運用策定編その1~全体方針と、遠距離戦フェーズ~
ちょいと長くなるので、運用策定編は二つに分けます。
いまさらですが、軽い展開ネタバレがあるのはごめんなさい。完全になしでは書けないようですorz
●運用策定はじめまーす!
さて、だいたいの造形ができたので、運用をきめます。
どこがどんな順番で、どういう風にアクションするか。
必要に応じ、造形にもフィードバックすることにします。
大前提として、全部分一斉に一緒に動かれちゃーさすがにたまんねえ(っていうか部位同士が互いに邪魔しあう組み合わせもある)ので、基本的に『より大規模&遠距離対応の部位から順次行動(ものによっては無効化される)』という方針にします。
●まず、縁の下の力持ちたちを。
光輪、追加の顔ふたつと翼たち、そしてコンセントは強化がかり&ルクの味方たちの保護担当なので、最初から終盤まで粛々と役目を果たし続けることで仮決めです。
のちのフェーズで、必要に応じてアクションもしてもらいます。
●グッジョブ、ドラゴン!
一方で、攻撃の火蓋を切って落とすのは、両肩から生えたドラゴン頭の吐くドラゴン・ブレス。主人公たち全員をまるっと狙う全体攻撃です。
下手なタイミングで吐くと他の部位の邪魔をしてしまいかねないので、一番槍を担ってもらうのがいいと考えました。
では、ふたつの頭がはいてくるブレスの『種類』を決めましょう。
見栄えの面から炎は採用です。
二つの頭に同じものを吐かせればこれ以上考えなくって済、もとい手軽ですが、それだとなんとなく面白くない気がしました。
冷気・氷のブレスとぶつけあわせてメドロー……ごほんごほん、水蒸気爆発?
もしくは、毒のブレスではどうか、いや炎とぶつかったら燃えちまわないかい? うんにゃ、燃えないものもあるんじゃないの?
決め手がつかめぬまま、いろいろと調べているうちに、面白いことが明らかになりました。
ある種の危険物の挙動が、非常に興味深いのです。
単体では燃えないが、可燃物と混ざると俄然、ちょー燃えるようになる。
これは、どんでん返しにぴったりです。
ちょうどよいことに、それと見抜きやすい特徴まであります。
そんなわけで、ふたつのブレスは『炎』と『第6類危険物を主とした腐食毒(刺激臭……ツンと酸っぱいにおいがするもの)』と決定。
これを終盤に使う。イコール、序盤に使おうとして使えず、忘れたころに炸裂、という展開にしよう、と大枠を決めました。
●そこから敷衍していきますのよ?(大枠をガシガシ決める)
せっかくの縛りなので、これを主人公サイドにも影響させることにします。
ルク同様、主人公たちも強力な遠隔攻撃をもってます。なんなら主人公のバディが遠距離攻撃もよゆーで可能な最強アタッカーです。
やつにガンガン攻撃打ちまくられると、ほかのみんなの出番がマジなくなります。
それを防ぐためにも『(互いに)大規模遠距離攻撃をしばらくすることができない』セッティングをします。
どうしたらいいのか、これは、簡単に答えが出ました。
物語の序盤から幾度も顔をだしていた、ある種の可燃物(ヒント:白くて粉状でクッキーとかになるやつ)を風船に込めて飛ばすのです。
ドラゴンブレスが当たれば、風船は当然にして割れ、なかの可燃物は拡散。ふたつのブレスとまじりあって、強烈な爆発が引き起こされます――それも、ルク本人も耐えられないレベルのものが。
初手で自爆させられたらたまらないです。ルク(のドラゴン頭)はそんなわけで、当面ブレスを吐けなくなり……
主人公サイドも、風船を壊してしまうような攻撃は封じた状態で、序盤を戦うことになります。
もちろん、大規模遠距離攻撃はバトルの華。最初から最後まで出せないとつまりません。
ある程度のところで一度ドラゴンの頭たちが討ちとられ、その時点でどばばーんといくことにしましょう。
頭たちのほうも、戦いの終盤に何らかの形で復活、ずばばーんとどんでん返し(もちろん主人公たちがかっちょよく切り抜ける)を担ってもらうことにします。
●どんどんいこう(ちょっとだけ順番前後)
ドラゴン頭ズと序盤・終盤についてだいたいいいかんじに決まったところで、つぎに行きましょう。
『より大規模&遠距離対応の部位から順次行動』という方針に基づけば、次に行動するべきパーツは、大地のチカラをまとう足、海の属性を宿すしっぽ、そして重力担当の背びれ。
地震、プラス津波攻撃、プラス逃げ封じの重力攻撃とガンガンたたみかけるやつです。
が、風船そのまんまはさすがにナシです。お邪魔ちゃんなのです。
そのため、ここで順番繰り上げて、射撃を実行することにします。
具体的には『空の民』の翼を羽ばたいて、追い風を起こし……
風船を吹き散らそうとしつつ、銃とボーガンによる掃射を威力マシマシでいっちゃいます。
もちろん『スペルカード』を用いての強化も加えちゃいます。
この攻撃は『空の民』代表、射撃担当、カード使いの仲間たちがしのぎます。
ここでカギとなるのは『スペルカード』――魔法の効果をカード状に凝縮したもので、その戦い方はぶっちゃけトレーディングカードゲーム風です。
追い風と射撃による攻防と同時に、カードによるコンボ合戦が行われます。
これを主人公側のカード使いが制したことで、はいぱールクは射撃を中止することになります。
そうして、ルクは保留していた『足+しっぽ+背びれ』のコンボ攻撃に移行します。
こちらもたいがいヤバい攻撃ですが、強ーい味方たちが封殺します。
対してルクは錫杖をひとふり、比較的小型の召喚獣をだしてきます。
これはとにかく数をいっぱい出してきますが、完全に前進を阻むほどのものではありません。主人公たちがいっせいに前進、一部がルクの腕と交戦を始めることとなります。
かくして、遠距離戦フェーズはおわり。
近距離戦フェーズに移行します。
ブレスのあたりは「マジこんなんあるんかいっ」と見つけて驚きました。
意外と世の中「こんなんあるなかなー→マジあったぁ!」があるものですね♪