第1話 ようこそ魔法学園へ
登場人物紹介
ヘルミナート 通称ヘル、新入生
カリエット 通称カル、新入生
ナルモニーナ 通称ナル、新入生
ヤコビッチ 魔法学園校長
バルナハル 新入生の担任
ダージルマ 新入生の寮長
ミレーナル 魔法学園の生徒会長
*登場する名称は全てフィクションです。
魔法が存在する世界。
人々は正しい魔法を学ぶ為、魔法学園に通う。
これはそんな学園に入ったばかりの3人の新入生に巻き起こるお話し。
「今日からこの学校に通うのかぁ。」
わたし、ヘルミナートはついに魔法学園に入るのだ。
校門の前にいたら誰か来た。
「あなた、新入生でしょ。」
誰?先輩かな?
「あっ、はい。今日からです、先輩。」
「何よ、私も今日からなんだけど。先輩って...老けて見えるのかしら...。」
何だ同級生なんかい。
「私ヘルミナート、あなたは?」
「私はカリエット。カルって呼んでね。あなたは...ヘルでいいっか。」
ヘル...何でヘルなの?まあいいけど。
「まあ、お二人さん仲がいいわね。」
ん?後ろから誰か来た。
「あなたは?」
「私はナルモニーナ。今日からここの生徒よ。」
「ならナルちゃんだね。私カル。」
「何か、ヘル、カル、ナルっていいなぁ。」
「ええ、今日から3人仲良くいきましょう。」
「じゃあ、教室でも行くかな。」
「ここだね、教室。」
「どんな魔法するのかな。」
「まだ始まったばかりですよ。」
担任の先生が教室に入って来た。
「えー、みなさん。私がこのクラスの担任、バルナハルと言います。新入生のみなさんとこれから魔法について学んでいきます。」
なんか優しそうな先生だな。
「これより新入生のみなさんには校長からのお話しがありますから、講堂に移動します。くれぐれも列から離れないように。」
カルが手を上げる。
「先生、列から離れるとどうなるんですか。」
そりゃ迷子になるんじゃないか?
「みなさん、ここは魔法学園です。列から大きく離れると魔法により何が起こるか分かりません。くれぐれも注意して下さいね。」
迷子どころの話じゃないよ。ヤバくないかい?
「何かさ...魔法の仕掛けとかありそうだね。」
おいおい、カルさんよぅ。良からぬ事考えないでおくれよ。
「では講堂に行きましょうか、ヘルさん、カルさん。」
ナルさんは落ち着いてるなぁ。
講堂に着いた。
誰か壇上にいるよ...校長かな...。
「それでは校長先生よりお話しがあります。」
やっぱあの人が校長か...、ハゲてるし...。
「えー、新入生のみなさん。えー、本日はお日柄も良く...。」
結婚式かい...、何で天候とか何だよ...。
「えー、この学園の、えー設立から...。」
ハゲ校長、えーが多すぎなんだよ。
それに話しつまんないし...。
「えー、ということです。」
「ヤコビッチ校長ありがとうございました。」
やっと終わったよ。えーハゲ校長。
「つまらん話だったよ。」
「何かさ、天井のライトで頭光ってたね。」
「磨きが光る頂点ですわね。」
ハゲどうでもいいから...。
「ところでさぁ、ヘル、ナル、後で校舎探検しないかい?」
いるんだよ、何でも探りたくなる奴が。
「さっき危ないとか先生言ってたよ。」
「もう少し様子が分かってからの方がいいのではないでしょうか。」
やめてよ、ナルさんまで...、様子分かったら行くってことでしょ...。
「いいねぇ、ならもう少し情報収集してからだね。」
ちっとも良くない。魔法とか下手に発動するとヤバいからね。
「私は止めておくよ。」
「何?ヘル行かないの?」
行く訳ないでしょ。何があるか分かんないんだから。
「危ないことはしない方がいいかな。」
「そう言うこと言う人が一番行きたいんじゃないの?」
そりゃアンタだろ、カルさんよぅ。
「そろそろ授業が始まります。教室に戻りましょう。」
ナルさん...アンタ保護者かい...。
「ふぅ...、授業終わったー。」
「これから寮だな。」
「ええ、寮棟に移動しましょうか。」
教室を出て寮のある建物に移動する。
「ここが寮棟...。」
「うちらの拠点だね。」
拠点とか言わないでよ。秘密基地みたいじゃない。
「これが部屋割です。私達3人は同室ですよ。」
何だかなぁ...ずっと一緒じゃない...。
翌日。
「本日は生徒会長より部活のお話しがあります。放課後講堂にみなさん集合して下さいね。」
「ねぇねぇ、カルとナルは部活どうする?」
「私はスポーツなら何でもいいよ。」
そんな気がした...。
「私は楽器でも演奏しましょうかね。」
うんうん、やっぱそうだよね。
「そう言うヘルはどすんの?」
えっ、私...どうしよ...。
「私はアニメ研究会かな!」
うっ...しまった...、ついヲタの血が...。
何とかならんか...。
「何か...ヘルらしいよね...。」
「ヘルさん...ヲタですからね...。」
ヤベー、やっちまった...。最近さぁ...学園で魔法ばっかりだったから、アニメに飢えてたんだよ。
「なんて、冗談だよ。アニメじゃなくてミステリー研究会だよ。」
「何かさ...ヘルの趣味って...ナニだな...。」
「ヘルさん...大丈夫ですよ...、頑張って下さい。」
いやさ、こう言うのしか思いつかんのよ。
サッカーとかテニスみたいなの苦手だし、演奏とか絵画なんか下手っぴだし。
「まあ...テキトーに...考えるよ...。」
私の部活...どうしよ...。
第2話 予告
学園に迫る魔物。3人の前に現れた驚異の生物!迫る危機にどうするヘルカルナル?
次回 「迫る魔物の危機」
本当は2月スタートを考えてたんだけど、三条百合子が厳しいからこっちからスタートしたよ。
まあ、3人組の活躍に期待だね。
ではまた。




