第五話
本作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。また、本作品の著作権は「ベッドの支配者」に帰属します。内容の全部または一部の無断転載、複製、改変等を固く禁じます。
すこし兄たちの笑いがおさまってきた頃...
「なぁ、風牙、風牙の家どこ?」
「僕もそう言おうとしてた。どこなんだ?」
「僕の家は...」
僕の家、ちょっと複雑なところにあるんだ。
崖の上にあって、目の前に坂があって、家の周りには金色の薔薇があるんだ。
ちょっと豪華だから、城っぽいなって思ってる。
僕は、プレイヤーを動かして兄たちに僕の家を招待した。
「おわー!金の薔薇だ!取って良い?」
「だめに決まってるだろ?...てか、金薔薇ってどうやってすんの?」
「えっと、勝手に生えてて...」
「.........勝手で家の周りに咲くか?....普通」
「な、それ、島の評価5だから咲くんじゃねーの?俺、調べたことあるぜ!」
「あ、確か、金のジョウロ貰って、薔薇に水やりしたことはあります」
「「それだわ」」
「.......................珍しく声が揃った.....」
声を揃えて話した兄たち。
ぼそっと呟いたつもりだったらしいけど、僕にはちゃんと聞こえていた。
反射的に質問してしまった。
「そんなに珍しいんですか?声が揃うのが。兄弟なら、声が揃うのも普通なんじゃないですか?」
「.........なぁ、俊介」
「ん?」
「こいつに.........言ってなかった.........か?」
「あー.....言ってなかったな。でも、言う必要ないんじゃないか?」
「いや.........えっと.....ん......まぁ?」
「.........わかった。確かに、家族になるんだし、言おうとは思ってたんだよな」
なんか大きな秘密を教えてくれようとしている......??
怖いなぁ....
もし、「僕は病気なんだ」とか、「僕は虐められてたんだ」とか言われたらどうしよう...
なにも返せない....でも、教えてくれようとしている.....なら、ちゃんと聞かなきゃ。
そう思って、僕は背筋をぴんとのばした。
「えっとな、僕と瑠人、陽ちゃんは本当の兄弟じゃないんだ」
「.....え?」
いや、苗字が違うから、なんとなくそんな気は....
そんな話ではないのかな?
「いや、それはなんとなく察しておりましたが」
「あ、そう?でも、そういう話じゃないんだ」
「そうそう。俺と俊介は異母兄弟なんだぜ!」
「.....へ?」
......へ?
異母兄弟?
異母兄弟って?
※知らない人のために説明!
異母兄弟とは、父親は同じだが母親が異なる兄弟姉妹のこと。いわゆる「腹違い」であり、片方の親のみが共通する「半血兄弟」に該当する。
ていうか、そんな会って初日にこんな事話してくれるけど...
僕のこと、信用して言ってるのかな?
だったら嬉しいな.....。
「..........それは言わなくて良かったんじゃないか?」
「じゃあ、陽ちゃんはどうなのさ?元々捨てられてたこと、言わないの?」
「........瑠人、後で覚えとけ」
え?
捨てられてた?
つまり、”元”捨て子?
「えっと、陽太さんは、捨て子、なんですか?俊介さんや、瑠人さんと違って...」
「.........まぁ、そうだな。俺は親に見捨てられた」
「うわ.....最低な親ですね....」
最低すぎる......僕だって、お母さんに捨てられるのは嫌だな。
お父さんも....いや、お父さんは......
「まぁ......そういうことだ。......てか、敬語やめろよ」
「俺もそう思ってた!!敬語だとなんか硬苦しいからさ!」
「えっ、でも.....」
「まぁ、本人達がそう言ってるし、いいんじゃない?僕も別に敬語じゃなくていいし」
「えっと......」
そう言われてもなぁ......。
そう言われるとどうしようも出来ないんだよな.....。
なんて言おう....。
とりあえず.....
「じゃあ.......」
その後、”なぜか”緊張しまくって兄たちの名前がうまく言えず、兄たちから笑われるのだった。
こんにちは。小春あおです。
体調を崩してしまい、投稿が遅れました。
すみません。
今回は、「親が再婚して”義理兄たち”(三人)と同居することになりました!」第四話
を読んでくださりありがとうございます。
今回は、急なのですが、兄弟のある秘密を主人公に話しました。
この時に話したのが主人公を悩ませる種になるとも知らずに....
まぁ、最初に言い出したのは主人公なんですが。
今回から徐々に小説を更新していく予定です。
この小説は「カクヨム」というサイトや、「ノベルケイク」という別のWeb小説投稿サイトにも投稿させていただいてます。
ぜひ、よかったら見てみてください。
内容は同じですが、少し違うところもあります。
探してみてくださいね。
この小説は月曜日と金曜日に更新予定です。
では、また金曜日に会いましょう!




