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祟らずの狐

作者:美祢林太郎
 昔々、ある村にキツネの母子4匹が仲良く暮らしていました。父親のシゲは末っ子のヒデを守るために、オオワシと戦ってすでに亡くなっています。ある家のニワトリ小屋が何者かに襲われ、その犯人がキツネだとされ、村では大々的なキツネ狩りが始まりました。姉のセリは鉄砲で殺され、兄のマサは罠にかかって死にました。村ではたくさんのキツネが殺されましたが、母のクミが神社で射殺されたのを最後に、キツネ狩りは終わりました。それから村は干ばつとネズミ被害に襲われ、米がほとんどできず、子供たちは町に売られて行きました。凶作だったことがキツネの祟りだと噂されるようになり、村では大掛かりな祈祷が行われ、狐塚ができました。それから代々、この村は狐村と呼ばれるようになりました。
 現代になって、狐村は過疎化が進み、村長はキツネを前面に出して大々的に売り出すことにしました。キツネ公園を作り、キツネの品種改良を繰り返し、ペット用の従順なキツネを作り出すことに成功し、大ヒットしました。しかし、日本中に風邪の症状に似た感染症が拡がっていき、その感染源がキツネだという噂が立ちました・・・。
 人間は自分の犯した悪行をキツネのせいにしますが、罪を擦り付けられたキツネは人間を祟ることができるのでしょうか・・・。
0 予告
2022/07/31 18:00
4 人間の顔
2022/08/04 00:00
5 神様
2022/08/05 00:00
6 殺狐者
2022/08/06 00:00
7 姉さんの死
2022/08/07 00:00
8 狐狩り
2022/08/08 00:00
9 母さんの死
2022/08/09 00:00
10 祟り
2022/08/10 00:00
11 ぼくの回想
2022/08/11 00:00
12 幸ちゃんの狐
2022/08/12 00:00
13 狐の嫁入り
2022/08/13 00:00
14 ペットキツネ
2022/08/14 00:00
16 狐の帰還
2022/08/16 00:00
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