうじゃな、簡単に言うと、魔法が使えない人でも少しぐらいの魔法なら使えるようにする道具。と、でも言ったところじゃな。他に質問はないな?」

「あぁ。授業を進めてくれ。」

俺は納得したので授業を進めることを促す。

「そうせかすでない。すぐ進めてやるからのう。」

俺はクロウの子供に使うような言葉使いにイラつきながらも暴れたい衝動を抑える。

「では次に、英地を異世界に送る理由とも言える事情を説明しよう。」

クロウはここまで言うと、少し表情を曇られて話し出す。

神達の授業もやっと3人目。次回でやっと、一周ですね。そして次回、少し悲しい世界事情がある……かもしれません。

お楽しみに!




次回。11/21クロウの世界授業~世界事情1ー2

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