第6話 学園大戦•前編
登場人物紹介
ヘルミナート 通称ヘル、新入生
カリエット 通称カル、新入生
ナルモニーナ 通称ナル、新入生
ヤコビッチ 魔法学園校長
バルナハル 新入生の担任
ダージルマ 新入生の寮長
ミレーナル 魔法学園の生徒会長
バラシム 力のエレメントクリーチャー
ザルーベラ 知恵のエレメントクリーチャー
レモナンド 技のエレメントクリーチャー
*登場する名称は全てフィクションです。
「それで、ミレーナル会長はどこまで調べたんですか。」
「ナルモニーナさんでしたね。あなたなら理解出来そうだわ。」
「ねぇねぇ、かいちょー。わたしは?」
「あなた...アホのヘルミナートさん...、いや失礼。ヘルミナートさんには後程お伝えしますね...。」
「やったー。」
「おいおい...もうそんな2つ名...あんのかよ...。」
「えっへん、いいでしょカル。」
「いや...まあ...本人わかっとらんのが...。」
「では、この学園の異変の始まりですが、あのハゲ...いや、ヤコビッチ校長が赴任してからなのです。」
「やっぱハゲがダメなんかぁ...。」
「当時私はまだ新入生でした。校長も新任なので、最初は普通のようでした。ですが、半年くらいしてからです。」
「急変していったんですね。」
「はい。今までいた優秀な先生を辞めさせ、自分の手下のような先生を入れていきました。」
「まあ、軍勢揃えたんだな。」
「今いるバルナハル先生、新入生を洗脳する担当です。寮長のダージルマさん、クリーチャー担当と寮生を手下にする担当です。」
「他の先生は黙っていたんでしょうか。」
「まあ、優秀な先生がかなり辞めさせられたので、残った先生ではどうしようもなかったのでしょう。」
「ミレーナル会長は目をつけられなかったのでしょうか。」
「私は当初疑問を抱きつつも大人しくしていました。私ではクリーチャーを覚醒することは出来ないのです。」
「かくせ?」
「あの3体の真の力を使おうってんだな。」
「バラシムは力のエレメントでカリエットさん、ザルーベラは知恵のエレメントでナルモニーナさん、そしてレモナンドは技のエレメントで...ヘルミナートさん...かな...。」
「何であたしは...かなとかなのかな。」
「正直、ヘルミナートさんが持つ技って何かしらね。」
「ミレーナル会長、ヘルは確かにボケですが、魔法詠唱やクリーチャーを仲間にしたんですよ。」
「魔法詠唱...、それって頭に浮かぶのかしら...。」
「うん、なんか出ちゃう。」
「そう...、セイントランダーの再来かしら。」
「セイントランダーとは何でしょうか。」
「かつてこの学園にいたとされる伝説の魔法使いよ。数々の魔法詠唱をして学園の危機を救ったとされるわ。」
「なんでわたし?」
「ヘル...なんかやらかしただろ...。」
「んー、校門の横の変な銅像を触ったりしたことは関係ないよね。」
「あの...ヘルミナートさん...、その銅像こそセイントランダーの像です...。」
「あーあ、ヘルやっちまったな。」
「しかし、ミレーナル会長。触ったくらいで変化が起こるものでしょうか。」
「普通なら起こらないでしょう。しかし、血縁者やゆかりのある者なら、あるいは...。」
「ヘルって親戚にセイントランダーとかいたんだ。」
「ん?セイントランダーとかは知らないケド、ランダーおっちゃんならいたかな。」
「ランダーおっちゃん?」
「ランダーおっちゃんは魔法を沢山使えたんだよ。」
「その方こそセイントランダーさんでは?」
「違うよ、魔法をよく使ったからマジカルランダーとか言われてたよ。」
「ヘルミナートさん、あなたはセイントランダー、いやマジカルランダーの後を継ぎし者です。あなたの魔法の技ならこの危機を救えるでしょう。」
「ミレーナル会長、先程言ったクリーチャーの覚醒とは何でしょうか。」
「それは私にも分かりません。実際、クリーチャーとは接触していませんから。」
「私達はどうすればいいのでしょうか。」
「それは...恐らくヘルミナートさんが案内してくれるはずです。」
「えっ、アタシ?」
「私が話せるのはここまでです。ヘルミナートさん、カリエットさん、ナルモニーナさん、この学園を頼みましたよ。」
「ミレーナル会長、ありがとうございました。」
寮の部屋。
「生徒会長は一人でも頑張っていたんだね。」
「あの校長...操られてんのかな?」
「いいえ、自分の手下を配置するあたり、かなり計画的です。我々の動きも察知しているでしょう。」
「なら、すぐにでもやるかい。」
「いいえ、クリーチャーの覚醒が判明するまでは迂闊には...。」
「バラっちとザリーとレモっちはどうかな。」
「なんかよく分かんないが、シンクロ...とか何とか聞いた事あるぞ。」
「会長さんは私達とあなた方が1対1でって言ったのよね。」
「あら~ん、じゃあ...アタシのバディはヘルちゃんな•の•ね♥️」
「なんか、やだな。」
「ちょっと、ちょっと~。なによ~、ヘルちゃんたら~、恥ずかしがっちゃって♥️」
「なんで、私の相棒コイツなの...。」
「まあまあ、ヘルにはお似合いじゃないか。いいコンビだぜ。」
「あら、カルちゃん、分かってんじゃない。」
「何か...変なモン...覚醒...しそうだよ...。」
その日の夜。
「ヘルミナート、カリエット、ナルモニーナ、3人共起きなさい。」
「ん?ダレ?」
「何寝ぼけているんですか。寮長のダージルマです。あなた方に話があります。」
「さーて、校長陣営からのアタック開始だね。」
第7話(最終話) 予告
ついに始まるヤコビッチ校長率いる敵軍とのバトル。ヘル、カル、ナル、バラっち、ザリー、レモっちは勝利を手に出来るか?!
次回 「学園対戦•後編」
ついにラストバトルだね。
まあ...ヘルとレモっち...なんか...悪くない。
ではまた。




