表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうしてこうなった・・・  作者: クロ猫
4/14

ヒロイン初接触

4話目です。

まだ頑張っています




 今私の隣にはヒロインがいる。とても良い笑顔で…。

…どうしてこうなった!?


 私はいつもどうりに家をでた、そこまでは良かった。しかし、私は大きな間違いをおこしていた。私は普段から体が弱いことにしていて、遅刻するぐらいなんとも思われないのである。

だからゆっくり歩いて学校に向かっていた。

 そして学校に向かっている途中、突然、後ろから衝撃が来た、私もぶつかったらしい相手も大きくよろけた。

 私は相手の顔を見てかなり驚いた。


「ご、ごめんなさい!!」


・・・ヒロインだった。


「い、いえ・・・大丈夫です・・・」


見た瞬間時が止まったかと思った。自分が想像していたよりかなり可愛いのである。長いまつげも、キャラメル色の髪もゲームと変わらないのに、現実になるとここまで可愛いのかと思ってしまった。

神様という存在もえこひいきが過ぎると思ってしまう、まあ実際にはゲームを作った人なのだが・・・。それぐらい完璧な美少女がいた。


「あの、本当に大丈夫ですか?」


恐る恐るといった感じで聞いてくる

今決めた、


(よし、この娘撮りまくろう!!)


絶対に売れるだろう”金蔓”という名の可愛い子ちゃん。

今もまだ心配そうにこちらを見ている。


「本当に大丈夫ですよ、少しボーっとしてしまっただけです」


口調も礼儀正しく直してにこりと笑う、愛想笑いは少し苦手です。

なぜかヒロインが吃驚しました。そんなに私の愛想笑いは酷いですか、そうですか、少し凹みます。

しかし流石ヒロインちゃん。先ほどの事なんて気にする素振りなど見せず私に話しかけます。


「あ、あの、すすすすすいませんがその、お、同じ制服のところを見ると、あなたもクリスタリア学園ですよね。その、い、一緒に学校に行きませんか?」


かなりどもりながら言っている、どうしたらこんなにもどもれるのだろう。若干顔が赤いので自覚はしているんだろう。


「はあ、別に構いませんが・・・」


私がそう言うとパァッっと花が咲くような笑顔を向けてくる、本当に可愛いが、こっちには写真を撮る気はあっても、お近づきになるつもりまったくないのだ、正直困る・・・。

まぁ、何とかなると自分に言い聞かせ何とか校門まで来た、しかしもう限界である。キラキラな笑顔がここまで私の心を削るとは思わなかった、私の醜い心を責めているように感じてしまう。やっぱり美少女なんぞ観賞するだけに限る今ならまだ何とかなる、彼女には名を問われ、とっさにアリサと答えてしまった、もちろん偽名である。

後は逃げるだけだ。


「じゃあ、私は少し用があるからここで失礼します」

「えっ・・・」


そんなに捨てられた子犬のように見ないでほしい。


「そ、それじゃあさようなら」


私はそそくさとその場所からたちっ去った。

暫くして彼女が見えなくなった辺りで私は大きく溜息をついた、今日はいきなりハードだ。


 そして少し不思議なのが、どうしてゲームにも出ていない私が接触してしまったのだろう?私はいつもどうりにしていたつもりなのだが・・・遅刻か?

それとも私自身のいつもの行動がイレギュラーすぎるのか・・・・・多分それだな。

それでもそれが原因というならヒロインが居ないところに行けばいいだけである、それに魔法を最初から使っていればばれることはほぼ皆無である。


(あれ?結構簡単?)


なんだかんだで私の悩み事は早速簡単に解決してしまった。

 さて、そろそろ本格的に授業に出ないとやばい時間である。ヒロインとは別のクラスのためそこも安心だ。


私は軽い足取りで教室に向かった。


まだ主人公自身の名前が出てきませんね。

もうそろそろ出そうとは思っています。

また読んでくれてありがとうございます。

誤字・脱字があったらすいません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ