第3話 魔物討伐戦
登場人物紹介
ヘルミナート 通称ヘル、新入生
カリエット 通称カル、新入生
ナルモニーナ 通称ナル、新入生
ヤコビッチ 魔法学園校長
バルナハル 新入生の担任
ダージルマ 新入生の寮長
ミレーナル 魔法学園の生徒会長
*登場する名称は全てフィクションです。
魔法学園の寮棟奥にある建物。決して近づかないよう言われるも、3人は中に入る。
中にいたのは...。
「みっ...未知って...なんなの?」
「ヘルさん、未だ解明されていないクリーチャーですね。」
「ナル...、分析してる時じゃないよ!」
「どうやら、我々3人で退治するしかないようですね。」
「だからさぁ...、何でこんな時まで冷静なんよ...。」
「カルさん、はしゃぎ過ぎです。」
「ううっ...怖い...、逃げたい...。」
「ビビりのヘルさんが怖がるのも無理はありませんが、ここはやるしかないですね。」
だから来たくなかったんだよ...。
あんな訳分からん怪物なんかどうやって倒すのさ...、ムリだよ...。
『レーマ•カル•ジ•マーダ』
ん?何か浮かんだ?言ってみるか。
「レーマ•カル•ジ•マーダ。」
「おいおい、ヘル...何言っちゃってんのさ。」
「カルさん、ヘルさん、あのクリーチャーの様子が変です。」
ん?どしたん?変って...。
「やるなヘル、クリーチャーが大人しくなってるよ。」
「みなさん、今がチャンスです。あのクリーチャーを倒しましょう。」
倒すって...、なんか可哀想だよ...。
ペットにして飼えないかなぁ...。
『キュル•ミナール•ディ•ナージム』
えっ、まただよ。何で浮かぶんかな?
まあ、言ってみるか。
「キュル•ミナール•ディ•ナージム。」
「あら...、クリーチャーが...。」
「何かチビっこくなってく...。」
クリーチャーはトコトコヘルの所に来た。
「なに、この子...。めっちゃカワイイ!」
「なあ...ヘル...まさか...。」
「私この子飼うよ。」
「ヘルさん、今の姿はカワイイですが、元々未知のクリーチャーです。気を付けた方がよくないですか。」
「私のクーちゃんだもん。絶対飼うからね。」
「クーちゃんって...、犬や猫とかじゃないんだよ。ヤバい生物なんよ。」
「いいもん、カルやナルがやらないなら私一人で面倒見るもん。」
「まあ、面倒見ないとは言ってないが、大丈夫かな。」
「クーちゃんはイイ子だから大丈夫だよ。」
「まあ...、寮に...帰るか...。」
寮室にて。
「ところでさ、さっきヘルって何か唱えたよね。」
「あれは一種の魔法詠唱ですね。いつの間に覚えたんですか。」
「分かんないケド、頭に浮かんだ。」
「ちょ、ちょっと待ちなよ。浮かんだって...、あんな難しい詠唱が思い浮かぶもんかい。」
「うん、何でかな?勉強したことはないけどね。」
「いつも居眠りしているヘルさんが覚えたとは信じがたいんですが...。」
失礼だな...、まあ居眠りしてるケドさ...。
「なあ、ヘルって睡眠学習してるんか?」
はっ?睡眠学習してたんアタシ...。
「何かまだ詠唱が浮かぶかもよ。」
「なら今浮かぶかい?」
んー、何も浮かばん...。何でだろ...。
数日後。
「あのクリなんとかの事、分かったよ。」
「未知じゃないのかい。」
「ヘルさん、どうやって確認したんですか。」
「クーちゃんが教えてくれたよ。」
「ん?アタイの聞き違いかな...。あのクーちゃんがしゃべってヘルに伝えたんかい?」
「クリーチャーも話せるんですね。」
「違うよ...クーちゃんはしゃべれないよ。」
「いやいや...おかしいやろ...、何で話さないのにヘルが分かるんだよ...。」
「この紙に書いた...。」
「どれどれ...、きったない字で読めないよ...。」
「クリーチャーが丁寧な字を書くとは思えません。ヘルさんの落書きですかね。」
嘘じゃないもん...。クーちゃんがガンバって書いたんだよ。何でクーちゃんの気持ちが分からないのかな...。
『サージ•カルデ•ミーム•キラ』
なしてこんな時に浮かぶかな...。まあ、言ってみるか。
「サージ•カルデ•ミーム•キラ。」
「ようやっとしゃべれるようなったな。」
「えーーー、クリーチャーがしゃべった!」
「どういう仕組みでしょうか。分からない...。」
「クーちゃん、話せるんだね。」
「クーちゃんとか言うな。俺様はバラシムってんだ。」
「へっ...バラバラ...。」
「バラシムだ。いいか、今はお前の魔法でこんな姿だが、いつか元に戻ったらそん時は...。」
「バーちゃんだね。」
「なっ...なんでBBAなんだよ!変な名前で呼ぶんじゃねぇ。」
「バラシムさん、ヘルはほっといて、あなたはどんなクリーチャーなんですか。」
「ほう、ナルとやらは分かるヤツだな。俺様は力のエレメントを持つ者なのさ。」
「つまり、元の姿なら怪力だと言いたいのですね。」
「まあな。だが、こんな姿では何も出来ん。」
「ヘルさんはかなり強力な詠唱をしているようですが、無意識に唱えているので、コントロールするのは難しいみたいですね。」
「バラシムは何であの建物にいたんだい。」
「そう言うカルは何で入れた。」
「適当な呪文言ったらドアが開いたよ。」
「......マジか...。」
「ねぇねぇ...バラちゃんならいいかな...。」
「もう...好きにしろよ...。」
第4話 予告
謎のクリーチャー、バラシム。何故建物にいたのか...。その正体とは...。
次回 「謎のクリーチャーバラシム」
相変わらずの3人組。新たな仲間?!バラシムを加え、いよいよ学園の真相に迫ります。
ではまた。




