ギーラの剣術テスト~初級編1ー2
今回は戦闘シーンオンリーのため少し短いです。え?いつも短いのにそれじゃあ、中身がない?はい、そうなりました。でも今回はいつもと、一味違います。途中で3人称を入れてみました!感想・意見などを下さると助かります。
俺はギーラから渡された2本の刀を持ち7体ゴーレムの前に立つ。するとギーラが話しかけてくる。
「そう言えば英地ってさ~前世では刀ってどれぐらい使ってたの?俺の持ってるデータには目立った出来事しか載ってないからわかんないんだよね~」
俺は、
人が未数値の相手と戦おうとしてる時に話しかけてくる武人なんているのか?
と、飽きれながら答えた。
「主に使ってたのは最初の頃で、一番最初に触れた武器であり、一番最初に極めた武器だ。だからまぁ使いこなせる自信はある。
ところで、身体能力は前世と変わってないよな?」
「へぇ~じゃあ思い入れとか在りそうだね~まぁ存分に戦ってよ!身体能力はそのままだから。」
ギーラは楽しそうに答える。
「分かった。存分に行かせて貰おう。」
俺はそう言って放置していたゴーレムに意識を戻す。そこでギーラが開始の合図を出す。
「じゃあ行くよ?」
「3!」
俺は精神統一をする。
「2!」
次に武器を取りだし……
「1!」
武器を構えて戦闘準備を万全にする。
そして、戦いの火蓋が切って落とされる。
「さぁ楽しい戦いの時間の始まりだ!レッツショータイム!!」
ギーラは高らかに開始の合図した。
バトル開始後より三人称。
ギーラの合図と共に英地とゴーレム×7の戦いが始まった。
まず動いたのは7体のゴーレム達。2体ずつで英地の左右前後を囲もうと動き出す。その速度は約50km、ギーラは初級といいながら普通に人外のレベルのゴーレムを使ってた事が明らかになる。
「な……おい!あれの何処が一番弱い筈の初級なんだ!完全に人外だろ!」
英地は思わずギーラに向かって叫ぶ。が、その答えを聞く余裕は無くなる。
50kmと言う人外の速度で走るゴーレムの一体が早くも英地の元へ辿り付き、物凄い速度で剣を振るう。
「……っ!!」
キン
しかし、英地はそれを一本の刀で弾く。そして、そのまま後ろにジャンプをして距離を取る。
しかし、その間に他6体のゴーレムも英地の元へと辿り付く。
こうなると、今の状態は英地にとってかなり不利な状況となる。
「チッ、面倒だ。こうなったら一気にあれを使って片付けてやる。」
英地は2本の刀を纏めて片手持つ。
「空風斬!!」
英地は叫びながらゴーレムの居る方向へ剣を振る。だが、勿論剣はゴーレムには届かない。
しかし、剣では無いものは確実にゴーレムに届いていた。
………ズバババッ!
英地が剣を振ってから約3秒後。6体のゴーレムが斬れた。そして、小さな粒子となって消えて行く。残りの1体だけは距離が一番遠くに居たおかげか切り傷程度で、まだ倒れていなかった。
「へぇ、空気を特殊な斬り方で斬る事により、空気の刄を作り相手に飛ばしてるのか~面白い使い方だね。流石神童って感じだな~。」
ギーラは呟くようにさらりと英地のやった事を説明した。
「……それはこっちのセリフだな。俺の得意技を一瞬で見抜くとは流石神様だ。」
カミトは自分の得意技を見破られ驚きながら答える。そこで、ゴーレムが動き出したため一旦会話は終了する。
ゴーレムは50kmのスピードと筋力をフルに生かしてゴーレムの出せる最強の一撃を放つ。しかし、英地はそれを刀を交差させて受け止める。
「残念だったな!」
英地はその言葉と同時に2本の刀で吹き飛ばし、そのまま距離を縮める。
そして、英地はお返しとばかりに2刀流の技で鮮やかに決める。
「2刀流……乱星嵐舞!!」
カミトは人外の速度で2本の刀を小刻みに振るった。
ズバズバズバズバズバズバズバズバッ
次の瞬間。ゴーレムは粒子となって消えて行った。
こうして英地の最初の試練は終わった……
どうでしたか?英地君のチートさ。え?弱い?勿論まだ先が在りますよ先が……
また、「暗黒転生」以外の3つの作品が100pt達成しました。読んで下さる方々ありがとうございます。「暗黒転生」も1話で18ptと伸びが良いのですぐ100pt行けると思います。頑張ります!
次回の投稿日はまだ未定です。決まり次第、活動報告に書き込みます。