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どうしてこうなった・・・  作者: クロ猫
6/14

生徒会とヒロインの初接触

6話目です

昨日は疲れて寝てしまいました、気づいたら朝って辛いです・・・

 今日の授業が終わり、部活動の時間であり、もちろん生徒会も活動し始めている。

普段の写真も高く売れるが活動中の真面目そうな顔の方が高く売れる。実際に普通の値段の1.7倍で売れる、なぜかというとそれはレア度の問題だ、普段なら隠し撮りも成功する確率は高いが生徒会室に入ってしまえばそんなことはあるかなり危険を冒さなければならない、もしばれれば生徒会から直送で先生に引き渡される、副会長の冷たい目線付で。(これは一部の副会長ファンにご褒美扱いされている)

まぁそれ故に活動時の写真は高く売れる訳である。


 私は早速ひとりになれる場所に向かい、誰も居ないか確認する。

もともとは理科準備室で今はもっぱら物置とかしている、最近そこは幽霊が出ると噂されている。それからは先生でもよっぽどの事が無ければ近寄らない場所になった。

もちろん噂を流したのは私だ、最初は成功するかは分からなかったが、私が隠れて、人が来たら物音を流し、その人が教室で青い顔をしている時に私にも同じ事が起きたと言って、むかしあったらしい・・・話をしてあげた、それから来た人を偶に脅かしてあげたら面白いぐらいに噂が一気に広がり新たな七不思議に入るまでになった。

 そこで闇魔法を使い自分の存在の上に膜のようなものを張る、それだけで触られない限りほぼ誰にも分からない、分かるのは自分で見せている相手か、それこそ私の想像も出来ない能力を持っている人間だけだ。

 この魔法は私が考えて新しく創った物なのでちょっとした自慢である。

 カメラも通常のカメラを改良し、小さくして片手でも持てる様にしてみた、これは売ればかなりの値段になるがそれをすると皆がこの商売を始めてしまいそうなのでそれは卒業してからにしておく。

 

 私は堂々と部屋から出て行く、きっとこれを見ていた人が居たならドアが勝手に開き、閉まったようにしか見えない。

流石に便利すぎると思う・・・


 3階の一番端が生徒会室だ、私は今その前に立って誰か入る人がいないか待っていた、流石にいきなりドアを開けて入っていったらばれる。

いつも誰かが入って行くのに便乗させてもらっている、入ってしまえばこっちのものなので端っこに移動にて当たらない様に移動しながら写真を撮っている、よく皆気づかないな~と思いながら。退室する時は簡単に生徒会と一緒に出てしまう。

 15分くらい立ったくらいに一人の来訪者が扉を開けた、私もすぐさま入る。来た人間はすぐに書類を役員に渡し去って行った。

さて、今日も役員させっせと書類をかたづけている、私は一応気づかれないために一枚一枚時間を置いて撮っている。

休憩時間、皆思い思いのお菓子を食べて喋っている、ファンが多いと食べ物には困らないものらしい事をこの学校に来てから私は知った。


「う~ん、今日もまた一段と忙しいよね~、本当なんでこんなに仕事かがあるんだろうね~」

「貴方がいちいち仕事をサボって何処かに逃げようとするからです」

「嫌だな~、そんな事してないよ、ただちょっと可愛い女の子たちに慰められに行こうとしただけじゃないか」

「それを逃げるというんだよ」


上から、会計・副会長・会計・会長というショウモナイ会話である。そこも一応撮っておく


「そうですよ、ライト先輩は先輩という自覚を持ってください」

「そうだ! お前ももう2年だろうが! いい加減女遊びは辞めておけその内刺される」

「ふんっ、そんな奴刺されてしまえば良い」


これまた上から、書記リヒト、ボルス先生、書記②(レオルド)が言う。ここも撮っておく


「皆ヒドッ!?」


 隠し撮りをしているうちに思ったがどうやら会計のライトは弄られ役の様だ、見ていると結構楽しい光景だ、私も結構楽しませて貰っている


 そのとき、トントンを扉をたたく音がした、弱かったため皆に聞こえなかったんだろう、誰も気にした様子も無く楽しく会話を続けている。

 私はいつもはしないのだがちょっとした気紛れで扉を開けてしまった、扉の前に人が居たらその人が開けたと思うだろうし、相手も生徒会が開けたと思うだろうから私は相手の顔を見ずにまず生徒会の反応を見てみた

 開けたら客が来たとわかったのだろう皆客を見ている


「あぁ、いらっしゃい、何か用事かな?」

「は、はい今日、転校して来たんですが先生が生徒手帳をここで貰ってくるようにと…」


私は声がした途端扉の前に立つ子を振り驚いた、そこにはジュリアがいた


「あぁ、先生から聞いているよ、レイそこにある生徒手帳を取ってくれ」


会長がそう促がすと副会長は無言で差し出す


「ありがとう はい、これが君のだね、新しい学校で大変だと思うけどいろいろ頑張ってね」

「い、いえ、ありがとうございます、お仕事中失礼しました」


ジュリアは見られている事に慣れていなかったのか、慌てて頭を下げて去っていった。


 …少しおかしいことがある、一つは先生、ボルス先生ならジュリアの担任だから普通に教室で渡せるはずなのだ、どうしてここまで来させたのかがよくわからない・・・。

 そしてもう一つは出会い、ゲームでは生徒会との始めての接触は魔法のことがばれる時の筈なんだが…現実になるといろいろ変わっていくのか?

私という実例があるため、無いと断言できないのがとても辛いところだ。


(しかしそうなると正直面倒だな・・・)


 行動が読めないと結構辛いものがある、これは流石に行動を自重して暫く様子を見ることにしよう。

私は開いたままの扉からそっと外に出て行った。


6話目終わりました

今日は少しだけ長くしてみました。

誤字・脱字がありましたらすいません。

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