第2話 迫る魔物の危機
登場人物紹介
ヘルミナート 通称ヘル、新入生
カリエット 通称カル、新入生
ナルモニーナ 通称ナル、新入生
ヤコビッチ 魔法学園校長
バルナハル 新入生の担任
ダージルマ 新入生の寮長
ミレーナル 魔法学園の生徒会長
*登場する名称は全てフィクションです。
魔法が存在する世界。
人々は正しい魔法を学ぶ為、魔法学園に通う。
これはそんな学園に入ったばかりの3人の新入生に巻き起こるお話し。
さてと、生徒会長ってどんな人かな。
「それでは、ミレーナル生徒会長からお話しがあります。みなさん、よく聞くように。」
「紹介頂いた私が生徒会長のミレーナルです。」
なんか、カッコいいじゃん。ナイスな先輩だよ。
「みなさんには、魔法の勉強はもちろんですが、学園で活動しているサークル、部活にも積極的に参加してもらいたいと考えます。」
何かやりたいケド、やれるものあるかな...。
「尚、一部の部活は現在中止しているので、確認するようにして下さい。」
人数が少なくて出来ない部活もあるんだね。
何部だろ...。
「ナルちゃん...、休止の部活って...。」
「アニメ研究会とかミステリー研究会だったりして...。」
マジでありそう...。
「では、みなさん。良き学園生活をお送り下さい。あっ、そうそう。」
ん?なんかあるんか?
「寮の奥に建物がありますが、絶対近づかないようにして下さいね。命の保証が出来ないので。」
なに!ヤバい建物だって?こう言うのカル好きそうだな。
「ねぇねぇ、ヘル、ナル。行くよね、奥の建物。」
だから言わんこっちゃない。命がけなんだよ。
「カル...流石にヤバくない?」
「まずは調査してからですね。あら...ヘルさんはビビりですか?」
おいおい、ナルさん。止めておくれよ。
何で2人とも行く気マンマンなんだよ...。
「いやいや、調査とか止めておこうよ。危ないみたいじゃん。」
「まあ、ビビりのヘルは放っといて作戦会議だな。」
やめてよ...、私ビビりだけど命おしいし、入学早々ダメだよ...。
「やっぱ止めない?」
「ヘルさん、我々は運命共同体です。3人で建物を探索しましょう。」
だからさ...共同体の使い方おかしいって...。
もう...行くしかないか...。
寮棟の奥には古い建物があった。
「先輩に聞いたらさ、あの建物の中には何かいるらしいよ。」
その『なにか』がヤバいっての。
「幽霊とか?」
「いいえ、どうやらクリーチャーのようですね。」
くり...?ちゃん?何なのそれ?
「そのくりちゃんって何かな?」
「ヘルさんは覚えていないんですか。クリーチャーは生物ですよ。」
「ゴメン...寝てたから...聞いてない...。」
「ナル...ヘルに何求めてんの...。」
「そうね...ヘル...ゴメンなさいね...。」
ちょっと待ってよ...、私そんなにダメな奴なのかい?
「今度はきちんと勉強するよ...。」
「それでさ、建物の調査だけど今度の週末なんてどうかい?」
「いいじゃないですか週末。なら準備始めますね。」
「なんで私が...。」
週末。
「ナル、準備は?」
「大丈夫ですよ、カル、ヘル。こちらに揃えましたから。」
何か凄い装備があるよ...。
「これ...どう使うの...?」
「ヘル、無闇に触ると危険ですよ。使い方は教えますから。」
そんな道具、どっから取り寄せたんだよ。
アラゾンとかかい?
「何かあの建物から変な声...聞こえない?」
「さあ...何も聞こえませんけど...。」
ん?私だけかい、聞こえるの...。
確かに何かの唸り声みたいだったけどね。
「じゃあ出発しよう。」
カル...張り切り過ぎだよ...。
奥の建物。
「この建物...入口どこ?」
「恐らくマジックトラップもありそうですね。」
「じゃあ、開けドアとか言ってみたりして...。」
建物の中央に入口が開いた。
「なんか...開いたんですけど...。」
「マジか...、開いちゃったよ...。」
「では、中の探索と致しますか。」
建物の中は暗い。懐中電灯で照らす。
「ん?何か声出した?」
「何言ってんだよヘル。誰も話してないよ。」
「ヘルさん、空耳では?」
いや、確かに聞こえたよ。あれはクリーチャーの声だね。
「そういや、クリーチャーってどんな鳴き声するのかな。」
「流石にクリーチャーの声を聞いた話は無いので分かりませんね。」
「まあ、魔物みたいな声だったりして...。」
魔物ねぇ...。えっ!魔物の声?
いる...、確かに建物の奥に気配を感じる。
あれは、見たことも無い生物!
「アル、ナル、奥に魔物がいる!」
「よく分かんないケド、ヘルには見えるんだね。」
「ヘルさん、魔物の動きを伝えて下さい。何故か我々には見えないみたいです。」
しかし...何で私だけクリーチャーの声が聞こえるんだろう。
まあ、いいや。今はヤツの対処が先だね。
なに...近づいて来たよ...。
「あの魔物来るよ!右にいる!」
3人の右から何かが放たれた。
「うわっ...危な...。」
何とかあの魔物をみんなに見えるように出来ないかな?
『ナルマ、キナーゼ、イル、シャーナル。』
何か頭に浮かんだ!
「ナルマ、キナーゼ、イル、シャーナル!」
ヘルが言い放つと目の前に魔物が姿を現した。
「ヘル、やるねぇ。さあ、あの魔物を処理するかな。」
「ヘルさん、アルさん、あれは未知のクリーチャーです。気を付けて下さい!」
第3話 予告
3人の前に現れた未知のクリーチャー。
果たして退治することは出来るのか?
次回 「魔物討伐戦」
いよいよ戦闘開始だよ。
3人組のコンビネーションはいかに。
ではまた。




