表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうしてこうなった・・・  作者: クロ猫
2/14

分かったきっかけとストーリー

はい!2話目です

今回は大体のゲームの流れを本当にざっくり説明させていただきました。


 そもそも、この世界が乙女ゲーということに気がついたのにはわけがある。1番に私の幼馴染であるミナ・アリエルという少女である。気づいたのは10歳だが、この子、主人公の親友になる所謂サポートキャラである。

成長していくにつれてミナの顔がゲームどおりになっていくのがわかった。

それまでは、国の名前やら有名な貴族などの名前で、何か聞いたことがあるなって思うぐらいだったが、確信してしまったら後はもうあっという間だった。まずは私の属性をひた隠しにし、隠れることを重点的に練習してきた。

今では本気で隠れた私を見つけられるのはほんの一握りである。

そしてそれを利用し、隠し撮りをして稼ぎまくっている。


 もともと、このゲームは季節はずれに学園に転校してきたヒロインがとても希少で特別な、もっと言えば自分だけの魔法を持っていることが生徒会にばれることから物語が始まる。

魔法を悪用しないように、”虐められないように保護”という名の監視で生徒会と関わっていくにつれてお互いに惹かれ合っていくという、何ともありきたりなものだ。ちなみに幼馴染はちょくちょくその進行的に一番仲のいい人を教えてくれる。

 まあそんな感じで、今はそのヒロインが転校してくる1日前である。

明日にはヒロインがやってきて、この学園の生徒会を篭絡していくことだろう。

 私は関係なく生徒会や人気のあるキャラクターたちの写真をとりまくっていく事にしよう、もちろんヒロインも男子に人気が出たら写真を撮ろう、もちろん流石に着替えなどは撮ったりはしない、それが最後の私の良心だ。


「さて、売り終わったし帰るか」


 今日の売り上げは20万500ミニッツだ。大体2週間に1度の感覚でやっているから結構いい収入になる。ファン様様である。いつもやるときはファンの頂点にいる人物だけに情報を流し、それをファン会員に教えてもらっている。それと隠し撮りをしているのはすべて男子ということにしてある、でないと煩いのだ、ファン達には10人ぐらいの男が組織していると言ってある。これでもし写真のことがばれたとしても先生たちは見当違いなところを探すだろう。

 校舎裏から見つからないように移動して校門のところに行くと、そこで女の子に囲まれてニコニコしている攻略対象者がいた。

彼は生徒会の会計の役職で、2年A組のライト・シュバルツという。生徒会の所謂チャラ男である、女の子は世界の宝だと豪語している。しかしそれは表面だけで、心ではそんなこともわからない少女たちを見下している、それを主人公が何とかしてどんどん絆されていくのだが…。

その集団をちらりと見て、私はいつもどうりに家に帰る。


 学校から20分ぐらいの私の家。

私の家は特別大きくもないが小さくもない、しかし前世よりは遥かに大きい家の玄関をくぐる。

そして一応毎回言う


「ただいま」


私の言葉は暗い家に独り言として堕ちる....。





またまた読んでいただいてありがとうございます。

誤字・脱字などは遠慮なく教えてください。

次回もがんばります(*´д`*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ