第4話 謎のクリーチャーバラシム
登場人物紹介
ヘルミナート 通称ヘル、新入生
カリエット 通称カル、新入生
ナルモニーナ 通称ナル、新入生
ヤコビッチ 魔法学園校長
バルナハル 新入生の担任
ダージルマ 新入生の寮長
ミレーナル 魔法学園の生徒会長
バラシム 力のエレメントクリーチャー
ザルーベラ 知恵のエレメントクリーチャー
レモナンド 技のエレメントクリーチャー
*登場する名称は全てフィクションです。
寮の奥の建物にいた謎のクリーチャーバラシム。力のエレメントを持つが、その正体はいかに。
「それで、バラシムさんは何で建物にいたんですか?」
「分からん...。」
「まあ、クリーチャーに聞いてもしゃーないんじゃね。」
「おいカル、お前失礼だな。」
「そうだよ、バラちゃんに謝んなよ。」
「そう言うお前もバラちゃんとか言うなよ。」
「じゃあさ、じゃあさ、名前どすんの?」
「ばっ...バラ様とか...。」
「いやいや、ないから。何がバラ様だよ。やっぱこいつバーちゃんだよ。」
「カル...、お前酷くね...。」
「そーだよカル、バラっちはバーちゃんじゃないよ。」
「バラっち...。」
「ん?どしたん?」
「バラっち、悪くない。」
「では、バラシムさんの事はバラっちで決まりですね。」
翌日。
「そうだ、生徒会長さんならバラっちのこと分かるかな。」
「あの会長、デキるって感じだもんね。ハゲ校長とは違うよ。」
「そうですね、ハゲ校長はさておき、ミレーナル生徒会長なら何かご存知のはずですね。」
「お前らさぁ...、仮にも校長だぜ...。ハゲてるかもしんないけど、ハゲ校長はないだろ...。」
「バラっちは見たことあんの、ハゲ校長。」
「んー、あるような...ないような...。」
「まあ、放課後生徒会長に聞いてみよ。」
放課後。
「疲れた...、寮で寝よ...。」
「ちょっとヘル、ミレーナルさんのとこに行くんじゃないの。」
「まあまあ、カルさん。ヘルさんは慣れない頭を使ったんです。これ以上酷使すると、煙が出るかもしれませんよ。」
「ナル...、何気にひどくね?」
「おい...、ヘルってそんなにアホなのか。」
「バラっち、ぐーぱんするよ。」
「冗談だよ。まあ、俺らで聞いて来るから、部屋で休んでなよ。」
「ゴメン...、じゃ今日は休むわ...。」
寮の部屋。
ふぅ...何で今日はこんなに疲れるんだろ。
授業はいつもと変わらないのに...。
ん?何か聞こえる、空耳か。
いや...確かに何かの声...いや叫び...?
どこから...、えっ...あの建物だ。
一人で行くのちょっと怖いな。
でも、何か助け呼んでるみたい。行くか!
奥の建物。
「確か、カルが開けドアとか言ったよね。」
中央のドアが開く。
建物の中は静かだ。声が聞こえた方に向かう。
扉だ。この奥にいる。扉を開け中に入る。
「暗くてよく見えないな...。」
「グガー!」
えっ、なになにくりなんとか?そうだ!
「レーマ•カル•ジ•マーダ!」
静かになったようだけど、こう暗くっちゃ見えないよ...。
『ラン•ガーム•ビアード』
「ん?ラン•ガーム•ビアード?」
部屋が明るくなった。
マジ...、スイッチとか押したアタシ...。
目の前にデカい生物がいる。
「やっ...えっ...、なに?」
大人しくしているが、ビビってしまうな。
「キュル•ミナール•ディ•ナージム。」
うわっ、チビっこくなった。かわいい。
でも話せないなら...。
「サージ•カルデ•ミーム•キラ。ねぇ、あなたもくりなんとかなの。」
「アンタ、随分凄い魔法使うじゃない。」
「それが、何か頭に浮かぶんだよね。」
「ふーん、で...何してんの。」
「声が聞こえたんだよ。助けて、みたいな。」
「そう...、まあやってみるもんだね。でもアンタみたいな生徒じゃこの先どうかな。」
「どゆこと?」
「この建物には3体のクリーチャーが封印されてるのさ。この前、何だか分からないけどバラシムは外に出れたみたいだね。」
「バラっちはわたしが出してあげたよ。」
「えっ、マジ?アンタが?嘘だぁ~。」
「ホントだよ...失礼だな...。」
「うん、さっき唱えた魔法は本物だね。なら、アタイと一緒に最後の1体を助けてくれないか。」
「わたしに出来るかな。」
「やって頂戴よぅ...、アンタしか頼れなさそうだからさ...。」
「じゃ、やるかな。ところで、あなたは何て言うくりなんとかなの?」
「クリーチャーよ。アタイはザルーベラ。知恵のエレメントを持つのよ。」
「ザルーベラ...言いにくいな...、ザリーでいいかな。」
「別に何でもいいわよ。アンタは?」
「わたしヘルミナート。みんなヘルって呼んでる。」
「それじゃ、行きましょうかヘル。」
「うん、ザリー...、うんざりー...うんざり...。」
「アホな事言ってないで早くしなさいよ。」
「分かったよ、ザリー。」
建物を進むと地下への階段がある。
「ねぇザリー、この下かな。」
「そうね、私達3体は別々に管理されてた。一緒だと大変とか言ってたかな。」
「最後の1体って...いったい...。」
「アンタ...センス悪いわよ...、くだらないこと言うのやめなさいよね...。」
「は~い...。」
「さてと、この先に最後のクリーチャー、レモナンドがいるわ。」
「レモネード?!」
「レモナンドよ。技のエレメントを持つクリーチャーよ。」
「まあ、よく分かんないけど、ザリーの友達なら助けなきゃね。」
「ヘル...ありがと。じゃあ、行くわよ!」
第5話 予告
建物内にいた3体のクリーチャー。そして魔法学園で進められる計画。今、学園の秘密にヘル、カル、ナルが迫る!
次回 「魔法学園の秘密」
ヘル...ボケすぎちゃう...?まあ、それはともかく、いよいよ核心に迫るか?!
ではまた。




