魔法の反動
はい!!お久しぶりです
今日テストがオワリマシタ
出来ることはやったので赤点でも気にしません…(・_・、)
7話目です
生徒会室から出て行き、少し歩いたところの廊下で突然心臓が鷲掴みにされるような激痛に襲われる。
(すこし、まずいかも・・・)
最近魔法を使いすぎたのか、私はおぼつかない足取りで保健室に向かう。魔法にはいろいろ出来る代わりに少し使いすぎると頭が痛くなったり、急に眠くなったり、今のように心臓に激痛が走ったり、症状は様々だが魔法で無理した分だけ自分に返ってくる。
魔法にはMPというものが必要だ、ゲームではMPが無くなると魔法が使えなくなるがこの世界では違う、少し無理をすればぜんぜん簡単に使えてしまう、それ故に自分の限界を知らなければ簡単に命を落としてしまう。
この国でも無理をして魔法を使い死んでゆく人はかなりの数いる、だからこの学園は勉強もそうだが、魔法の限界を知ることも重視している。
私の場合は使う魔法にもよるが普通の人の約4倍は魔法が使える、これはMPの問題では無く、できるだけ余分な魔力を使わないようにした結果だ、もちろん隠してるけど…。
(クソッ、なんでこんなに保健室が遠いんだよ)
私なりに結構急いでいるがほとんど距離が進まない、わたしは周りを見渡す、此処は2階の渡り廊下だ、正直、もうかなり辛い、私はその場に膝をついた
「うっ・・・ハァ・・・い、た・・・」
私はそのまま蹲る、痛すぎて呼吸をするのも辛い
(昨日の写真販売のときに結構使ったからな・・・)
自分に自業自得と言い聞かせながら痛みの去ってくれるのを待つ、暫くして先ほどよりは少しましになってきた
(よし・・・!!)
私は意気込んで立とうとする、しかし
フラッ
(あ、ヤバイ…)
倒れる!!
そう思った瞬間目をぎゅっと瞑った。
しかしいつまでたっても思っていた衝撃は訪れ無い、私は恐る恐る瞑っていた目を開ける、そこには私のお腹に手をまわして支えている腕がみえた
「大丈夫?」
「・・・?」
私はすぐには反応できなかった、しかし状況が分かってきて漸くまともな返事をする事が出来る、私は自分で立ち、笑顔で相手に向き直りお礼を言った
「迷惑かけてすいません、どうもありがとうございました」
が、すぐに固まることになる
「いや、大丈夫~、むしろ役得だよ、こんなに可愛い女の子に出会えて、俺って今日はラッキーだな~」
そこに笑顔でいるのは、会計ことライト・シュバルツ、チャラ男だ、その笑顔を見て私の腕に鳥肌がたつ
「キミ大丈夫?顔色が悪いよ」
助けてもらってなんだが、お前の所為だ
「はい、大丈夫です、本当にありがとうございました」
「本当に?保健室に連れて行ってあげるよ?もちろんお姫様抱っこでね♪」
(キモッ、お前は心配なんぞして無いだろう)
「本当に大丈夫です、私はこれで失礼します」
私はさっさと帰ろうと挨拶を済ます、そして逃げだそうとしたところで腕を捕まえられた
「あ、あの・・・」
(さっさと離せよ)
「ねえ、ちょっと聴いてもいいかな、ここら辺に誰か人って来た?」
「…?、いえ誰も来ていないと思いますよ、少し周りを気にする余裕が無かったので、絶対と言えるは自信が無いですが・・・」
「ああそうだよね、ごめんね」
気をつけて帰ってね、そうチャラ男はいって笑っていた
(うわっ、本当に見下し感満載、良くこれで誰も気づかずにキャーキャー言ってられるな…私には分からん)
「はい、本当にありがとうございました、失礼します」
私は頭を下げてからこんどこそ本当に去る、あいつと居るとなんだか常に鳥肌が立ちそうだ。
校門まで来て私は溜息を吐いた。
なんだか今日は少し疲れた、最後のが多分一番の疲れた理由だと思うが、チャラ男が私を助けたのが少し疑問だ、まぁ通り道なだけかも知れないが、それでもあいつなら素通りしそうだと思ってしまう私は人間としておかしいのだろうか?
私はもう一度大きく溜息を吐いて家に帰った
こんかいはライト君のあだ名を主人公の中でチャラ男と決定されました。
あと、4話目の誤字を訂正しました、
すいませんでした
他にもありましたら教えてください