プロローグ
新作です。今回はプロローグなので短いです。
嵐石英地は今ナイフを手に持っていた。
「やっと……やっと死ねる……」
……グサ
英地は、ナイフを自分の心臓に刺した。
よく考えてみれば、俺、嵐石英地の人生は、そんなに長い人生ではなかった。でも、あんな地獄は、もう絶対に生きたくない。皆、世界は夢に溢れてると言うが、全く違う……世界は、ただつまらなかった。つまらな過ぎた。そのせいで、俺は、全てに飽きた。16歳にはもう既に、飽きていた。そこか一年、生きた自分にご褒美でもやりたい気分だ。俺は最後にそんな事を考えながら死亡した。
神の間
「……?」
俺は、死んだ筈なのに意識を取り戻した。
「起きたようじゃな。」
何処からか声がした。俺の聞き覚えの無い声だった。俺が目を開けるとそこに声の主は居た。それは、真っ白な長い髭を生やした。老人だった。俺が状況が理解できず、固まっていると、老人が俺に問いかけてくる。。
「嵐石英地、起きとるか?」
「何故俺の名前を……」
俺は、老人が自分の名前を知ってる事に驚いき、呟いてしまった。
「うむ、ちゃんと記憶もある様じゃな。」
そう言うと、老人は俺に追いて来る様に言い。歩き出す。俺は、見知らぬ老人の言う事を聞く事など今までなかったのだが、何故か体が勝手に動いてしまっていた。
俺と老人はしばらく歩く。その間、俺は無言で、周りを監察していた。俺と老人が歩いているのは、足元は、白黒のタイルが敷かれていて、それ以外何も無く、360度全てが白黒のタイルが敷かれているだけ、上は真っ暗で何も見えない。つまり、何処にも光などない。でも、周りが見えている。不思議な場所だった。俺は気になり老人に聞くと、
「後で、それについても教えてるよう。」
と、言うだけで、歩いている間は教えてくれなかった。なので俺は、そこから目的地に到着するまで、ずっと黙っていようと、心にきめた。
そして、約10分後。大きな門の前に着いた。その向こうは、真っ暗で何も見えなかった。ここで、老人は一度立ち止まり。
「ついたぞ。」
と、言った。それから俺の方を向き、質問をした。
「お主はお主の世界より素晴らしい世界に行きたいか?」
俺は、その質問の詳しい意味は理解できなかったが、すぐに答えた。
「俺は……この世界では、無く面白い、素晴らしい世界へ行きたい。」
この作品は、「異世界唯一の影属性」10話記念作です。好評なら一週間に3回、不好評なら一週間に1~2回投稿します。
「異世界唯一の影属性」第10話9/21 11時頃投稿予定。 「元神童の異世界開拓記」第2話9/23投稿予定。